私達の戦いはこれからだ(笑) 12-4(本編)
先にあげた12-1や12-2と多少内容・表現が違う部分があります。
ですので、本編にあわせて12-1と12-2の内容を変更する感じでいこうと思います
次話はできれば水曜日には書きたいです。ちなみにネタバレですけど、高校卒業してます。大学生編(変)スタートなのですよ!?きっとおそらく……
でも、(大学生編に繋がる)閑話章を10話程連続で書きたい気がしないでもない……。途中に突っ込むと作者が意味分からなくなりますからね!
前置きが長すぎたのでこの辺で……
木偶の坊に向かって歩き始めた私と、それを見守る?後衛のシュリたち。
言うまでもありませんがこの時の私は、静かに……キレてます。一秒でも早く目の前にいるナナの敵をとるために……。
「えっ!私死んでないよぉ!さっき生きてるの確認してたよね!?ねぇってばぁ!!」
外野というか当事者が何か言っていますが、今の私の耳には都合の良い内容か聞こえませんよ……。
鞭……ではなく帯をクネクネをさせながらダイダラボッチ(以後、雑魚……木偶としましょうか)に近づいていくと、木偶の相手をしていた1班・3班のクラスメイトの……たしか……斥候担当のコジロウでしたっけ。そのコジロウが話しかけてきました。かなり恐々とですけど。
「れ、レイカ……さん?ど、どちらへ?」
「ちょっと木偶まで……ですよ。何か文句でもあるかしら?」
「ひっ!い、いや、アイツに魔法職のレイカさんが近寄ると危ないんで、後ろに下がって頂きたく……」
「そう……ですがお断りします!」
「ひぃぃ!?」
下がれ(とは言っていませんが)と五月蝿いコジロウを一睨みすると、コジロウはVRとは思えないほど顔を青くしてその後は何も言えず、俯いてしまいました。
なおも前に出る私に1班の前衛組リーダーのケンシン(頬に十字傷が無い方です)が、話しかけてきました。さっきのコジロウと言い、このケンシンといい私の邪魔でもしたいのかしら?
レイドを組んでいる今現在において私の行動こそが邪魔に値し注意されるのが当然なのですが、キレている私がそこに気づくはずもなく……。
「レイカさん。後衛職が近づきすぎだぜ。いい加減下がってくれ!」
「なんです?あなたも私の邪魔をする気ですか?私はそこの木偶に用事があるのであって貴方に文句を言われる為に来た訳ではないのですが?」
「いいや、後衛職一人で何とかなる相手ではないことは今までの流れで分かっているだろ?いくらレイカさんでもこれ以上進ませるわけには行かない。下がってくれ!」
「お断りします。……あくまでも下がらせたいのでしたら、力づくでどうぞ?」
「それなら……ウッ!?」
私の目は怒りに満ち口元は冷笑を浮かべて、それを目の前でみたケンシンはさっきまでの強気な態度が何処へやら……顔を赤くしたり青くしたり忙しい百面相をしています。
「止めに来られないのですか?それでしたら申し訳ありませんが、前衛と斥候の皆さんは私より後方に下がって頂けませんか?……お願い…というか警告をするのはこの一度限りです。速やかにお願いしますね?そうでないと身の安全は保障できませんので…」
警告と聞いて驚いた顔で私を見るクラスメイトの面々。しかし2学期という短い間だけとはいえ、共に語り合ったクラスメイトたちは私の表情からその本気度を察し、木偶からすぐに離れられるメンバーがどんどん後方へ下がり、後衛組の守りに付いた。
最後まで残っていた盾職の前衛も離れる際に私を見て何か言っていましたが、既にその言葉は私に耳には届いていませんでした。きっと都合が悪かったのですね。
「ふふふ、ゲームに登場する木偶程度が私の数少ない大親友を殴り飛ばした罪は万死に値します。貴方にはそれを身をもって体験していただくとしましょう。では…参ります!【衝打】」
衝打というのは帯術の基本技で腕力と敏捷の総合値により攻撃の威力が変わる。本来ただの帯による打撃だが、今装備中の帯は只の帯じゃないですから、基本技ですら恐ろしい破壊力を持つわけです。さらに帯に付属の追加効果【火傷】と【凍傷】が高い運のおかげでほぼ毎回のように発動するエフェクトが赤かったり蒼かったり光ってる様に見えるのが乙な物ですね。
何年ぶりになるかも忘れてしまいましたが幼いころに習った舞を舞うかのように足を運び始める。ナナが仕様外の動きをしている事はここ最近の行動で見ていたので、おそらく私にも出来るはずと思いやってみましたが案の定上手くできそうです。舞いの足運びは基本は擦り足。常に地面に足が付いている事で、予想外の行動をされた場合にも素早く次の行動に移れるのです。まあ目の前の木偶相手でしたら足運びを思い出すのにちょうど良いですね。
ドガガッ!
