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12:肖像画家編の詳細化

 続いて、肖像画家編の詳細化ですね。

 失恋二回を続けたことで、誰かを陥れる手段は止めたので。

 今度は自分を盾に相手を動かそうという真似をしても、成功しないものだというお話になります。

 あとそれから、ナビキャラの正体とか本心とか、そういうのを出していくとか。ソルについても、ナビキャラに対する感情についてちょっとずつ出していく。そんなところですね。

 王都編に繋げるためにも、何だかんだで王子様に繋がるための小道具は用意しないといけないし。


ソル「この話は、割と私の内面を書いていることが多いですわね」


 実際、そういうのがテーマなので。

 ソルの心の浄化というか。光堕ちが進んでくる予定ではあったので。内面で色々と苦しむ頃だよなあと。過去の自分と向き合いながら、今の自分と折り合いを付けていくと。

 そういう必要があると考えた。

 ただ、一つ誤算があって――


ソル「なんですの?」


 ソルが光堕ちするのが想像以上に速かった。もっとこう? しばらくはお馬鹿でゲスいキャラでいて欲しかった。


ソル「やかましいっ!」


 順調に綺麗になっていってくれて、望ましい結果のはずなんですけどねえ。

 生活環境の違いにもよるのでしょうが。基本的に、失敗を分析して反省し、次に活かす能力が高い子なものだから。自分が想像していた以上にあっという間に成長しました。

 頭が良い子だとは思っていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。


ソル「まあ、当然ですわ」


 本当に、才能の使い方さえ間違っていなければなあ。

 で、ストーリーの流れの考え方に戻るけれど。

 まず、これまで通り何だかんだで出会いは必要だなと。


ソル「それはそうですわね」


 次に、ソルがどうしたら相手に興味を持つだろうか?

 というより、前の章がソルにとって好みの相手で、ソルの方から仕掛けていく話だったので。今度は逆に想われていく話にしたかった。

 そこで、相手を知るため。逆に、相手から色々と聞かれるような会話イベントを用意する必要があると考えた。

 前にも言ったけれど、ここはソルの内面を掘り下げていく話になるので。そうやって、外から質問されてソルに自分の内面がどうなっているのかを答えさせた感じです。

 アイデンティティの確立って、精神の成長に必要な過程なので。


ソル「あの頃は、私もちょっと精神的に不安定でしたけれど。それも、想定通りでしたの?」


 そうです。光堕ちするにつれて、過去の自分が苦しくなってくるので。

 それでも「今の自分は愛されても良いのだ」という安心感を獲得して貰うのが目的です。そこが揺らいでいると、結局はどうしても愛を疑ったりとかして崩れていくように考えています。


ソル「つくづく、細かいことを考えていますわね」


 我ながらそう思う。

 でも、ピグマリオを描いていた和田慎二先生の後書きとか思い返すと。何気なく読んでいた小説や漫画アニメも、こうしたところを考えて作られていたんだなあと思う。


ソル「それが、どれだけ読んでくれた人達に伝わっているのか知りませんけどね」


 いいんだよ。伝わらなくて。というか、初見ではそんなの意識して貰わない方が良いと思う。

 こういうのは、ストーリーの表舞台として見せるものじゃなくて、裏方として用意するものだろうから。

 続いて、ちょっと相手から想われることに慣れてきたところで。

 今度は従者の少年に対する感情ですね。

 これは、彼を想う少女の手伝いをさせることにしました。「この私の目に適う相手なら、彼と付き合う権利をやろう」みたいな?


ソル「台詞に、思い当たる節はありますわね」


 今思えば、もうちょっと少女の恋を応援するところに葛藤を入れてもよかったかもとは思います。

 でも、それをやると色々とバレバレになりすぎる気もするので、書かなかった気もします。

 どっちが良かったのかは、今もよく分かりません。


ソル「でも、上手くはいきませんでしたのよね。あの頑固者」


 そう言わないの。その頑固さが、何を理由にしていたのか分かっているくせに。


ソル「むぅ(赤面)」


 というところで、ようやく「自分を盾に相手を動かそう」という下準備を用意出来た。ナビキャラ少年に対する怒りとか想いとかで自棄になった挙げ句――


ソル「色仕掛けはしませんわよ」


 全力で拒否されたんだよねえ。

 いやまあ、当時相談していた創作仲間にも止められたけど。


ソル「本当に、何させる気だったんですの!」


 いやほら? ナビキャラ少年が隠し持っていたエロ本を見付ける話書いていたでしょ? アレの真似?


ソル「あ、あんな破廉恥な真似っ! で、出来るわけないでしょっ! 冗談じゃありませんわっ!」


 もう、本当に色々と知識がナビキャラ少年経由だよね。

 それと、地味にナビキャラ少年からも脳内でプレッシャー掛けられてた。あいつ恐いよ。本気で殺気ぶつけてくるんだもの。俺、書いている人だよ? 君達の生みの親だよ?


ソル「それでも、キャラが絶対にやらない真似を無理矢理させるのは違いましてよ?」


 そうなんだよねえ。

 結局、そういう結論に達して。えっちぃ展開は無くなりました。ちぇっ。


ソル「あのエロ本の話がまさかこんな伏線として用意されていたなんて」


 他にも、従者の少年の前世ソルに対する感情の伏線だったり。これはあくまでも、ストーリーとして共感していたという話なんだけど。

 色々と、意味のある話でした。

 誰か、分かる人いただろうか?


ソル「知りませんわよっ!」


 何にしても、キャラの内面を掘り下げていく話を考えるなら。外から問いかけて、キャラ自身に考えさせる。そういうところを意識した方が良いのだなと学んだ気がします。

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