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第四十五話 瀬川家はアニメグッズのお店②
「あ、はい………」
隆は姿に魅力され言葉を失う。
「おい、どうした………」
烈太が声をかけるが応じない。
「セリア、わたしも好きなの」
少女は緑の魔法少女フィギュアを指して言う。
「いいですよね、魔法少女なのに魔女っ子みたいな感じで」
「ええ、それでいて魔法少女らしく空を飛ぶんだもの。いいわよね」
隆は少女と意気投合する。
二人の間には特殊な雰囲気が流れていて烈太達を手を出せないでいた。
「なんだこれ………」
「なんていうか、青春?」
「ここ、アニメグッズの店よ?なんでラブロマンスの始まりみたいになってるのよ」
驚きしか出ない烈太、祐子はなんとか形容を言葉にする。流河はその雰囲気が出る場所に困惑した。
「あ、アルミィもありますよ!」
隆はセリアと似た紫系の魔法少女のフィギュアを指す。
「あら、これはいいわね。いいお店」
「ですよね」
店を褒められては烈太や流河が喜ぶところだが隆と少女の甘い雰囲気に飲まれて反応出来なくなってしまった。




