部活に入れ D自己紹介
試行錯誤で話数のやり方変わるかもなのでよろしくです☆
「ようこそ、我ら満作部へ」
落ち着いたトーンにて灰色の髪をした先輩は歓迎の言葉? を言った。
まるで、無駄な体力は使いたくないと言いたげな素振りをして。
「で、先輩。昼休みにわざわざ呼び出しておいてなんなんですか?」
先輩は軽く俺たち二人を眺めた後、うちの姉に目を向けてそう告げる。
「えぇ、だって、部活に弟連れて行くって昨晩言ったでしょ?」
「言ったってなんで昼休みなんですか、そんなの放課後、部活の時間に連れてくれば良かったんじゃないですか」
もう呆れましたよと言うような大きなため息をわかりやすくはぁぁと吐く。
確かに部活勧誘なら放課後にやれよ、……その前に昨日のうちに話しておけよバカ姉。
こちらもわかりやすく昼休みを削られたことなどにはぁとため息を吐いてしまう。
「あれぇ、言ってなかったけ?」
家では絶対にしないような飾った笑みをニッコリと掲げて首を傾げる。
「聞いてないです」
灰色髪先輩の方をチラ見するがキュンとかどぉとかしてないみたいだった、それどころかちょっと呆れてる。
姉が高一の時、つまり俺が中二の時に聞いた話だが、この飾った笑みを見せれば大抵の男は落とせるとかおっしゃってたけども、この反応を見るに本当かどうか怪しく思えてくる。
「いやぁね、春にうちの部活入れって言い忘れちゃってさぁ」
今にも背景にアハハハハハと擬音語が見えそう姉をしばし見つめ考える。
また昨晩って言葉が出てきた、考えすぎなのかなんなのか、秋も昨晩がどうとか言ってたしさ。ウーン
そんなこんな考えていると秋が口を割って入ってくる。
「し、シキねー、その、まず私達にこの部活のことや先輩のことを教えてくれた方がいいんじゃない……かなっと」
ナイス秋、さっきから灰色髪の先輩のことをなんて呼べばいいかわかってなかったし。
「あぁ、確かにね、それは一理あるわぁ」
お姉ちゃんはポンと手を叩き「確かにね」と言いたげな手で秋を指していた。
心地よい春のそよ風が開いた窓から廊下へと吹き抜け少し心地よさを感じるなか
「それじゃ春、自己紹介して」
……え、俺からなの?
いきなり自己紹介をしろと言うので少し困惑してしまう。
自己紹介ってなに言えばいいのさ。
「うぅ〜ん、自己紹介かぁ」
シンプルなのでいっか、面倒だし。
「先輩はたぶん知ってると思いますが、一年一組、大空 春です。よろしく」
軽く、そしてなにも盛らずに自己紹介を終わらす。
そして秋に向かって「終わったからはいどうぞ」と目で訴える。
長年一緒にいるからなのか感が鋭いのか知らないけど秋はすぐに察してくれたようで自己紹介を始める。
「春の幼馴染で一年四組の紅葉 秋です。よろしくお願いします」
相変わらずの天使な笑みを浮かべて秋は自己紹介を終わらす。
てかさ春の幼馴染って言う必要あった? ないよねぇ。
このことにたいして口を出したいが変に長引かせるのもいやだから黙っておこう、うんそうしよう。
「順番的に次は俺、か」
先輩は頭の後ろをかじりながら話し始める。
「二年二組、神折 北町だ。よろしく」
灰色髪の先輩、改め北町先輩っと自分の中に刻んでおこう。
姉と違って残り二年くらいお世話になるんやから。
あと……なんか失礼だけども名前が名字っぽい。
「それじゃぁ私もぉ」
「姉ちゃんは別にいいじゃん、全員知ってるんだからさ」
姉が自己紹介を始めようとするところをすかさず止める。
これ以上休み時間を減らされては困る、早く本題というか部活について説明してくれ。
「もう、わかったよぉ、説明すればいいんでしょぉ」
せっかく考えたのにぃと愚痴をこぼしつつうちの姉は近くにあった椅子に腰を下ろす。
「ここ満作部は主に学校でのお手伝いをします」
えっへんという擬音語が背景にありそうな顔をして一言そう話す。
学校でのお手伝い? スケ◯ト部や奉◯部みたいなものだろうか?
「……あくまで表の、だがな」
すかさず北町先輩フォローに入る。
表のってことは裏でなにかやってるのだろうか?
「表のって言うことはここがこの学校での”魔法使いの集いの場”ということですか?」
秋がそう発言すると四人しか居ない教室に謎 急に謎の緊張感が走る。
100万倍楽しめ! 後書きコーナー☆
満作部の満作は花の名前からきています!
その花言葉は魔力
次回もお楽しみにあれ!




