表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
151/164

第150話 私、パワースポットより、無事帰還す

 そして、取り残された私たちはというと。

 早々に術式陣を使って、細井川へ引き返した。

 亡霊の浄化が終わったが、まだこの水死体の処置が、残って居る。

 が、今できることはない。

 コワタミ様と約定を結んだ者の調査が先である。

 その為、今日はこのまま本家へと帰宅し、後日調査を終えた後に、処置を進める事になったのである。

 まだ松也さんの腕の中で、寝落ち中の晶露様を含め、私も疲れがピークである。

 ロウも私の腕の中で、こくりこくりとしている。

 望めるならば、海辺の術式陣を描き写し、じっくり調べたかったが、私とて雰囲気を読むことはできる。希望を口にすることはしなかったのである。しかしその代わりとして、心で血の涙を流すことになったがな!

 ああ、できるなら、海辺の術式陣、細井川にある術式陣を、じーっくりと調べたかったのである!

 金の魚の行方も捜したかったのである!

 一言言ってやらねばならぬからな!

 しかし、それらの切なる思いをおいて、私たちは早々に本家へと帰宅したのである!

 ああ、無念!無念である!

 本家に帰る車中で、寝落ちしたのは、仕方がないのである。

 決してふて寝ではないことをここで記しておく!

 本家に到着すると、あの洞窟に残して来た水死体を、早々に対応しなければならないらしく、若君と三弥さんは慌ただしく本家の廊下を歩いていった。

 うむ。いつまでも放置しておく訳にはいかぬものな。

 今まではコワタミ様が他者の侵入を防いでくれていたのかもしれないが、コワタミ様が我らに託され、海にお帰りになられた。

 今あの洞窟はコワタミ様の監視から外れてしまっているかもしれない。

 となれば、誰か侵入するかもしれない。

 海からの侵入は渦が巻いているから無理だろうが、陸地からはわからぬからな。

 面倒なことになる前に、対応する方がいいだろう。

 私は車内で短期間でも熟睡できた為か、少しすっきりして、松也さんに抱っこされた晶露様とともに、晶露様の部屋へと向かう。

 お部屋に着くと、晶露様はベッドにそのままインである。

 全く起きる気配がない。

 5歳の身では、なかなかハードな一日であったに違いない。

 私とて、今日一日盛りだくさんで、迎えに来る予定の母を、目を開けて待っていられるかどうかと思う程に、疲れはある。晶露様のお部屋についた途端に、ほっとしたのか、眠気が再び襲って来た。

 野衣さんが私に、蜂蜜入りホットミルクを出してくれた。

 うーん。眠気が更に増してくる。松也さんは晶露様をベッドに寝かせると、早々にお部屋を出て行ってしまった。

 ロウも、自身の寝床で、爆睡中である。

 部屋は静か。

 眠りを誘う要素、満点である。

 が、私は中身は大人である。

 寝落ちするなど、しないのである。

 私はなんとか目を開けて、来てくれた母に連れられて、車に乗り込む。

 そして車に揺られながら、晶露様が起きた時に、自室だったことに落胆しないといいなと思いつつ、少しの間、目を瞑った。

 はあ。めまぐるしい一日であったよ。

大海、次に目を開けた時には、自身のベッドの中w

いつもお読みいただき、ありがとうございますv

もし少しでも続きが読みたいっと思っていただけましたら、☆をぽちりとお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