祝話 マルコ&ニコレ
幸せな話が書きたかったのです。
次章は黒死病がでます。
書きながら何度も書き直しました。
難しい!から今は幸せな話がいいです!
――ぐぅ。。流石にこの忙しさは。。死ぬか俺。
シュリンプ商会で働く様になってひと月。
たったひと月だ。
俺はマルコ・スチュアート・ロル。
叔父のスチュアート商会(財閥)に入り将来は安定と思ったが、職場パワハラ、また下手にスチュアートの名が目立つので諦めた。
そうしてジェノヴァでゆったり遊び廻っていたのが親父にバレ。叔父の呼び出しでトラットリアに行く。
正直拒否権などなかった。。
シュリンプ様は初め、こんなガキんちょで大丈夫か?と思ったが。頭が回る。そして思いもしない料理を作る天才だった。
事務所の準備では大人とも対等だった。
貴族相手にも上手に話をしていたし。
何より品があった。
これは商売人として重要と父から教わった事だ。
「なぁニコレ。シュリンプ商会って凄くなりそうだよね」
「最近私も。。少し心配です。でもジュゼッペ様も援護しますし大丈夫でしょう」
その後。。精霊を初めてみた。。神々しい。。三叉の矛出す時には髪が青金に光ってる。。おいおいおい!
「ニコレ。。シュリンプ様って神の子?」
「・・ジュゼッペ様より刃向かうなと。。ガクガク」
そして王妃様とグレータ嬢様を迎えて晩餐。。側使えをしながら手が震えていた。なのに何故!?そこまで自然にいられるのか。。
「マルコ。赤ワインを私にも」
未成年の飲酒は禁じられております!眼の前に王族いるのに。。ガクガク。嫌。精霊よりマシか。注ぎます!主!
「プハ〜ッ!フルボディですが飲みやすい♪」
ええ。まぁもうお好きに。
商会招待晩餐終了後。。
「マルコ?食べます?取っていますよ?」
「・・ああ。疲れた。何で四候いてもあんなに自然に」
「もう。冷めますよ?ほらあ~ん」
ガブッ。ん?美味いなこれ。カナッペだが初めての味だ。チーズだが臭みもなく柔らかく。。
「ニコレ、これモッツァレラでは無いよね?」
「はい♪クリームチーズと言う新作らしいです♪私ハマってまし!」
という事は。。
「・・これも売るんだよね?」
ニコレが固まった。うん分かる。やる事が増えた……
□□□
まさに仮面晩餐会までは地獄だった。商会の収益は後回しで準備に叔父にいろいろ尋ね行く。その帰る足で魔法組合、そして美術学院。。。
白魔術協会。。石膏商。。。大聖堂。。。うぁあああ!
「シュリンプ様。。元気ですね」
「ふふふ。。追い込まれてから捗るのでし!ニコレ!発注書を増やしどんどん受け入れなさい!」
「ふぁ、ふぁい!」
物事は予定通り行かないものだ。。コンテストは二日遅れ納品はギリギリまでかかる。実は俺もニコレも仮面五個ずつ作らされ。。ドゥカーレ宮は混み合い納品も移動もいっぱいいっぱい!!ぬぅおおお!
無事に納品終わった時はニコレと三日ぶりに死んだ様に寝た。。
――マルコもニコレもお疲れ様でした。
次の日昼。
起きた時、真横にニコレがいてびっくりした!
しかし高級な毛布が掛けられていた。
ありがとう。シュリンプ様。。
夢じゃなかったんだ。。優しさが伝わる。
起きて出たらパッソが温かいスープが用意されて。
ああ頑張ったな。俺初めて。
頑張ったよ父様・・・
「では!私ニューニュ村に買出し行きまし!ニコレは書類準備!マルコ!ジュゼッペに会い倉庫の採寸を!もちろん道具の手配もでし!シュリンプ商会始動!」
……前言撤回。。俺の感動返してよ!
ニコレは涙目で準備していた。。
分かる!分かるよその気持ち!うぉおおおおおお!!
そして日に日にニコレが窶れた。。
貴族院行けるのか?気づけば十月中月。。
休みは全然ない。まぁ寝れるだけいいよね。。
寝具ある商会は素敵だなぁ。うふっうふふ。。♪
「なぁニコレ。貴族院。。行ければいいな」
「あぁ。忘れてました。あぁ。来週からですか。でも成績は上がるでしょうね。。うふふっうふ」
ドカッとドアが開き登場!シュリンプ様だ。
眼がキラキラしていた。よし新商品か!
今度は何を売る?かかって来いや!おお!