帯とは思えない音とともに攻撃が木偶の足に当たり、大きく体力を減らします。私は振り切った帯を返すように再度、衝打を使用しました。たった2度攻撃を加えただけで下半身の体力バーがごっそりと減り、木偶はしゃがみこみ弱点である頭部を晒しました。
本来であれば、こうなった時に皆で集中攻撃するものなのですが、頭にきていた私は弱点があらわになった木偶に向かっていこうとする前衛に声を掛けていました。
「皆さん、申し訳ありませんが今回の弱点をつく攻撃は私がやります。手出しはしないくださいね?……さっきの様な攻撃に巻き込まれても良い方は来てくださっても構いませんけど……来られますか?」
出ようとした前衛は足を止め、やはり蒼い顔で顔をフルフルと横に振り後ろに下がっていきました。
そこまで確認した所で、木偶に向き直り弱点を攻撃する為の技を発動させました。
「さてさて、では木偶にはナナと同じような衝撃を受けて頂くのでこちらをプレゼントさせて頂きます。【スナップヒット】」
スナップヒットというのは、使い手の敏捷が高いほど攻撃回数と威力が上昇する技ですので、敏捷が180(三次職クラス)になっている私が使うと、当然桁違いの威力になります。効果はあるか分かりませんけど舞の動きにより、攻撃行動を帯に伝えやすくなっている気がします。
そのスナップヒットの何連撃か数えられないほどの打撃が木偶の弱点である頭部に次々とヒットしていくと木偶の上半身の3本あった体力ゲージの1本目があっさりと消失……。
「あら?なんて他愛の無い……。たったこれだけで無くなる程度の体力しかないなんて……それでもボスなのかしらっ!」
殴っていると少しずつ楽しくなってきている気がしないでもありませんが、今は関係ないですね。楽しかろうが楽しくなかろうが今は木偶AIに身の程を弁えるという事を教えないといけませんから。
私のスナップヒットによる攻撃は続く。途中、一度起き上がった木偶が私を見る目は先ほどまで私達全員と戦っていた時に、邪悪な笑みで攻撃していたとは思えないほど恐怖に彩られていました。
「あら?恐怖という感情を理解できたのかしら?それなら次は悦びを教えて差し上げないといけないわね」
2回目となる衝打による下半身破壊、そしてあらわになった頭部へのスナップヒットが開始された頃には木偶はハンマーを捨て、亀のようになり弱点の頭部を両手でしっかり防御していました。……防御してるから攻撃しないという選択肢は当然ありませんよね?
