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最終章
前の席の四人が立ち上がって、搭乗口に向かって行った。一人の黒人は、反対方向に、手を大きく振りながら歩いて行った。
彼らの人生も、大変なものだったのだ。友達の冤罪を晴らしてやれるとは、素晴らしい仲間だ。
俺は、独身だ。でも、確かに娘がいる。
かんな、元気かな。
日本に帰れば、会えるかもしれない。その日を待って、俺は前向きに生きていこうと思えた。前から、日差しが差し込んできている。
人生は明るい。
飛行機まで、後三十分である。
俺は、急いで荷物をまとめて、彼らと同じ搭乗口に向かった。
(カリフォルニアの青春群像、終わり)




