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部屋に誰かきたときの対処法

"コンコン"


この部屋のドアがノックされた音である。誰かきたのだ。



(まずい。どうする?)



対処法を誤れば、ここでゲームオーバーだ。

私はとっさに時計の時間を確かめた。



(20:23か)



この時間を考慮にいれて、どう対応するのが正解かを考える。

この部屋に来たのが誰かということも重要な要素だろう。



ところで、この小説を拝読頂いているあなたにも意見を聞きたいが、どうするのが正解だと思う? 私と同じ意見であれば喜ばしい限りなのだが。



なんとなくだが、大多数の方はここで"居留守"を選択するのではないかと思う。リスクが低く、安全に思える選択だ。ひょっとしたら中には部屋の窓から逃げ出す~等の冒険を試みる人もいるかもしれない。



でも私はそのどちらも選ばない。よりベターな選択があると思う。



まず、居留守をするには今の時間は早すぎる。まだ20時だ。

子供だって寝ていない。大統領もまだ寝ていないだろう(多分)



それから部屋を抜け出すという選択肢だが、それは最も危険な選択肢だと思う。なにせこの部屋は大統領が宿泊している部屋だ。周囲にはSPがわんさか配置されているに違いない。力押しで脱出することは不可能だろう。



この場合の最も有効な選択肢……それは。



私はドアに向かい、ドカドカと音を立てて近づいた。

足音はわざと大きくした。相手を威嚇するためである。


そして声を荒げて一喝する。



『誰だ!こんな時間に!誰も部屋に入れるなと指示したはずだ。

 大統領はもうお休みになっているんだぞ!』



「は、はい。大変失礼致しました。後日改めてお伺いします」


案の定、相手は萎縮した。


この場合の最も有効な選択肢。


それは堂々と応対し、且つ不機嫌に接することだろう。


何せここは大統領が泊まる部屋なのだ。

往来する客は皆すべからく萎縮しているに違いない。

不機嫌に接すれば、相手は恐れおののき、逃げていくのが大半だ。



まぁ仮に副大統領などのお偉方がきていた場合、NGとなるのだが、

その場合は、もはやどんな対策をとろうが助からない。

だから、その可能性は切り捨てて考えていいだろう。



「た、大変失礼致しました」



上手くいったようで、相手は逃げていく。

だが、せっかく上手くいったのだ。このまま帰すのは勿体ない。



『待ちたまえ!まだ行くな!』



「はい!なんでありましょうか?」



『さっきも言ったとおり、大統領はもうお休みになっている。

 無駄な訪問をすることは決してしないように周囲に再度念押ししたまえ』



「はい!承知いたしました」



これで暫く時間を稼げる。

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