表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

僕は、君がいないと眠れない。

 今、君は彼と一緒の部屋にいる。


 そのさびしがりやの君と彼が出会ったのも、運命なのかもしれない。

 きっとこうなる定めだったのだろう。

 君は、その彼といることを選んだのだ。



 その彼に常に寄り添うようにいる君を思い浮かべては、複雑な気分になる。

 少し嫉妬にも似た気分が押し寄せる。

 今までは、君と一緒にいたのだ。


 さっきまで、君を包むように抱いて……

 一緒に眠っていたのだ。

 君を独占できたのだ。




 しかし、君は、太陽の香りがする彼といることを選んだ。






 ――君に別れを告げて、押入れの戸を閉めた。


 君の体内に詰まったそば殻の音は、一週間の帰省から戻る時まで独占できない。 

別名、枕が変わると眠れない男。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