防御行動のせいか与えるダメージは1週目より減っており、体力を削りきるつもりで放ったスナップヒットですが、最後の3本目のゲージをわずかですが残ってしまい、全てを削る事はできませんでした。
「……つまらないわね」
怯えるように縮こまり動かないボスを見たとき、私の熱は冷めました。
残り体力も少しだけ残リましたし後は皆で殴り倒せば削れるかな?あ、でもさっき私、今回の弱点攻撃はやらせて!と言っておきながら、2度目も殴ってしまいましたね。この件は先に謝っておかないとダメですね。
「すみません。調子に乗って2度も続けて攻撃してしまいました。残りの体力はもうほとんどありませんけど後は皆さんにお願いします」
「あ~待て待て!レイカさん。ここまでダイダラボッチを追い込んでしまった状態で俺らがラストアタックを貰うのは気が引ける。だからラストアタックまできっちりレイカさんが刺してくれ。どうせ今回は様子見が目的だったんだから皆も依存はないよな?」
「「「もちろん良いですぞ!ささっどうぞ止めを……女王様!」」」
「はいっありが……えっ、あの?えぇ!?何で女王様なのよっ?」
気付けばみんなが私を見る目が変な感じがします……やっぱり私が思ってる通り邪悪モードだけに皆から見ても邪悪に見えたのかしら……ってそれどころじゃないわね。
さっきの女王様論をすぐに否定したかったのですが、ちょうど木偶が立ち上がって来ましたので先にそっちを片付けるべく技を準備します。この技はつい先ほどの帯術使用によりレベルが上昇し、新しく覚えた属性攻撃ものです。
「そういうことだからもう怒ってないけど、今回はやられといてね。次回会うことがあれば多分普通に相手するから……それじゃあ、さようなら……【雷襲巻】!」
起き上がり、怯えの目を浮かべながらもなおも闘おうとする木偶……ダイダラボッチに向かって帯による攻撃が放たれた。
バチバチバチンッ
雷襲巻でダイダラボッチの体は帯に巻かれ、属性ダメージで継続ダメージを受け続ける。残りほんのわずかだった体力は徐々に削られ……消失した。
「私のターン……終了よ……」
決め台詞?ッぽいものを呟きながら、私はナナやシュリ、ヒナのいる後衛陣へ戻っていきました。
「レイ姉……突っ込み所が満載過ぎて何から聞けば良いかなぁ?」
「それは聞かないでくれるのが一番ね」
「レイカさん。皆がおかしな勢いになりそうですのでこれからはずっと自重をお願いしますね」
「そ、そんなに酷かった?それなら自重します……」
「さっすがレイカちゃんだね。久しぶりにレイカちゃんの舞も見れたし私的には満足だよ!」
「と言ってもまだ思い出せてないんだけどね。久しぶりに先生の所で教えを請おうかしら?」
「あー、あの先生かぁ。でもレイカちゃんってあの先生と折り合い悪いからやめたんじゃなかったっけ?」
「そういうわけじゃないわよ?当時はちょっと色々あってね?行かない時期が重なってそれを注意されて……一度行かなくなると行きづらくなっちゃって辞めてしまったのよねぇ」
「そっかぁ。でも、あの先生って稽古中は厳しいけど、休憩中は美味しい和菓子をくれたから好きだったなぁ」
「もう、ナナったら……あっそうだわ。色々迷惑を掛けちゃったからクラスの皆に謝ってくるわね」
レイドメンバーが集まる塊に私は近づき頭を下げました。
「今回は勝手な行動しちゃってごめんなさい」
「ん?いや、まあ言い方と雰囲気がきつかったけどあれはあれでありだと思うし。今回は不問とするって今決まったぜ」
「え?そんなあっさり……初レイドで、一人で勝手に行動し皆に迷惑を掛けたのにお咎めなしというのはよろしくないと思うんですけど……」
「うーん、そうはいってもなぁ……皆?」
「だよなぁ。ボスの行動を見るという目標は達成できたし、次回行く時に今回みたいに暴走しないでくれたらそれで良いと思う」
暴走……私の邪悪モードは皆の中では暴走ということになったようです。そう言ってクラスメイトは笑って許してくれました。
「それなら今回のお詫びに、私に出来る事でしたらなんでもしますということで良いかしら?」
皆が許すと言ってくれても私自身が納得していないので自分で条件を出しました。
「え?マジで?」
「な、なんでも……」
「し、静まれ、我が際限なき悪意よ!」
クラスの男子たちは急にこそこそと相談し始めました。
内容は「……を着…ってのは?」「いや、それよりも……をだな……」「そこは……でいいんじゃね?」
と重大な場所が聞こえませんが、禄でもないような事を言われそうな気がしてきました。早まったかしら?
