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Dream Community Online(仮)  作者: ふんにゃり
高校生編!?
22/135

夏です!海です!イベントです!? 1-6

2わめです


GW中の更新はこれで終わりです。次回の更新は未定。6月までに一話くらいかなぁ。

 危機一発の状況で私を助けてくれたのは全身ウロコで覆われた竜人でした。このゲームのプレイヤーには竜人はいないはず……ということはNPC?


 「えっと、ありがとうございました」

 「礼には及ばん。だがオンナよ。お前の技術でこの森に来るのは時期尚早であろう?せっかく助かった命ださっさと町に戻るといい」

 「はい。私もそのつもりだったんですけどあのトラに追いつかれちゃいまして」

 「言い訳を聞く気などはない。だがこのまま放置して死なれては助けた意味がないな。とりあえず洞窟まで護衛してやるから着いて来い」


 このNPC竜人、口は悪いけど優しい気がする……そのまま放置すれば良いのにわざわざ洞窟まで送ってくれるみたいだし。


 洞窟までにヒッポス2体に出会ったが竜人NPCがあっさりと撃ち殺してしまう。ちなみにこの竜人がモンスターを倒した場合、プレイヤーが倒したときと違い死体が粒子化せず残るのである。

 ぶっちゃけ血も見えるのでグロイです……。自分の血は大丈夫なんですけどね(自主規制



 「あのー、このモンスターたちを剥ぎ取りなどはしないんですか?」

 「今はお前の護衛中だ。モンスターの処理など護衛が終わったあとでかまわぬ。この森程度のモンスターであれば不覚はとらぬのでな」

 「そうなんだ」



 ヒッポスを倒した位置から5分後洞窟の入り口に着いた。私が洞窟の入り口に歩き出すと竜人NPCも踵を返し森の奥へ戻って行こうとしたので私は呼び止めました。


 「あの助けて頂いたのでよければお名前を聞かせていただけませんか?」

 「な、名乗るほどの者ではない……といいたい所だがまあよかろう。教えてやる。

我が名は竜人族が戦士ジーク・F・リードだ」


 じ、ジークフリード……竜殺しの英雄の名前が竜人についてる不可思議現象。……いやまあいいんですけどね。正確にはジーク・F←(ここ大事)・リードさんみたいですし。


 「では改めてジークさん。先ほどは助けて頂きありがとうございました」

 「うむ。まだこの森に来るつもりなのであればもっと力をつけてくるのがよいだろう。そうだな。次に会えたならちゃんと戦えるか見てやらんでもないぞ。ではさらばだ!」


 そういってジークさんは颯爽と森の奥へ姿を消していった。



 気を取り直した私は洞窟内部のゴルドスケルトンのいた部屋に入りましたがまだゴルドスケルトンは復活していないみたいで、部屋の扉は開きっぱなしでした。もし復活していたらセーフティエリア側の扉が閉まっているはずですからね。



 「だけど洞窟のモンスターでも今のレベルだときついかもしれない。まあ魔力はあるんだし耐久で頑張るしかないよね」


 ゴルドスケルトンの部屋からでてゆっくりと進むと現れる洞窟蝙蝠とホールスライム。

洞窟蝙蝠は羽音で分かるけどホールスライムは地面を見ていないと分かりませんからね。


 来る時と同様テンペストを使いますがホールスライムには効果は大きく洞窟蝙蝠にはイマイチのようですね。じゃあ他の魔法を試しちゃおう!


 「シャイン!」


 光の筋が洞窟蝙蝠を照らすと洞窟蝙蝠は半端なく苦しみもがき始めました。そして数秒光に晒された洞窟蝙蝠は倒れあっけなく粒子化しました。


 「さすが光魔法。暗い所のモンスターには効果抜群ね……闇魔法も効きが悪いけど、その分回数を出せるしレベルあげには良いかもしれないわ」


 ゴルドスケルトンの部屋を中心に私はひたすらモンスターを探しました。セーフティ側にはゾンビとスケルトンが大量に出るので光魔法の範囲が欲しいですからね。

 何度も何度もホールスライムを見つけてはテンペストやダークボールを使い、洞窟蝙蝠にはシャインを連発していきます。

 洞窟に入って2時間後、光魔法は13レベルになり新スペルの【ライトヒール】【シャインストーム】、闇魔法は10レベルになり【ナイトメア】【ダークウェーブ】、風塵魔法は8レベルになり【烈風】まで覚える事ができました。



 【ライトヒール】:光の回復魔法。他の属性よりも回復基本値が高い。レベルが上がるに連れて効果も上昇する。

 【シャインストーム】:光の範囲魔法。中範囲にシャインを降らせる。レベルが上がるに連れて光の濃度が上がる。

 【ナイトメア】:眠った相手に悪夢を見せ衰弱させる。衰弱させた相手の体力をわずかだが吸収する事も可能。 ※眠らせる効果はないので間違えないように!

