第六十六話 ハルピィは隆と別れて変身する
「ねえ、わたし達、わかれよっか」
だからデートの終わりにハルピィは隆にそう言った。
「な、なに言ってるんですか急に。俺たち、付き合い始めたばっかですよ?!」
突然のことで隆は戸惑う。
「ごめんね。わたしとあなたは住む世界が違うの。あなたは普通の高校生、わたしは………ごめんなさい」
ハルピィは逃げるように走る。
「そんなハルピィさん、待って!待ってくれよ!」
隆は叫ぶが彼女には届かない。彼女は本当に魔法少女なのか、その可能性が高まり彼に更なる不安を与えた。
「追うわよ」
「うん」
「ええ」
流河は烈太や祐子と共にハルピィを追う。
街に出ると彼女は魔法陣を出現させ翼を生やし露出度の高い衣装に変わって飛び立った。
「変身した!?」
「そんな、変身アイテムは壊したんじゃないの?!」
烈太と祐子は想定外のハルピィの変身に戸惑う。
「言ってる場合?こっちも行くわよ」
「うん」
烈太と流河はレッカとストリームに変身する。人通りはあるが変身するまで二人を注視する者はいない。突如として派手な二人組が現れたことで周囲の人々は困惑する。
同時刻、変身したハルピィの出現にディリハの研究所のレーダーが反応する。ディリハはレーダーが示す場所の映像を映す。そこには既にレッカとストリームがいたのだ。
「もういるだと!」
以前烈太達は知り合いが魔法少女だと推測していた。よってマークしていたともディリハは推測出来る。