そんなこんなで男子連中とついでに女子も数人が話し合った結果……
「俺らの装備更新したいから防具一式ヨロシクたのむわ!」
「あ、はい。それでは希望の防具の種類と希望するステータスの種類を言ってください。可能な限り応じます」
「さっき使っていた武器について教えてくれ!」
「それは私の作ったユニーク武器ですね。ユニークとは製作者専用武器ということですので狙って作れるものではありません」
「明日リアルでデートしような!」
「は……えっ?」
私が答えを発する前にナナがありえない速度でその言葉を発したヴォ…何とかを連れてどこかに行ってしまいました。ついつい肯定の言葉を返してしまう所でした。危ない危ない。
「お泊り会(毎日随時開催)に来てほしいな」
「お泊り会ですか?誘っていただけるなら喜んで、流石に毎日は無理ですけど……」
「ほんとに?よかったぁ~。言ってみるものね」
一部を除いてまともな内容でよかったです。
こうして第一回のレイドバトルは終わりました。MVP報酬の素材は私がもらう事になり他のアイテムは全員で分配する事になりました。あと今回の反省を次回に活かすために、ナナが殴られても怒らないようにしなくちゃ……。
翌日、ニ度目のレイドバトルへ突入。今回もボスはダイダラボッチ。しかし私がいる後衛には全く近寄って来ず、ダイダラボッチはひたすら前衛を倒す事に終始していたので後衛の攻撃が当たり続け、思ったより簡単に倒す事ができました。
……気のせいか、私が配置されている後衛陣が近づくと、それとなくダイダラボッチも離れるように動いていたような……ま、まさかねー?
三度目のレイドバトル時に検証する為私が前衛に配置されると、ダイダラボッチは常に亀の状態に……。気のせいじゃなかったんですね……。一度目の戦いはダイダラボッチのAIに本物の恐怖を覚えさせてしまったようです。
四度目以降は私が参加しなかった(レイドメンバーから外れて欲しいと頼まれたので……)事で、通常営業?に戻り、その巨人としての超攻撃力に苦戦させられ……というかナナがいても何度も全滅したそうです。
私がいない時のダイダラボッチの元気さが凄く気になります……。
レイドに参加できなくなり暇になった私は、クラスメイトに頼まれた装備一式を作る素材を集めるべくソロインスタンスへ。制限時間いっぱいまで採取と討伐を繰り返し、さらにはミネランチュラという蜘蛛を【育成】でテイムすることができ、おかげで良さそうな素材が手に入る予感でいっぱいです。
【育成】のテイムで育てる場合、最低ゲーム内時間で1週間はその種に合った住処で慣らせてあげないと、良い素材を出さないので、他の子たちと相性が悪くないかを見極めながら住処を考えてあげないといけません。
ソロインスタンスのボスは倒さないのか…ですか?今回のソロ・ペアのボスはクリスマスサンタ服のレシピを落とすようですけど、それを私が着た所で需要?があるとは思えませんし要りませんよね?
