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精霊様・・・お兄様の過保護発言とお父様の暴力

ゲニウスの塔から帰って1週間が経ちました。


私を産んでからのお母様は徐々にやつれていきました。

けど、お母様はとても私に優しくしてくれました。


お兄様3人も、意地悪はしてきますが、とても良くしてくれます。

あとの2人は・・・・・・。


問題はお父様です。何故か知りませんが、お金に目がくらみ始めました。

魔術師の素質を持つ子や精霊に愛されし子を売ると大金になるらしい。


お兄様二人がお父様によってどこかに売られました。

どこにいるかも分かりません。



後の3人のお兄様は、いつ売られるかもわかりません。

おそらく、娼館売られるだろうと言っています。娼館というのは体を売る人が働いているところです。私が知っている娼館は女の人が働いていると思っていましたから、お兄ちゃんが働けるのかと思っていました。だって店に来るのは男ですよ?と疑問に思って調べた結果、そういう趣味の人も少なくないんだとか・・・・。

娼館に売られるのに何でそんなに冷静でいられるのと聞いたことがあります。

「だって、抵抗しても、仕方ないだろう?売られても、逃げるから大丈夫だよ。それに逃げたら、母さんや兄弟がひどい目にあってしまうかもしれないだろ?父さんに売られて、困ったらたまずお兄ちゃん達の名前を呼びな?」

「そうだよ。それにここに居たって利用されるだけだしね。あのバカ親父はもうだめだ。可愛いこの子を置いていくことになるけど。でも必ず強くなって見せるから」

「それに可愛い子がいじめられたらだめだしね。まぁ母さんには幸せになってもらいたかったけど・・・・ユーリが困ったら必ずかけつけるから」


どんだけ過保護なんでしょうこの3人のお兄様たち。

いいえこの3人だけではありませんでした。売られていった二人の兄たちもです。



売られた2人のうち1人は魔術師の素質があるからといって売られ、もう1人は精霊に愛されし子ということで売られて行きました。

二人のお兄様が私に言った言葉はなんとも過保護な言葉でした。

「お兄ちゃんはユーリの味方だからな?絶対に強くなって偉くなって迎えに行くから。俺は、魔術師の素質があるらしいから行くけど。何かあったら叫べよ?」

「まだ10歳になってないから妹かもしれないが弟でも妹でもユーリはユーリだから。貴族の家に行くけど、脅し・・・説得して、偉くなって高い地位までいって、ユーリが住みやすいようにしてあげる」

でした。


過保護ですよね?脅してとか言いそうになってましたよね?確かにまだ妹か弟かわかりませんよ?

ブラコンかシスコンか分かりませんよ?

私が言いたいのはなぜこんなに過保護かということなんですがね・・・・。



困ったことに上の5人は黒いんですよ。私の前ではかくしているようですが近所の子供たちから恐れられたり憧れたりしています。



「ユーリ。今日はお前の魔力測定だろ?」

「大丈夫だからな?俺たちが売られるまで守ってやるから」

「心配しなくても俺たちがそばにいてやるから」


過保護なお兄様たちに心配されながらもお父様が帰ってくるまで待ちました。

何故かって魔力をはかる時は保護者がいないといけないんですよ。いわゆる保証人みたいな?

お母様はやつれてしまっているのでだめだし、お兄様たちはまだ成人していないのでだめなのでお父様しかだめなんですよ。


それに魔力は測らなくても分かっているので意味ないですよね。だって普通に設定してるから


―ユーリ。なんか来たよ。たぶんユーリのお父さんじゃないかな?―

―ありがとう―


「大丈夫だよ。心配しないでお兄様」

にっこりと笑う。

「こんなに可愛いのに売るなんて何を考えてるんだろうね?」

「そうだな。ユーリが傷つく前に殺すか?」

「じゃあさ、風で突き刺すか、水で窒息死させるか、火で焼きつくすか?どれにする?」

「どれでもいいんじゃない?どれにしろ死ぬだろう?」

物騒です。お兄様・・・。人殺しをしないでください。あなたたちが言うと本当するかもしれないと思ってしまいます。





「おい、帰ったぞ!」

バン!という風に扉を開けたお父様。

大丈夫かな?あの扉・・・

「おい、ユーリ!」

後で直すしかないか・・・・

「ユーリ!!」

ビックといったように反応してしました。

「何をしている。俺が呼んだんだから早くしろよ!」

と言われ殴られました。蹴られました。

蹴られながらお兄様たちを見てみると・・・・はい・・・・お父様を鬼のような形相でにらんでいました。そんなに睨んでたらいくらなんでも気づかれるだろう!

お兄様の1人と目が合い大丈夫という風にお父様にばれないように微笑むと残りの二人に教えて睨むのをやめてもらった。


「おい、聞いていたのか?」

蹴りながら、怒鳴りつけるように言ってくる

「ごめんなさい。聞いています」

私はおびえたように声を出す。


「そうかならいい」

そう言い捨てて最後に強く蹴って

「ほら、立て。魔力をはかりにいくぞ」


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