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 崩壊 参 〜決着〜

バトル最後です。

結末は。。書き直ししまくりました。

 

 お婆様。。これはもう。。。


 転移陣の間は既に真っ赤に染まり上げていた。度重なる魔法、そして遅いくかかる黒騎士。すでにボリネスクは満身創痍だ。


「クソババァ。。もう逃げれないぞ!」


「はぁ。はぁ。はぁ。。年寄りには無理させちゃいかん・・ぐふっ」

「母上様!もう、もう無理です!」


黒い兵士も10人が4人に。死体はそれぞれ手足や体の一部が吹っ飛んで動かない。しかしお婆様の魔力ももう限界です。


「やばいねぇ。。すまん。母親らしい事ができんで。。」

母上の血が滴る。。吐血をしてる。次の時。


―――結界が消えた


「フ、フハハ!今に仲間が来る。ババァ。もう終わりか?」

遠くから足音が聞こえる。援軍か。


「・・あなた達。何が。目的でしょう?」


「お前が来れば要はない。しかしババァは殺す」


「母上を殺すなと言うなら。ついていきます。断るなら死にます」

既に母上は倒れ息するだけで精一杯だ。


「分かった。殺すなよ!お前ら!」

「し、しかし」

「しかしもクソもねえ!殺すなと言ったら殺すな!グリスアの名にかけて約束をする!」


―奥より数人の黒い兵士が駆けつける。ぐっ。。


「グリスア様、お待ちしました!。。これは!」

「いいからお前らも黙っとけ!さっさと拘束の魔具を寄こせ!」

「ハッ!」


「これでいいか。クソババァは殺すな。こっちへ来い」

悔しいですが。。私に歯向かう魔力もありません。。目的は私なら。ゆっくりと歩き。母上。申し訳ありません。


…準備周到な。拘束具は魔力を抑える物ですね。

「さぁ。行きましょう」


皆が部屋から出て・・グリスアが興味なさそうに槍をとり


投げた 先に まだ倒れている お婆様が グサッ!


「グァッ!グァ。。。」

倒れた背中に刺さる。。絨毯が赤く染ま。。


「何を!あなたは何故。。。母上!」

「あ?約束しただろうよ?きちんと言ったぜ『殺すな』と。俺は嘘はついていねえよな?ババァ。クックッ…」


「……下郎が。。あなたは私が殺す!覚えとけ」

「バチッ!」平手を食らう。

悔しい。こんな奴に。。母様。。


「・・さあ行くぞ。さっさと帰ろうぜ。ああだりぃ〜」


足音が遠のいていく。

もはや誰もいなくなる。



―――ああ。死んだと思うのに幸運じゃわい。おかげで意識が戻った。結界を。神殿の結界を坊やに。。悪いのぅ。。最後まで。かわいいシュー坊や。


「アテネ・のち。。し。きを。しゅー、ぼぅへ・・・」

最後、小さな光が灯った


享年72歳 ボリネスク・モスフィタス 神に召される


■■■



〜神殿〜


落下時に『ぷにスラ!』ボヨーンと着地し。

上を見、「魔眼」。。6、、いや8か。思ったより残ったな。流石騎士ということか。


「シューリヘト様!大丈夫ですか?」

「まだ残党はいる。安心するなアレフレッド。索敵で警戒を」

「ハッ!」


すぐには降りてこれないか。。


――ヒュン

(シュー坊や。悪いのぅ先に行くぞよ。皆を守れ。フォッフォッフォッ。かわいいシュー坊や・・) 

ヒュン――


「どうしましたか?シュー様。。シュー様?お泣きに…?」

「あぁ。。泣いている。今し方。お婆様が亡くなられた・・・くっ!」


 人は、亡くなる時に大事な言葉を運ぶと言う。

古来より、虫の声が聞こえた、悪寒がした、誰か訪れれた。。上手く言えないが。それはお婆様の最後を知る。


「なんと。。ボリネスク様。。」


「間違いない」


くそう。くそっなんで!。。。母様は。。無事なのか?

。。。やれる事は・・そうだ。結界を!



「フューリ!アレフレッド!そして兵士よ」


「はい!」


「お婆様より最後の伝言を聞いて来た。神殿の結界方法だ。すぐにだ!結界を張る!ここは。。任せていいか?」


「すぐに行ってくださいまし!」


「あちらも立て直しに時間がかかる様子。降りて来ません。今の内に!」


僕は走り出す。神殿には大勢の島民が固まっていた。

座り込む島民は寄ってくる。


「おぉ。。神の子様」「神の子様。。ありがとうございます」「神の子様、右のお怪我は?」「お兄ちゃん。。ありがとう」


「すまない。まだ終わってない!もう少し辛抱を。時間がない!祭壇へ!地下へ通してくれ!」


 祭壇までの道が開く。もう魔力は残り少ない。魔力操作を抑えるため走り。結界の魔力に足りるだろうか。



〜神殿攻防〜


「皆、準備を。再び来るぞ!」

「はい!ぼっちゃまにいいとこ見せませんと!」


嵐はさらに強くなり。風の吹き付けがリズム良く石畳に吹き付ける。


「くっ。。さらに援軍か。。10、11。合計19だ!」

緊張感が増す。急降下しながらまず炎筒を投げつけてきた。


「退避!燃えるぞ!」

兵士の一人が叫び直撃備えた盾兵が一斉に左右割れる!ガッシャーン! 


