嵐の裏側
遅く成りました。
この章は甘えが全て返って来ます。
ゆっくりですがよろしくです!
うぁーー祝100話。。。未熟ですが頑張った(TдT)
刻々と雲が流れ込む。
この時期にしては暖かく生るい風が‥‥‥
暖かいのに頬を触るとジワっとする。
暖かい風は南からさらに勢いをつけたように感じた。
ナポリの話は聞いた。
この海域で海獣が暴れたのはこの数十年聞いた事はなく。噂に過ぎない。
港にはまだ異臭のする炎がチリチリと燃えて、朝日を迎える前の余興に見えた。ボスは未だ様子を見に行くと言った塔から戻って来ない。
「‥嵐が来るぞ。各地配置を」
「やっぱ来るか!よっしゃ!野郎ども帆を展開する!半舷降ろせ!右舷だ!」
「嫌、1/4までだ!風が強くなる。横帆準備!配置に着け!」
「‥‥そこまでか?コロン?」
「あぁ。でかいのが来るぞ?今までにない嵐がな‥‥」
「相変わらずボスはやらかしくれるな?」
「良くわからんが。風と共に畝が来るぞ‥今日は激しいぞ?」
「ああ。だから面白いんだなぁ〜行くか?」
「合わせて行くか。副船長?」
「いいね♪妖精と乾杯か!悪くないなぁ〜♪」
前線の見えない位置に停泊していたトップゲルンに立っていたジャックは冷汗をかいて震えていた。目の前の大船団ではない。その左舷より聞こえてくる獣の声を‥‥‥
後ろを振り向くと操舵には珍しく船長が舵を握る。
船長が甲板に出る事は少ない。
休憩もある船舶時間を無視し総員配置を促す。戦時前しかしない。
お互いに視線があった。
すぐに見えている視界は同じ方向を向く。
お互いに見るものは同じ。そして「キャポン!」と音が静かな水面に響く。緊張していた船夫は音をする方向を自然と見る。
「「ぷはぁ―――美味え!」」
驚いた。そこには凄く優しい顔をした船長か副船長が見えて。普通にンッググと、葡萄酒を美味しそうに飲んでいた。
『「「『「「ごくっ‥」」』」」』
「「総員配置に着け!赤葡萄酒を開けろ!!」」
唖然とした。。もう?は?
え?飲んでいいの?
頭から声が聞こえる。
優しい声だ。。落ち着く。
『ほらほら?みんなも飲んでね〜縁料せず飲んで〜美味しいから♪では祝福と見える方に送るから、ね?』
事前に伝えてある。
この戦闘は初激で決まると―――
▽▽▽
「力無いものは陸に上がれ!力在るきものは死ね!それでもいいなら我がシュリンプルが送る最前線に乗れ!神から祝福は在る!信じよ!」
「皆に最高級の葡萄酒が送られます。しかし死んで良いこと無い。もがけ!海の幽霊達よ。この船は特殊な音術を届く。船長と副船長の声。そしてシュリンプ商店の声を。だから怯える事は無い―――」
後は覚えていない。
この街を守ろうと皆熟練の技師や船夫が集められた。
この街に助けられた人達。
家族を持って守りたい人達は女神の声を聞いた。あぁ、死にに行くのはわかっていた。誰かが犠牲になるとは知っても震えがその持たされた葡萄酒に溺れる。懐かしい春草の様な香りち独特のタンリン。
一口飲むと目がカッと開く!
―――肌は風を受けという。
―――敵は目に前で様子を見ている。
―――負ける気はしない。
その時前線に明かりが灯された。一筋の光はおびただしい数のオスマンガレーを捉えた。
バレると同時に一斉に襲いかかる。
その数に敵うはずもなく左舷側より防衛船団が飲み込まれる。カトラスと「ギャハハ!」の音、燃えさかる船団は次々と沈んでいく。
「怯むな!全軍前進!友よ!我が街の為に女神の思うがまま!」
「一斉に漕げ!我がジェノヴァの為に!」
「「「我がジェノヴァの為に!」」」
‥‥‥その後には何も聞こえず。敵の砲弾の音だけ消える事なく響いた。
目の前にトップゲルンと同等の高さの甲板が見えジャック副船長が飛び移る。追って登るった先は地獄だった。30人が死んで巻き構えていた。
これは海戦でもなんでもない。蹂躙だ。
ジャック副船長は弧戦奮闘。
近衛は皆死んでいた。罠だったのか?
