表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命の灯(第二稿)  作者: 坂上きつね
第三章ー--つむぐー--
52/52

紡ぐ2

 つむぐは病室で目を覚ました。不思議と身体の痛みはなくなっていた。

 コンコンと扉が開いた。入ってきたのは坂下だった。

 「坂下くん、どうしてここに、、、?」

 「いやあ友達からつむぐが病気だっていうから見舞いに来たんだよ」

 「そう」つむぐの頬を涙が伝った。

 「で、調子の方はどうなの?」

 「特に痛みもないわ」

 「それはいいことだ」坂下は机の上のスケッチを見た。「なんだい、この鎧を着た猫は? それに上ににゃんにゃん王国って書いてあるぞ」

 「ふふっ、ただのいたずら書きよ」

 「ほんと不思議なやつだな、お前は」

 二人は他愛のない会話をした。つむぐはずっと泣いていた。

 一時間ほど話し込んだ。

 「じゃ、僕はもう行くね。まだ仕事が残ってるんだ」

 「うん、行ってらっしゃい」

 坂下は病室から出て行った。

 つむぐはふっと息をつく。

 良かった、最後に彼と話せて。

 つむぐの全身から力が抜け、やがて心臓は止まった。

 彼女の命の灯が消えた。


 FIN

三文小説にお付き合いいただきありがとうございました。いやあ、まさかこんなラストになるとは思いませんでした。今後ともごひいきに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
どうもイリオモテイケオジです。最後まで登場させてくれてありがとう。続きが気になるので続編よろ〜
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