「く、くそっ油入りだ抑えろ!」

時間差でさらに空騎馬が突っ込む。


「投撃 (すくい)投」「グハッ!」

アレフレッドがカウンターで石を数個投げる。2人が落馬した。


「落ちた兵士も腕が立つ!複数で囲め!」

「ハッ!」


 乱戦は終わらない。


■□■


〜神殿上空〜


「くそっ。被害損大だ!それでどうする?引くか?」

「イメディング将軍!吉報です。グリスアが人質リュフォーリルを無事捕まえました」

「でかした!それでどこだ?」

「それが、あちらも被害が多く4名との事。集合場所の無人島に向かうと。。」

「使えんな。。第四部隊は?全滅か?」


「いえ、10名います。こちらに向かっていますがどうしましょう?」


「引いてもいいが、さっきの魔法が嵐の為よく分からん。あれは今後。。戦争を左右の影響がある。まだ魔剣もこちらにあるしな?」


「そうですね。剣から波が出るものなど。。また空を駆けて。。子供の様に見えたのは気のせいでしょうか?」


「ふむ。とりあえず、4人程集合地行かせる。時間になれば船で帰還せよ。グリスアに人質を殺させるな」


8名帰還させ現在後方待機を入れ。。戦力は20届かずか。厳しい。


「…7-7-5でいく。炎筒で時間差、小僧がいれば引くしかなかろう。私は最後いく」

「「ハッ」」


(ふむ。小僧は。。待機か?空から見えん。。)


「5は様子見で待機する。小僧がいなければ殲滅だ」

「ハッ」


 思った通り炎筒は避けてはいるが、反撃は。。少数の弓程度。なるほど。いないな。

歴戦の将軍たる由来はその経験ある。

何度か負け戦もした。

しかし任務はいかに困難であろうとも達成している。


 今回は既に人質がいるので民衆の虐殺などどうでもよい。

ただ、空騎兵団の半数以上が一人の子供に。。何もできず殺られた。魔法と思うが、想像付き難い。たった一人の子供にだ。

 

 イメディング将軍はその本能に従い戦う事を選ぶ。

それが最善である。そして間違いであった。


「行くぞ!唸れ!魔剣ティアマト!紅蓮の戦場にかすが良い!全軍突撃!」


「ウォー!今だ!突撃!」


魔剣ティアマトの一振りで神殿前の大広間は火の海に化した。嵐雨のおかげで半減しているが、炎筒の比ではない。優勢に変わる。


「いかん、火に集中するな!上から来るぞ!」


それは圧倒的だった。

空騎兵団の勢いと、視界が火に向ければ防げない。


イメディング将軍の常套手段。

平民の兵士達は一度の攻撃でほぼ息絶えた。

19人の矢尻が再び舞い戻る。


残ったものはアレフレッド、フューリ、そして重症数名の兵士のみ。再び矢尻と化した空騎兵団が突っ込み。


――絶望であった。

「飛ばす!上をみよ。我が眷属ダスクドウェラーに通じる風の刃よ!天に舞え!」


 いきなりの上昇気流で火は消え空騎馬は押し戻される。

チッ魔法使いがいたか。。

ん?メイドかあれは。魔法があれば面倒だ・・間引くか。


「魔剣ティアマト!轟音と共に燃やせ!」


アレフレッドに向かい炎渦が向かう。くそっ。逃げるのでいっぱいだ。。せめてカウンター狙いで。。こっちに来ない?まずい!



「フューリ!!避けろ!」



え?目の前に一頭の天馬が。。間に、合わない



「ザシュッ!」



 お腹に何か。熱い。。こんな荒れている天気なのに。グハッ。。血が。。ああ。私死ぬの?


「ふん。他愛もない。女子供が戦場に出るな!」


その時に視界に光が。

神殿から大きな緑の半円球の枠が拡がる。


「クッ!またか?」


それは包こむ様に温かい。

天馬は弾かれ私はお腹から何かズブっと抜け。うるさい人も弾かれる。

どしゃっ!泥の土に落ちた。

どくどくと血が。これ全部。私の血が。

ああ涙がでるよ。。死ぬのね?わたし。


薄らと目を開く。あれ?目の前にぼっちゃまが立ってる。

ゆっくりと頭を起き上がらせてくれた。



「ご、ごめんね。。フューリ。僕が遅かったせいで」

―いいえ違います。ぼっちゃまは結界でみんなを守ってくれたじゃないですか?


