9ー1 新たな命
光と闇が均衡を保ち、
壮麗な世界を生み出す世界。
美しい物語は、新たな響きを奏でます。
1章 新たな命
戦争を終わり、2年たったころ
二人は新たな王宮を建てそこに住んでいた。
そしてルナは新たな命をその身に宿していた。
「アリア様、新しい家族が増えます」
そう告げたとき、アリアは喜んだ。
しかし同時に、ルナの身体も心配していた。
そして、ソレイユやエステレアにも
その報せは耳に入っていた。
「ルナがご懐妊だそうよ!」
「まあ、ルナが」
ソレイユの傷はすっかり癒えていた。
歩けるようになり、以前の凛々しさもあり
一層美しい女性として成長していた。
アリアもすぐに闇の王へ報せ、
早くも楽しみにしていた。
「名前はどうしようか
ああ、今から楽しみだ。
ありがとう、ルナ」
「ふふ、気が早いですね
どういたしまして、アリア様」
ルナを抱き締める。
ルナの頬を撫で、唇にキスをする。
「ルナとこうしていられて本当に嬉しい」
「アリア様、わたしもです
でも、そんなに抱き締められると、苦しいです」
「あ、す、すまない
痛くはなかったか?」
慌てて力を緩めるアリアを見て
ルナは思わず微笑んだ。
それから幾月して、ルナは臨月になった。
お腹も大きくなって、いつ生まれてもおかしくない。
「アリア様、この子の名前…」
「…ん?」
耳打ちしてボソッと言った。
「可愛い名前だな」
「そうでしょう?」
「早く会いたいな」
「はい、そうですね」
そして、数日後
ルナは女の子を出産した。
「女の子ですよ!」
「可愛い…」
声が口々に漏れ聞こえる。
「ルナ、ありがとな」
アリアがルナの手を握る
力が入らないルナをアリアは見つめていた。
「これから、わたし達の家族になるのよ
よろしくね、アイリス」
光焔の王女編が始まります。
妊娠したルナは悪阻が酷かったみたい
特に、吐き気と眠気の二つ。
ちなみに、光焔は「こうえん」と読みます




