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精霊様・・・精霊長に会いました

「ここはどこでしょう?」

気付いたら知らない道に来ていました。

「さて、歩きまわったら余計分からなくなってしまうな」

どうしたもんだろう?元の道を歩いていけばいいか・・


・・・・・リ・・・ユ・・・

なんだろう?まぁ気にしなくてもいいですよね?


・・・・ユー・・・ユーリ・・・!

「ん?誰か呼んだ?」

後ろを見てみるが誰もいない。

見当たるのは・・・・木と草・・

「なんだったんだろ?」

気にしつつも歩いてきた道を歩いていく。

「ユーリ様!」

ん?と後ろを見ても誰もいない・・・

空耳?思って歩き出す。

「上を向いて」

上?と思いつつも見てみる。

バサバサという音が聞こえてくる。

一瞬だけ強い風が吹く。

「なに!?」

青色の鳥が飛んでいた。

そう、青い鳥・・・

そう聞くと普通じゃんとかおもいそうだが、目の前にいる鳥は普通ではない。

普通の鳥の何倍、何十倍もある青い鳥。

「何?」

鳥はその声を合図に小さくなっている。

小鳥サイズになったのか、上から鳥が下りてくる。


「ユーリ様・・・気付いて下さりありがとうございました。」

鳥は少年のような声で話す。


話した?え?魔獣は話さないし、聖獣も話さない。

となると、後は精霊だけだが・・・・

一応の確認のために聞いておく。


「あの、違ったらすいません。精霊ですか?」

「はい。私は水の精霊長をしております。名はウィンディーネと申します」

そのままかい!と叫んでしまいそうになる口を押さえつつ冷静になる。

少し落ち着いたところで・・・


「で?私に何か用ですか?」

「敬語を使わなくても結構です。使われる者では私はありません」

「あの・・・人違いでは・・・・」

精霊にそれも精霊長に敬語を使われる覚えはない。

そう伝えると・・

「いいえ!絶対にあなたで間違えありません!」

いやだから・・・覚えが・・・・

「異世界から転生してきましたよね?」

ありました・・・・

で、でもそれが敬語につながるなんて・・・

「本来、こちらで生まれるはずだったあなた様が力を使って異世界に飛んだんですよ」

「そうなんですか?」


「そう、精霊王として生まれるはずでした・・・しかし、あなたは異世界へと行ってしまわれた。そして私たち精霊は気付いたのです。私の世話をしたければ見つけ出してみろと言っているのだと」

私そんなこと思っていません・・・・妄想ですか?

「それから、私たち精霊はがんばってあなた様を探しました。5年前あなた様の強い力を感じ、もしかしたらと一軒の家に行きました。そして見つけたのです。双黒のあなた様を・・・・」

「で?わたしがその双黒だって?」

「はい、間違いありません」


「転生してきたのは認めるよ?でもさ精霊王というのは・・・・」

「高い魔力を持っているのに発動するのは難しいでしょう?そして、魔法?というのを使っていらしゃる。それは精霊王の力です。あの男の子を助けるときに使っていらっしゃいました。それで確信が持てました」

にっこりとしながら言うので私も笑うことしかできません。


「精霊王ということは認める。で?私は何をすればいいの?」

「何もしなくてもいいのですよ?ただ幸せになって下されば。それだけで私たち精霊は力が安定し強くなりますから。私は力不足ですがユーリ様の世話係をさせていただきます」

せ、世話係?

「そんなのしなくていいから!ひとりでもできるよ」

「では、私は何を?」

仕事を与えればいいのか?

「なら、いろいろ教えて?それから話し相手になって?」

「話し相手?。申し訳ありませんがそれは・・・」

「できない?なら別にいいんだよ?あなたは帰っても・・」

「で、ですが・・・・」

「ふーん、ならいいよ。ばいばい」

「お待ちください!分かりました・・・・。話し相手になりましょう」

にやりと私は笑ってしまったような気がする

「そう?なら敬語もなしね?それからウィンって呼んでいい?」

「お好きなようにお呼びください。ですが敬語は・・・」

「ウィン?」

ニッコリと笑いながら言う。

「ビクッもう好きなように・・・任せる・・」

「それでいいんだよ」


「さて、私5歳になったから、魔力をはからないといけないんだけど・・・、魔力高いんでしょ?だから少しにしようと思って・・・どのくらいがいいと思う?」

「うーん・・・平民ぐらいに設定でいいんじゃない?」

「そうだね」


『魔力設定』淡いピンク・・・普通の人より少なめに


「これでいい?」

一応確認してOKをもらった

「これでお父さんに捨てられる・・・・」

「捨てられてもいいの?」

「いいんだよ。お父さんはお金に目がくらんでいるから。高いと利用されるんだよ・・」

「そう」


「さて、行くよ?」

地面にいたウィンが私の肩に乗る

「なんでこの姿なの?」

「だってでかいと近づけないし」

苦笑しながら歩いていく。

世間話をしていると家に着いた



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