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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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11/202

「プログラムされた影」

読者の皆様、こんにちは。

いつも『黒き天使の宇宙』を読んでいただき、本当にありがとうございます。

今回はレオンとリーの修行が続く中、物語の裏側で新たな動きが始まります。

表では見えない陰謀、そして新たな敵――スピルリの影が、ついに動き出しました。

この章は、これから起こる大きな戦いの前触れとなる重要な回です。

レオンの成長だけでなく、彼を取り巻く世界が少しずつ変わり始めます。

ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

第11話「プログラムされた影」

古代の神殿跡地。

崩れた石柱と割れた床の上で、レオンは静かに呼吸を整えていた。

荒れた風が吹き抜ける。

彼の体の周囲に、黒い粒子のような霊気が漂う。

次の瞬間――

瞳が黄金色に染まり、指先から黒い爪が伸びた。

腕には黒い体毛が浮かび上がり、半獣の姿へと変わり始める。

「……これを……使えれば……」

レオンは拳を握る。

(この力を……守るために使えたら……)

しかし胸の奥で、カイロスの力が脈打った。

不安が生まれた瞬間、力は暴走する。

空気が爆ぜる。

「グァアアアッ!!」

衝撃波が神殿の床を砕いた。

リーが一瞬で距離を詰める。

「レオン!!」

集中した一撃で腹部を打ち抜き、そのまま地面へ押さえつけた。

「俺の声を聞け!!お前はまだお前だ!!」

荒れ狂っていたレオンの瞳が揺れる。

やがて光が消え、爪も牙も消えていった。

レオンはそのまま意識を失い、リーの腕の中で崩れ落ちた。

「……まだ、時間が必要か」

リーは静かに呟いた。

一方――エクスプリアン評議会の秘密室。

三人の評議員が、ホログラム越しに訓練の様子を監視していた。

「不安定すぎる。あれは生きた災害だ。」

「リーが味方しているのが問題だな。」

三人目が低く笑う。

「ならば外部に任せよう。スピルリ計画を発動する。」

ホログラムが切り替わる。

灰色の皮膚、猿に似た顔立ちの二体の存在が映し出された。

瞳は異様な光を放っている。

『任務は?』

「クリザーディアンの少年を排除しろ。痕跡は残すな。」

『了解した。』

その背後、巨大な影が立ち上がる。

赤い眼を灯した、装甲の巨人――アンドロイド兵器。

K11基地。

リーの端末に通信が入る。

『重力異常をKデルタ区域で検知。対応可能なのはあなただけです。至急向かってください。』

リーは眉をひそめたが、うなずく。

「了解した。」

眠るレオンを見つめる。

(すぐ戻る……一日だけだ)

リーは転移門を開き、姿を消した。

数分後――

K11の空が暗転する。

赤い光が雲を裂いた。

目を覚ましたレオンがゆっくり体を起こす。

「……何だ、この気配……」

轟音。

巨大な金属の足が大地に着地した。

赤い眼を輝かせる機械の巨人が、静かにレオンを見下ろしている。

月は赤く染まっていた。

――影の暗殺者が、標的を確認した。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

今回から、物語は少しずつ「戦い」だけでなく「選択」の物語へと進んでいきます。

レオンが戦う相手は外の敵だけではなく、自分自身の内側にある存在でもあります。

また、新しく登場したスピルリは、今後の物語に大きく関わってきます。

これから物語のスケールも広がり、宇宙全体を巻き込んでいく予定です。

感想や評価をいただけると、とても励みになります!

次の話もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、また次の話でお会いしましょう!

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