……と思っていた時期がありました。ナナからダイダラボッチ攻略の愚痴を聞いている時にそのサンタ服レシピについてポロッとこぼした時に、「ちゃんと取得して作って!」とナナが豹変したんです。あんなナナを見たのはは中学以来です…。
ちなみにレシピドロップ率はもちろんソロの方が高めです。情報によるとペアではレシピドロップよりもランダムでレアリティがバラバラの武器が貰える事の方が多いそうです。PTの方はクリア報酬がポーションなどの回復アイテム詰め合わせらしいです。私としてはダンジョンでしか手に入らないポーションは喉から手が出るほど欲しいんですけどねぇ……。
とまあそういう経緯があり、素材集めを中止してソロインスタンスのボス討伐へ。
ソロのボスはドッペルゲンガー。攻略者と同じ能力、同じスキルで攻撃してくる恐ろしい敵でした。なにせ、私が使っていたダイダラボッチを恐怖に落としたあの帯を普通に使ってくるんですよ?私もあの帯を使わないと戦い以前の問題でした。
だけどそんなドッペルゲンガー自体も数回闘えば癖はわかる物です。いくらAIがあろうとも、私の舞の動きは再現できません。もちろんスキルで【舞】や【演舞】を取得していれば対応されたかもしれませんけどね。
というか、ドッペルゲンガーの動きに無駄があるということは、そこは私自身の動きの無駄であるということ。それを教えてもらえるのは非常にありがたいですよね。
そんなこんなで5週も回るころには、昔習った舞の動きをほぼ思い出しており、ユニーク装備の帯を使わずとも倒せるようになりました。
「相変わらず、レシピは来ないのよね~。……ドロップ率に運の数値は関係ないのはこれでほぼ確定したわけね」
7周目が終わったころに、ナナからペアインスタンスのお誘いがあり、一もニもなく了承し、早速ダンジョンへ。途中に出る素材はソロと同じようなのでさっさとボスを目指す事にしました。
ペアインスタンスのボスは情報どおり、デスケルベロスとセイントオルトロスの2体。
攻撃方法と行動パターンも情報にあげられていたので、以前財宝の洞窟で戦ったものを照合してみた所、ブレス攻撃が増えてる以外、大差ないことが判明。ナナに指示を飛ばしながらでも余裕で撃破。というか、ドッペルゲンガーより数段下だし負けるはずがないです。
「おぉ!?斧だぁ……ショックゥ。使わないよこの武器……」
「そうねぇ。なら、どうする?もう一回やっちゃう?」
「やるぅ!槍とか長物が欲しいもん!」
「私は特に欲しい物はないし、要らない装備の販売代金の3/4でいいわよ」
「オッケー!それで行こう~」
という会話があり、ペアダンジョンも制限時間2時間の所を1時間足らずで攻略した事で回数を回れるようになってます。そして14週目にてやっと……
「きたぁぁ!?って【旧世界の騎士槍】?すっごいみた事ある姿形だけど気にしたら負けだよね。運営側に私と同じ体験をした人がいるんだから知っててもおかしくないし」
「とりあえず鑑定するわね?」
【旧世界の騎士槍】:かつて異世界に存在した王国で竜騎士が使用していた槍……のレプリカ。特殊攻撃【ブリューナク】を使用できる。レアリティ☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9)、体力・腕力・敏捷+30
「……だってさ」
「懐かしい名前だなー。ブリューナク!あっちに居た頃の私の一番お気に入りの技!」
「早速使ってみるの?」
「モッチのロンだよっ!」
「……古っ……」
「ヒドイぃぃ!」
結果、ブリューナク超怖いです。必中+追尾の必殺技とかなにそれ……。私なんて目じゃないくらいチートじゃない?
「うーん、そうでもないんだよ?必中はするけど、盾もちに正面からガードされたら少しばかり威力が低下するもん」
「そうなの?」
「うん、あとは魔法属性もあったから、魔封じ状態だと使えないと思う」
「……聞けばチートじゃないって分かるわね」
「まあ、あっちに居た時はそこまで強固な盾なんて無かったから問題なかったけどね!ただ魔封じに関しては味方の魔導士に協力してもらってわかった事なんだよね」
「へぇ~、その魔導士はこっちの人?」
「そうだよ。その子は私の一歳上のフランス人なんだけど、あっちでは英語もフランス語も日本語みたいに……というか多分その人に取って、都合の良い言語に聞こえたから意思の疎通は出来てたなぁ」
「異世界……便利ねぇ」
「レイカちゃんも機会があれば行って見たら良いよ?」
「いやよ?そんな所に一人で放り出されても困るし……」
「大丈夫だよ~。きっとレイカちゃんならなんとかなるってぇ~」
「そんな無責任な信頼は要りません」
「ブゥ~」
ナナの槍が手に入った事で今までのクリア報酬武器で要らない物はバザーへ。この時、久しぶりにミヤに連絡を取ったところ、いろいろあったけど今は落ち着いてるという返事がありました。色々って以前フォウクラッセンで見た諍いの事かな?解決したのなら良かった。
「よーし、懐かしい槍も手に入ったし、ちょっとソロインスタンス行ってくるね!」
「あ、ソロインスタンスなら凄く自分の訓練になるからお勧めよ。ドロップアイテム目的じゃなくて自分の修行だと思っていけば苦じゃないし」
「おぉ?レイカちゃんがそこまでべた褒めするソロインスタンス!凄く楽しみだよ!じゃあ行ってきます!」
「えぇ、がんばってね。私もダンジョンに潜らないと。ドッペルゲンガーの経験値凄くおいしいし……。あのGMが居るから全員いやらしい性格なのかと思ったけど、ちゃんと良い設定する人もいるようで良かったわ」
前回までのソロ7周とペア14周の戦闘結果により、私の空気賢者のレベルはなんと!17になりましたー!