赤と黒の世界‥‥‥
次の瞬間―――爆音がこの真下から聞こえた―――
目の前の皆耳鳴りが響く
”キ――――――――――ン―――――――――――――
△△△
緑色の結界が街を囲む。
どこか風も緩まった気がした。
「役割はできるのね?さすが聖女様ですわ?」
しかし何も答えは変わって来ない。
少し震えている様にも見える。
侍女が心配そうに肩を擦る。
「いえ・・・」
あっちが焦ったらしい。
四候がこう慌てるのは珍しい。
侍女が寄ってくる。
次の瞬間カネラは振り向いた。
‥‥ニコラと言ったか?侍女が言葉をかける前に。
「シューリヘトの言うとおりアクシデントがあった様です。次の作戦道理に勧めますのでご心配在らずに」
凄く優しい顔をしていた。
女神の意味が今わかった気がする。
号泣していたのだ。
最悪すら予想する神の子の助言通りに進む。
‥あの時聖女カネラの顔は嬉しい事でもなく引きつっていた。理由を知る。覚悟は。
目が赤く。
‥そして何故そこまでできるのか
カネラは右手を上げた
ゆったりと
暗闇を見つめながら
手から光源が見えた
真っ直ぐと
少し振れたら大変だ
光は数十海里に及ぶ
だけど聖女はずっと先から
振れる事なく 視界を変えず見つめた
『ほらほら?みんなも飲んでね〜縁料せず飲んで〜美味しいから♪では祝福と見える方に送るから、ね?』
みんなわかっていた
彼女は仲間に死にに行けと言ってた
だから。涙が出たのだろう。
神の子の言うとおりに魔力を開放した―――
ただの聖女がいた
だけど。未だ目からは涙を流す
一片の狂いもなく届く聖光の先には何があるのか‥
□□□
カネラの光が伸びたちょうど同じタイミングだったと思う。
ジェノヴィラ塔に神具があると。
何かの約に立つと聞いて行っただけだった。
―――ほぅ
人族が入るのは久しい
では我が力を何に使う?
――
「そんなの―――」
一瞬だった。
それなりに神具には精霊が着くという。
精霊に対しては友好であると勘違いしていた。
―――視線がゆったりと下がる
振り向くと僕の両足は無く。
気丈夫な騎士が立っていた。
―――期待以上にまるで話にならんな小僧?
‥久しぶりだ。
まともに血を流すのは。
心音が”ドクドク”と速びて聴こえて来る。
(時間は2時間か。止血―――)
「ぐふっ」
馬の後ろ蹴りで吹っ飛ばされる
『くだらん。さっさとかかれよ?人族よ』
どの精霊以上のオーロラを感じる。
鉾を掲げたどの騎士よりも美しく。鍛えられた身体は黒鉄にきらびやかに光る。
次の瞬間僕は床を最足に弾いた―――
ガキャーン
『ほう。動けるのか?名を聞こう』
「シューリヘト・オズベルタス・レグザ。強いですね?オーディン?トライデントがこんなに嬉しそうなのは初めてですよ?」
その言葉に嘘はない。
聖遺物と呼ばれるモノは意識が存在意義する。
少なくとも、相棒は嬉しそうに魔力を求める。
『ふむふむ。いい三叉‥このグングリルも久しいと喜んでおる。800年ぶりか‥久しいのぅ。ポセイドンの末代よ、あがなうがよい』
こいつはどの精霊より強く。
手強い。大精霊だ。
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