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告った!

ーー女子視点ーー

 キーンコーンカーンコーンと始業の鐘の音が鳴った。

もう夏が始まっているのに私はまだ立ち直れていない。もちろんこの前のことがきっかけだ。親友になろうと言われて私はすぐに答えを出した。それは断って気まずくなるよりマシだと考えたからだ。でも今、後悔している。あのとき、選択肢は必ずしも2つではなかったから。私が勇気を持って告白していれば、恋人になれたのかもしれない。冷静に考えれば、考えるほど過去を振り返ってしまう。そこで私は今度こそ、夏休み前に告白をしてみることにした。




ーー男子視点ーー

 あのときの告白をきっかけにもっと自分らしく振る舞えるようになった。そして、そのおかげで今では学校に行くことをとても楽しく感じている。でも最近、親友がおかしい気がする。告白以前より距離がある。何か納得のいってない様子のようにも感じる。告白以前だったら、あっちから話しかけてきてくれることや一緒に下校することを提案してくれることが多かった。でも今は自分から話しかけに行くことや下校の提案をすることが多い。だが考えすぎかもしれない。それともう一つ自分で自分の行動を理解できないことがある。親友が他の男子と話しているとなんだか嫌になる。怒りでも悲しみでもないその狭間のような感情が湧き上がってくる。誰か相談できる人でもいればしているのに。

とりあえず今日は帰りにマクドにでも誘ってみよう。

キーンコーンカーンコーンと終業の鐘の音が鳴った。

 待ち合わせ場所で既に親友が待っていると思ったが今日は掃除当番があると言っていたのをふと思い出した。数分待っていると親友が見えたので、声をかけようとしたが男子と歩いていた。その男子はなにやら周りをキョロキョロ見回していた。そして次の瞬間告白をし始めた。




ーー女子視点ーー

 ハンバーガーを食べて、お腹が満たされた。正直、親友になったとはいえこうして二人で、ご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりできてとても楽しい。だがその現状を続けたくはない。私の告白次第で今の現状を壊すかその一歩先に行くか決まってしまう。そう考えると失敗した未来が怖くて今を楽しみたいと思ってしまう。でも夏休み前に会えるのは今日が最後だから今日しかない。

 あれから渋りに渋った挙げ句、解散場所の駅についてしまった。もうここで言うしかない。ここで言わなかったら、一生後悔する。息を思いっきり吸って、吐くと同時に言葉を出した。

 「好ぅ、、、」

 「あの!」

私が声を出すのと同時に彼も声を出していた。それも私の3倍ぐらいは大きい声で。それが原因か顔がとても赤くなっていた。

 「親友の件。撤回したい。君と一緒にいるととても楽しいって言ったことも気の置けない存在って言ったのも、嘘じゃない。でも俺は自分の感情をどうやら読み間違えたらしい。俺は気づいたんだよ!君のことが好きってこと!だから...付き合ってください!」

心拍数がみるみる上がっていく。にやにやを止める必要はもうなかった。




ーー男子視点ーー

 「ただいまー!」今日は自分の思いを告白できて本当によかった。とっても気分がいい。これから、楽しい学校生活が待っていると考えると勉強も、部活も全力でできる気がする。明日からとっても楽しみだ。

 「あら、あんたどうしたの?なんかいいことでもあったのー?もしかして彼女でもできた?」

 「え、、、そんなこと、、、ない、、、よ。」

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