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後日談 2


 気分良く帰路についていると、私はお屋敷にサンブルク伯爵家からお便りが届いていたのでそれを読み上げる。


 拝啓 陽春の候、売人への断罪において健闘して頂いたこと誠に立派であったと申し上げます。 平素は格段のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。 末筆ながら、エミアお嬢様を筆頭にご多幸をお祈り申しあげます。


 さて 本題ではありますがギルフォード卿は薬物の一切を国王に差し押さえられて、今現在はこの罪の処分について検討中とのことでした。 どうせ死罪なのに何を考えているのでしょうね。


 ただいま 私達は薬物によって被害を受けた人々の救済にあたっており、カウンセリングや治療などに専念しています。 医学は国民を守る為に必要ですからね。 一人でも多く私達も救っていきたいです。 所で国王とはまだ進展がないのですか? もう接吻ぐらいしたのではないのですか? いい加減に世直しなんか辞めて国王と付き合って下さい。


               敬具 マリエル・サンブルグ


 「だから違うって言ってるでしょ! なんなのよもう!」


 「お姉様 朝から騒がしいですがどうしましたの?」


 「おはようマリー。 マリエルが鬱陶しくてつい…… ね?」


 「ーーこの前よりも怖いですわよお姉様!!」


 すると、メイドのカーリーも私達の前にひょっこりと顔を出していた。


 「今日も皆さまお揃いですね! グレイ様はいつ戻られるのでしょうか?」


 「お買い物中だからしばらくしたら帰ってくるわよ」


 「はい! 了解致しました! 私は庭の手入れをして来ますね!」


 またもや、三人が揃うというのも珍しい。


 純潔を奪われかけたのだ。


 相当なまでに考え事をしていたので、三人で会うなどの余裕が無かったのです。


 また、グレイが淹れる紅茶を振る舞って貰おうと妹カーリーと打ち合わせをした。


 ガランッ!


 お屋敷の門が開き私達に挨拶をした。


 「帰って参りました。 やり返して来たのですねお嬢様!」


 「当たり前じゃないグレイ! おかえりなさい。 お茶の準備をして頂戴!」


 「かしこまりました!」


 皆んなを集合させ、妹カーリーとマリー そしてグレイでお茶会を開く。


 「お待たせしました。 いつものアールグレイですよ」


 いつもながら最高に美味である。


 疲れた心を癒す一杯に、私は酔いしれていた。


 「今日の紅茶も格別ですわね」


 私と妹の尊厳を守る為に戦った激動の二日間は、グレイのファインプレーにより私を勝利へと導いたのです。


 「グレイ いつもありがとう」


 飛びきりの笑顔を私は彼に向けていた。



お読みいただき、ありがとうございました!


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次回、完結です。

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初恋だった彼女が死んだ。だから俺はタイムリープした。
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