第四十六話 瀬川家はアニメグッズのお店③
烈太達は隆を放置してレジにいる烈太の父親の元に向かった。
あのままでいれば隆と少女の甘い雰囲気に飲まれ何も出来ない恐れがあったのだ。
「父さんただいま」
「ただいまー」
「おじゃまします」
「おかえり、四月になって三人帰りなんて初めてだな」
父親は三人を出迎えると大学と高校と学校が別れているにも関わらず一緒にいることに驚く。
彼は眼鏡をかけ優しい雰囲気をまとっていた。
「ちょっと用事があってね」
「相変わらず仲いいな」
「で、セリアのフィギュア見てる人なんだけど………」
烈太は隆と共にいる女性について聞く。
「ああ、ハルピィちゃんか」
「ハルピィ?」
「変わった名前ね」
「外国人かしら」
烈太達はあまり聞かない名前に眉を潜める。
「ポイントカード作る時に見せてもらったパスポートにはイギリス出身てあったな」
「イギリスねえ。留学か?」
「あの見た目の歳じゃそれが普通でしょうね」
烈太と流河が彼女が日本に来た理由を推測する。
「美人の留学生ねえ………」
祐子はその事実に頭を悩ませる。
「そうだ、晩御飯出来てるから中入りなさい」
「はーい」
父親に言われ烈太と流河が住居スペースに行く。
「祐子ちゃんもどうだい?」
「ありがとうおじさん!」
祐子も烈太達についていく。