(ハァハァハァ。。だんだん声が遠ざかる ・ ・)


「僕は、回復魔法ができない。。何度も何度も。師匠が教えてくれたけど。。できない。。」

―そんな事はないです。今も暖かい。緑の魔法を。


(私の呼吸音がこんなに大きい・・の?)


「フューリ。なんとか言ってよ。。いつもみたいに。。怒っていいからさ」

―いつも怒ってないのです。あ、あ。言わないと。


(息の音が。小さくなる)


「し、しューリヘトさ。ま…」


「何?フューリ。。」


「ずっ。と。。ずっと。あり。がとう。わ、たし。。だ、いすき です・・」


「フューリ。僕はずっと大好きだよ!言ってたじゃんか!」


――ああ。言えた。やっと言えた。そして。。聞こえた。

目がもう見えません。声が聞こえないです。お先に行きますね?

手から力が抜け・・


ぼっちゃま―――



頭を押さえていた左手が軽くなった―――


「フューリ。。。フューリ!うう、、、ウオオオオオッッ!!!!!!!!!」



◇◇◇


―――あぁ。僕が。足りないから。

―――大事な人を失うんだ。


―――足りないなら。補え!



次の瞬間。左に持った剣で自ら右腕を切る。 ヒュン

生々しくボトッと落ち。血がながれた―――



「シュ、シューリヘト様!何を!」


あぁ。痛くもない。心に比べれば・・もうずっと動いてないんだ?この腕は指も動かない。


―――我は世界の神々に()を捧げしものなり


・・落ちた右腕の血から魔法陣が浮かび囲んでいく。


―――海と雷、地震を司る海神()()()()()の加護を給えたもう


―――我が望む時に手にトライデント(三叉の矛)を掲げ


―――我が望む強さ、足りぬ力を我に導き給へ




腕はくるくる周り 神殿より青い魔法陣が立つ

青い柱が上がった。

そして腕は神殿に吸い込まれ、天に返っていった。


青い雷が落ちた。

その間も右腕の傷から血がどんどん垂れる。


いつの間にか

左の手に光輝く三叉の矛があった



 「…帝国の空騎兵よ。某方名前は?」


結界からゆっくり歩き 上空に叫ぶ


「帝国軍第十二空騎兵団長 イメディング将軍である!何の魔法を使った?小僧が!」


「分かった。もういい。消えろ」


「くっ、なんだと?誰にモノを言っておる!魔剣ティアマト!轟音と共に燃やし尽くせ!」


先程と同様の豪炎がシューリヘトを襲う。

三叉の矛より竜巻が起こり一瞬にして消えた。


「バカな!。。炎が」


ふわっと飛んだ。。消えた?

次の瞬間イメディング将軍の腹に矛が突き刺さる。


「グハッ。。いつ。動いた?・・お前は」


「フューリの痛み知ったか?もう良いだまれ。不快だ。神の怒り(いかずち)を」



天より矛に雷が落ちる。


落ちたと同時放電し。

18名の空騎兵は一瞬にして丸焦げに変わる…

騎獣の魔石だけが光って落ちて見えた


腹の矛を抜き。

袈裟斬りに一回転させ―――将軍は死んだ


真っ二つで落ちて行った。

燃えた大広間に。


「シューリヘト様。。」



 黄金の矛がは消え、ふわっと神殿の屋根に降りてきて。

ちょこんと座りそして後ろへ倒れる。


否。座っただけだった。

後ろから巨大なイカの吸盤が吸い付き引っ張られ、連れて行かれる。


 そのイカの大きさは尋常でない。神殿の三倍はある。

あれは・・海の魔王クラーケンだ。震えが。自然と震えが。。

アレフレッドはそれでも必死におって崖へ行く。

が。。そこには何もない。。いや。人魚がいた。


「シューの召し使えだよね?大丈夫。治すから心配しないでと伝えて」


そう告げてポチャンと。

クラーケンが大渦を作り共に海の底へ消えて行った。

 

 今まで止まっていた嵐が戻り。

アレフレッドは立ちすくむ。


あぁ。奥方様、申し訳ございません・・

後には荒れる波しかなかった。


「アレフレッド様!嵐が本格的に!神殿に避難を。。」

傷を負った兵が向かってくる。


 アレフレッドはシューリヘトが死んだとは思っていない。右腕の怪我治れば。その手段はなく任せるしかない。人外の海の魔物に。


 先程の光景を思い出す。

シューリヘト様は髪が青く輝いていた。

(いま)だ緑の結界は守ってくれている。


神の子は生きている。否。



―――もしや神になられたのか?


 

アレフレッドにもうできる事はない。

せめてもと。地に横たわる見慣れたメイドを抱え、神殿へ向かった。


―彼女の最後はいつもと同じ。優しい笑顔だった。



享年21歳 フューリ・ソフォクレス 神に召される




第1章 島の神の子 完

一章 終わりです。ありがとうございます!

閉話を挿みつつ二章へ。応援よろしくです!


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