ワーワーパチパチパチ~。取得経験値を見たらドッペル一体で、経験値100%入手に加えて特性によるボーナス分も追加。スキルも多数使用するのでそちらの方も順調に成長しています。生産に関しては進歩があリませんけど、その辺はクラスメイトへのお詫びの装備を作れば育つはずなので今は考えなくて良いです。
ドッペルゲンガーうまうまーですよほんと!あの神官GMに痛い目?見せるため、ドッペルさん乱獲します。今から謝っておきます。私の糧になるドッペルさん、ごめんなさい、そして特性【自身に打ち勝つ者】をくれてありがとう!
【自身に打ち勝つ者】はドッペルさんを30回討伐時に貰いました。ドラゴンキラーといい、今回の特性と言い、30回勝つことに意味があるようですね。
効果は、レベルアップ時にスキルポイントが+1される。スキルポイントは本来私のやっていないグランドクエストの報酬と、スキルレベルが10を超えるごとに1ポイント、あとは以前、補填で貰ったアイテムで得る方法しかないので、特性で多くもらえるなら後々役に立ちそうですよね。
あ、レシピはクリスマス直前にドロップしましたよ。ナナにすぐに作って!といわれたので、余っていた素材を作成しました。
私とナナの二人でミニスカサンタ服を着用して街を回ったり、露店を開くと男性プレイヤーがどんどん買っていく……。凄く儲かりました!
あとはペアで戦ったお犬さんたちですけど、合計取得経験値が20%くらいでした。普通の人が見れば十分美味しいから私に相手されなくなるからって気を落とさないでね?
終業式の日からイベントが終わる12月31日の23:59分まで私は可能な限り、延々とソロインスに篭りました。その結果は後ほど……。ただ一言だけ言いますと、ドッペルさんから得られる経験値が回数を重ねるごとに減ってしまった事でしょうか。
……クリスマスの思い出??なにそれ?おいしいのかしら?
