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7.勇者と魔王は人が出来ている

戦闘終わったので事後処理みたいな回そのにです

「ただいまー…」

「戻りました…」

「邪魔するぞ。」

「なんだ、中々洒落た場所ではないか。」


いざこざを終えて、酒場へと戻ってきた四人


そのうち、魔王と勇者は何か晴れやかな

転生者と神は何か浮かない顔をしていた。


そのうち、勇者のエルミナが口を開く


「ああもう!ユート殿も郁也殿も引きずりすぎだ!折角私達の遺恨を強制的にとはいえ断ち切ったんだ!

褒めこそすれ誰が恨むものか!寧ろ謝るのはこちらだと言うのに!」


そんな言葉を、エルミナは二人に伝えた。

続けて、アズモはこう言った。


「そうであるぞ。もう完膚なきまでに負けた我らには、元いた世界の事情を聞く事すら儘ならぬ。逆にそれで吹っ切れることが出来た。


同胞を焼かれた恨みを完全に忘れることなど出来ぬだろうが、それは彼女とて同じこと。


それを最小に留めようとした勇者と、こうして話をする機会を貰ったというのに、何故貴様らを恨む必要がある?


それに、我は強者が好きであるしな。」


魔王と勇者は、聡明であり、勇敢であり、優しかった。


ユートと郁也に思うところは多分あるのだろうが、二人は自分の非を認め、あまつさえ自分たちを襲ってきた彼らの行いを正当化させてくれた。


そんな“真に人が出来ているマジものの神候補”に“半ば棚ぼたで受験に受かった”二人は、逆にへこんでいた。


「そう言ったくれたら、俺らの“蛮行”も、少しは罪状が軽くなった気がするよ。本当にありがとう、そして済まんかった…」


「なんというかすごい人が出来てますね…尊敬します。…いきなり襲いかかった僕なんかと違って…」


“棚ぼた”二人組は、覇気なくそう返した。


「だから!私達には私達の事情があったように、ユート殿達にはユート殿達の事情があったのだろう!


私達が酒場を焼いてしまいそうになったのは事実なのだ!


怒りに任せ、目の前の敵しか見えなくなり、飛んだ魔法の先も見えない勇者と魔王なんて尊敬しなくてもいいんだ!」


エルミナは、必死に転生者達に、「お前たちは悪くない。悪いのは私たち」という主張を続けていた。


「そうは言ってもねぇー…俺なんか散々この二人馬鹿にした挙句、立ち上がらない勇者を誇りを曲げてまで戦わせて、戦いのなかでもさんっざん馬鹿にして、最終的に殺したんだぜ?最低じゃん…」


「ユートさんはまだいいですよ…僕なんて回答をまだ完全に聞いてないのに武器を持ってる片腕吹っ飛ばして、最終的に達磨にして喉焼いて潰したんですよ?魔王さんの方に至っちゃ目抉り取ったし

武器を弾き飛ばすとかそう言うことからすればいいのに、考えなしに死ぬより怖い思いをさせてしまって…」


二人は、滅茶苦茶引きずっていた。


「〜〜〜!!

何かを守ろうと言う想いゆえに生じた怒りを私たちには責められん!ああもうどうすればいいんだ!」


カウンターあたりから、「想いなんて…きゃっ」と、最近空気だった天使たちの声が聞こえたが、四人にそんな余裕はなく特に返事もしてもらえず、天使二人は蚊帳の外感でちょっとへこんだ。


そこから、項垂れるユートと郁也に対しての、エルミナとアズモの必死の説得は、20分ほど続いた。

反省会パート2になっちゃいましたね

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