第六十四話 ハルピィはハルピュイア使いか③
「俺、明日ハルピィさんと水族館行ってくる」
ある日隆は学校で烈太と祐子に言った。
「あ、そう」
以前の烈太なら怪しんで止めただろう。だがハルピィが魔法少女だと判明し変身アイテムを壊した今は大して気にならなかった。
「え、大丈夫なの?ハルピィて魔法少女なんでしょ?」
祐子は烈太の反応に驚く。
「あ、もう倒したから大丈夫」
「ええ!?」
烈太に耳打ちされ低い声で驚いた。だが隆に聞かせる必要はない。
「そうだよ、なんで驚かないんだよ」
隆も烈太の反応に驚く。
「あ、いやー、色々疑問はあるけどいいんじゃないかな。いっといでよ」
烈太は誤魔化すように答えた。それが隆の不安をかき立てた。
「なに言ってんだよ、あの人は魔法少女かもしれないんだろ?そしたら俺………」
「いいから行ってこいよ。彼女なんだろ?お前が信じないんでどうすんだよ」
烈太はドスを効かせた。
「でも俺…………」
まだ隆は不安なままだ。
「じゃあ俺たちがお前とハルピィのこと見張ってやるよ、なら安心だろ?」
「え、ハルピィは倒したんじゃないの?なんでまたそんなことするの?」
烈太が隆を励ますと祐子が小声で励ます。
「いいからここは言う通りにしとけって」
祐子は渋々納得する。