 【ダークウェーブ】:闇の範囲魔法。高威力だが範囲が狭く使い手の感覚が重視される。別名使い手を選ぶ魔法といわれている。

 【烈風】:風塵魔法の範囲魔法。テンペストより風の威力が高くなり裂傷効果も追加された。消費魔力は多め。




 「うん、大分マシになったね。流石に風塵魔法は風魔法と同じようには上がらないみたいだけど。光も闇も範囲魔法覚えたし、一度使ってからセーフティエリアに戻ろっと」


 ゴルドスケルトンの部屋から出ると同時に後ろの扉が閉まる。


 「あ、ボス復活したんだ。骨も欲しいし倒しておこっかな。あの不意打ちが来ることさえ覚悟してれば倒せない相手じゃないし」


 という訳でゴルドスケルトンの部屋に入室。だけど先とは違いゴルドスケルトンは離れた位置にいました。どうやら初めてのときは偶々ボスが扉の前にいただけのようです。


 「なぁーんだ。期待はずれ!まあ、これだけ距離があるなら余裕を持って魔法を発動できるからラッキーなのよね……」


 ゴルドスケルトンは私に向かって一直線に向かってきます。私は落ち着いてシャインを詠唱し発動。ですがスケルトンの癖にシャインの効きが悪かったのです。


 「えぇ?なんでよぉ!」


 この出来事に驚いてるうちに距離をつめられ、まず挨拶代わりとばかりに剣による一撃を食らいました。そのダメージは3割ほど。

 やはり森のフィールドのタイグーより攻撃力は低いですね。このくらいのダメージならライトヒールで回復できますので負けはありません!



 「ビビッて損したよ。光魔法が効かないなら闇魔法でどう!?ダークボール!」


 黒い球がゴルドスケルトンに当たり、その体力を大きく削る。


 「!?スケルトンの癖に闇属性が弱点とか面白い設定ね!あと新しい魔法の実験台になってもらうから覚悟なさい。 【烈風】」


 ゴルドスケルトンは烈風により起きた切り裂く風によりジワジワと体力が削られていく。でもやはりテンペストの時みたいな吹き飛ばして壁にぶつけるとかの打撃効果がないため期待以上のダメージはないようです。


 「これはダメね。じゃあ次、【シャインストーム】」


 もとよりダメージは期待していないが範囲を確認するために発動したのです。大量のゾンビとの戦闘中にぶっつけ本番で使うという真似はしませんよ。


 案の定光属性に耐性があるらしいゴルドスケルトンは微々たるダメージしか与えていない。



 「なかなか範囲広いのね。洞窟内で見かける部屋の中くらいならカバーできるわね。威力は分からないけど、定番どおりならゾンビやスケルトンの弱点属性になるはずだしきっと大丈夫よね。次は最後のお待ちかね闇属性の範囲魔法!【ダークウェーブ】」



 魔法を唱えると私の周りに闇が現れ5秒ほどで消えてしまいました。


 「え?これだけ?範囲魔法よね?いくらなんでも狭すぎるわ」



 ダークウェーブに文句を言っているうちにまたしても距離をつめられ剣による2連の斬撃をくらう。

今回のダメージは7割。3太刀目を食らったら死んじゃいますね。



 「ほんとに接近攻撃は魔法型の弱点ね。何とかカバーする方法考えた方がいいかもね」


 だけどこの距離ならさっきのダークウェーブが届くかもしれません。私はとりあえずライトヒールで体力を8割まで回復し、こちらに来るゴルドスケルトンの剣を振り下ろすタイミングにあわせダークウェーブを発動しました。



 私の周りに現れた闇が獲物であるゴルドスケルトンを見つけ一斉に襲いかかりました。

どうやらダークウェーブは攻撃だけど防御の役割も果たしてくれるようです。ただし不意打ちには向きませんね。この魔法の詠唱時間が10秒くらいありますから。


 闇に襲われたゴルドスケルトンはというと、その体力が恐ろしい勢いで減っていますね。さすが高威力とうたうだけのことはある魔法です。纏わりついた闇は晴れることなくゴルドスケルトンの体力を削りきり消えました。



 「これは扱いの難しい魔法ね。でも面白いわ!」


 ドロップアイテムに金色の骨と別の新しいアイテム【金色の結晶】を確認した私はゴルドスケルトンの部屋を出て、セーフティエリアのある方向へ歩き出したのでした。


 金色の結晶はNPC販売額が時価となるもののようです。売る以外の使い道は鑑定で表示されなかったので売り払ってしまっていいでしょう。



 セーフティエリアまでの道中の描写は少し削りますね。まとめて言いますと、数度に渡ってスケルトン・ゾンビ連合軍が現れる⇒シャインストーム発動⇒全て粒子化し通路がガラ空きになる。悠々と脱出し現在セーフティエリアという感じです。



 「さすがに4回も5回もアンデットの群れを全滅させたら光魔法の成長が半端ないわね」


 アイテムボックス内にはスケルトンやゾンビのドロップ品が所狭しと埋めている。スキルレベルのほうも光魔法だけ突出し二度目のゴルドスケルトン討伐前は13だったのがソロ時経験値30%増加が大きいようで洞窟を抜ける戦闘だけで19となっている。


 まだまだ続けたい気分ですがアイテムボックスの枠が心許ないので始まりの街に戻ってアイテム整理と生産作業をしてから戻ってくる事にしましょう。あ、そういえば水着レシピも集めないといけません。でもそれに関してはスキルレベルを上げてからでも十分間に合います。ソロで行く以上戦闘力はきっちりあげておかないといけませんから。




 始まりの街に戻った私は金色の結晶をはじめ香料や裁縫で使わない大量の素材を売り払い総合計金額 21万cも得る事ができました。

 内訳はいうまでもなく金色の結晶が16万cという値段がつきました。それを除いても5万も入っているのですからあのあたりの森や洞窟の稼ぎはいいんですね。暫くはお気に入り狩場にしておこうかしらね。


 アイテムボックスの内部の大半がすっきりした事で私は生産施設に向かいました。……が現実でもう夜中という事もあり今日はもうログアウトする事にしました。

 それにしても私いつの間にかこのゲームにドップリはまっちゃってるねぇ。悪い気はしないのだけど。

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