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第九十九話 その名はテッペキ!③
「ちっ」
ドラグリィは忌々しく舌打ちすると息を飲んだ。
「はあっ」
レッカがテッペキの後ろから現れ仕掛けたのだ。ドラグリィは大型の剣でレッカの剣を防ぐ。
「奇襲まではいいわね。でも腕、震えてるわよ!」
「武者震いだ!」
ドラグリィが嘲るがレッカは強く言い返す。
「う、ううう………」
レッカは踏ん張りドラグリィを押そうとする。
「よっと」
「うわっ!」
「なにっ!」
だがテッペキが盾でレッカを押し力の均衡が崩れる。ドラグリィもレッカごと後ろへ押されて倒れてしまう。
「ったいなぁ、なにすんだよ!」
「いいからちんたらしないで行きなさいよ」
レッカが文句を言うとテッペキがきつく返す。
「ちんたらて別にそんなつもりないし!」
「つもりじゃなくてもちんたらなの!ほら、さっさと本気出す!」
テッペキがまたレッカの背中を押す。