ウソよ。ちゃんとパーティを開きましたよ?クラスメイトも男子含めて数人参加してました。
久しぶりにパーティドレスを着ていたのでちょっと視線が気になりましたね。特に胸の辺りに集中してた気がするかも?きっと胸元が大きく開いてるドレスだったせいです。陽菜に任せてたらこれになったのよね。
ちなみに和仁はその男子連中を見て歯軋りをしていました。その後彼らがどうなったのかは知りません……(これもウソです、ちゃんと普通に帰って行きましたよ)
七実も途中参加で、ドレスを着てました。あ、女子もうちの家にあったドレスを着てパーティにでてましたので、姫島さんとか日頃感じない男子の視線に恥ずかしそうにしてて可愛かったですよ。
なんだかんだで年末年始を七実たちの家族と過ごし、いつもどおりの新学期が開始されました。
名前 レイカ
種族 魔族
職業 空気賢者LV24
スキル 【マスター裁縫21/50】・【再生採取15/50】・【風塵魔法LV37/50】・【心頭滅却10/50】
【魔道基礎10/50】・【調香士5/50】・【誇り(プライド)50/50】・【体⇒魔変換50/50】【帯術30/30】
【天光てんこう12/50】【冥闇めいあん9/50】【育成24/50】
ステータス 体力5(+56) 魔力30(+75) 腕力1(+27)
体格5(+67) 賢さ50(+53) 敏捷25(+66) 運25(+20)
ステータスポイント 残り 0
スキルポイント 残り 12
風魔法;ウィンドボール・ウィンドカッター・ウィンドヒール・テンペスト・サンダー・アンチパラライズ
風塵魔法:ウィンドベル・シルフスクリーム・ウィンドブレイド・エアスラッシュ・エアプレッシャー
光魔法:シャイン・ライトヒール・シャインストーム・ディスペル・ヒーリングシャワー・ライトフラッド
天光:レイ・ソーラーライト・エインシャント・キュア
闇魔法:ダークボール・ナイトメア・ダークウェーブ・ブラックバースト・ダークネススラスト・ポイゾネス
冥闇:ダークフォロウ・暗闇の穴・デスヒール
裁縫:糸作成・鑑定・飾り縫い・良品成功率8%上昇・派生率+8%・雅縫い
マスター裁縫:糸複製・制作軸ベクトル設定・裁縫の奥義
採取:採取ポイント発見・採取個数アップ・レア発見率+2%・採取ポイント復活速度2秒アップ
再生採取:採取ポイント復活率+4%・レア発見率+3%・採取個数アップ
精神統一:魔力自然回復量中上昇・魔力値+10・魔力自然回復速度中上昇
心頭滅却:攻撃を受けても魔法が中断されない確率10%
魔法運用の知識:魔法攻撃力小上昇・賢さ+8・魔力+8・魔法攻撃時10%の確率で連続魔法
魔道基礎:魔法詠唱速度が-0.4秒・魔法威力5%上昇
香料士:モンスター遭遇率・狙われやすさが12%上昇・香封・開放・品質アップ・調香率10%上昇
調香士:超開放・幻惑耐性+5%
誇り(プライド):格上相手と戦闘時、腕力(物理攻撃力)・賢さ(魔法攻撃力)が40%上昇。
体⇒魔変換:体力5%と引き換えに魔力を45%回復
育成:土地と厩舎を持っている時、飼っているペット達から良質素材が取れる可能性が4%アップ
帯術:衝打・縛り打ち・スナップヒット・雷襲巻・絶波打・焔巻
特性
闇の加護:ダンジョン、夜のフィールドなど暗い場所でステータスに少しですが補正が掛かります。
古き英雄の記憶:ソロ時の獲得経験値が2割(20%)上昇する。パーティ時は英雄の気質を発揮し仲間のステータスを3ずつ上昇させる。段階を踏むことで成長する。
下克上:モンスター討伐時の経験値が10%増える。覚えるには自分より数段上のモンスターを倒し続けなくてはならない。
ドラゴンキラー:ドラゴンを何度も討伐した物に与えられる。リザード、ドラゴン系に与えるダメージ+20%
隠れたい者:表面上は目立ちたくないと思っているあなたに。フレンド登録数が少ないほど能力が上昇。1~3人:全ステータス+3、4~6人:全ステータス+2、7人以上:全ステータス+1。フレンド登録数が一定数増えると特性が変化する。
イジメを乗り越えた者:、運基礎値に+20。NPCにアイテムや素材を売る時、買取額が上昇する。NPCからアイテムや素材を買う時、割引してもらうことが出来る。特殊イベント遭遇率上昇。フレンドとPT(レイド含む)を組んだ時、組んでいるフレンドの人数に応じて獲得経験値・アイテムドロップ率が上昇する(特性所持者・フレンド共に。フレンド以外は対象外)
爆発魔ボマー1/10:効果:鍛冶、火・光属性成長率微上昇(1.1倍)・火・光属性耐性が微上昇(1.1倍)、代わりに水属性の魔法・特技が永遠に使用不可となる
new 自身に打ち勝つ者:レベルアップ時にスキルポイントが+1される。