何人来るんだ?多い。。。シクシク。
ニコレも眼のくま凄いし涙目だ。。。
「お待たせ!マルコ!ニコレ!シュリンプ商会の仲間です!皆優秀ですよ♪・・本当にお疲れ様でし」
あぁ。。私は神を見た。
そしてニコレも泣いて崩れた。
気がついたら二人でハグをしていた。自然に。
苦労を乗り越えた戦友を敬う様に。
□□□
それから仕事配分が私の仕事に。
新人とはいえ立派な技能を持つのでフォローに当たる。
もう金を稼ぐためとかでなく。シュリンプ商会は既に次の段階を超えている。安心にまた道を踏み外さなく。作るのでなく作れる所に任せる事を。
やりがいと言う事は責任を持つこと。
私はテソクに教え教わりながら。商会という組織をまとめた。みんなはよく動いてくれる。
春を迎えてニコレ嬉しそうに貴族院より帰って来た。
「マルコ!私、首席ですよ!どうですか!」
計算部門、発注部門、証書部門一位。。欧州でジェノヴァは上位に絡むがこれ程とは。。文官筆頭として株券まで貰ってた。アハハ!
「よくやりましたねニコレ。いいこいいこ♪」
「む〜子供扱いして・・シュリンプ様にも褒めてもらお♪どこですか?」
「今シチリアですよ。コルレオーネのリッジョと商談です」
「……えっとマフィアですよね?リッジョって最近有名な。。はっ!もしやシュリンプ商会の利益を狙いにコーザ・ノストラが。。ガチンコですか!?お主も悪じゃのぅ。。仁義なき戦いですか!おぉ。。武芸はダメなのですが。。」
・・貴族院では今マフィアが流行っているらしい。
ガチンコって何だよ!仁義なき戦いっておい!
「まあ。エーリスも着いてますし。大丈夫ですよ」
テソクは卒無く紅茶を出す。
ニコレも落ち着き翌週にはシュリンプ様はレモレモ酒を大量に仕入れてきた。悔しいが美味い。このお方はどういう嗅覚なのか。。まだまだだな。
それからニコレも職場に戻る。何か安心した。
シュリンプ商会は秋を迎える頃に。
”ジェノヴァの海老豪商”と呼ばれる様になった。
その頃にはジェノヴァも好景気に賑わい。
まさに栄光の時だと思った。遊びに出ない訳ではない。会合や接待。新たな道筋を作り。また黒潮衆も助けてくれる。
ヴェネチアと独自ルートができたのは仮面のおかげだろう。
単純に仕事が楽しく過ごせていた。
新年を迎え私は18歳になる。叔父と父の婚姻活動が嫌になった頃。丁度プルトゥゲザ王国へジュゼッペ様と同行の機会が訪れた。
そのまま私はシュリンプ商会の支店を任され七名程の支店長とし過ごす。秋頃だろうか。古い戦友が訪れてきた。
「はい。書類確かに。マルコ様もお元気そうで安心しました」
「ねぇニコレ。シュリンプ商会って凄くなりそうだよね?」
「はい。もう既に凄いでし!・・懐かしいですね♪」
「ねぇニコレ。僕と結婚しようか――」
「・・はい!ずっと。。お慕いしておりました!ううぅ。。末永く。幸せになりましょう♪」
半年間。商会証で毎日連絡していた。
自然な流れと思う。
「シュリンプ様に神父やって貰おうかな?もうスチュアートの名も捨てて。いい名を貰おう。ニコレ。僕はここで多くの冒険話を聞いたから。船で旅していいかな?」
「そういうと思いました。子供ができたら許しまし!」
お互いにふふふと笑って。口を重ねた。
その翌年に無事サン・ロレンツォ大聖堂で式を上げ。
シュリンプ様より名を授かった。
「マルコ・スチュアート・ロル改め。。”ポーロ”を授けます。今日よりマルコ・ポーロと名乗りなさい。ニコレ・ポーロと共に幸あれ!」
そうして私はシュリンプ商会とし、プルトゥゲザ王国の商隊として印度を目指し貿易航路を増やしていく。
ダ・カマ船長に可愛がられ。更に東へ旅に出た。
晩年その旅をまとめた著書を出す。アジアの生活、異文化、そしてその溶け込む様子は欧州の人に衝撃を与えた。
欧州から亜州へ。皆は夢を見て旅を初める。
その著書の名は”東方見聞録”まさに現実の神話だ。
黄金の国を求め冒険記は。
若者の冒険心の心を動かし。欧州中大ヒットとなる。
彼は後にスチュアート商会を超すほど資産が残る。
人々より「百万長者」と言われる様に。
そんな人物をシュリンプはいつもからかっていた。
「マルコ〜」「ポ〜ロ!」
「マルコ〜」「ポ〜ロ!」
『マルコ〜ク〜♪』「ポ〜ロ!」
「シュリンプ様。いつまでからかうんですか!ぷんぷん」
「ニコレ〜」「「ポ〜ロ!」」
「ファンティーナ、ベレーラ、モレッタ!真似しちゃダメ!」
三人の娘がよちよちしながらポーロと叫ぶ。もう子供達とお決まりのやり取りだ。
シュリンプ様が来るといつもこうなの。もう!
子供に好かれる才能は凄いわ。。
スライムさまは話せる様になったし。可愛いけど。。子供達に大人気だけど。。はぁ〜うるさい!
マルコ!早く帰って来なさいな!
マルコとニコレは三人の娘に恵まれ。
幸せな家庭を築いたと言う。
これはとても幸せな話である。そして素敵な話。
ニコレとマルコ!お疲れ様でした!
2章ありがとうございました!
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