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第71話 私、引っ越し後の行動を再確認する

 私は諦めない。

 小学部の図書室閲覧の許可をもぎ取る為なら、私はいかなる努力も惜しまないつもりである。

 とはいえ、先生に私を認めてもらうまでには、それなりの時間がかかるのもまた事実。

 それまでは、本家の書籍を読みふけることにする。

 更に望むなら、本家の書架に入り浸りたい。

 だがそれもままならない。

 私には使命があるのである。

 使命というと義務と取られがちであるが、それは私が望んだことでもあると、ここに付け加えておく。

 その使命とは、本家御次男晶露様のお傍近くに控えることである。

 その為の引っ越し、転園であるのであるからな。

 そこでここからは学校以外のスケジュールについて話しておこうと思う。

 端的にいってしまえば、私の平日は幼年部の授業が終わった後、晶露様と合流し、迎えの車にて本家に行き、晶露様の部屋で、妖精のロウと合流し、3人で過ごした後、夕食を済ませ、晶露様の就寝の手伝いをして、自宅に帰るのが基本になる。

 平日はなかなかのハードスケジュールである。

 ほぼ自由時間はないといえよう。

 晶露様の就寝の手伝い、それが一番悩ましいところである。

 夜は昼間よりも精神が不安定になる。幼児ならなおさらである。もっと言うならば、母親不在であるのも拍車をかけているのである!

 普段聞き分けのいい晶露様であるが、寝る前は少しわがままになる。

 寝付くまで、傍に居て欲しいと願うのである。

 私はその願いを突っぱねることなどできない!やりたくないのである!

 その為、晶露様の就寝に連動して私もそのまま眠りに誘われ、結果本家に泊まるという場合も多々起っている。前世の記憶があれども私の身体はまだ5歳の身である。これはやむを得ない事象と言えよう。

 決して言い訳ではないことをここに記しておくのである!

 土日の過ごし方についても少し触れておこう。

 土日は幼年部も休みの為、本家には行かずに、自宅にて時を過ごすことになる。

 土日のみが私の自由な時間となる。

 私は本家から借りて来た書籍を自室にて静かに読むのを至福としているのであるが、しばしば両親が私の自室に突撃してくる。警備の仕事は土日関係ない場合が多いのであるが、必ず両親のどちらかは家にいてくれる。

 そしてスキンシップに励みにきてくれる。

 それは決していやではなく、両親との戯れも私の日常の癒やしになっているのは言うまでもない。

 前世とは違って早期に親との別れはないとは思うが、存分に親のありがたさを身に受けるのはこれまた私の喜びである。

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