【第3章~村編~】家の中で攻防戦
暗闇鴉はSAKI達が仮暮らししている家に近づいた。
セブンの独り言
(それじゃ訓練通りな)
武蔵
(はいよ)
日向
(わかりました)
則次火焔
(来たぞ来たぞ…)
則次は屋根裏の隙間からボウガンを構えてる。
則次火焔
(引き寄せて…引き寄せて…)
未来と葵は廊下にバリケードを作った。
未来はスリングショットを持ち、葵はM16A2を持ってる。
未来と葵の陣地のすぐ脇に、階段がありそれを登るとまたバリケードでSAKIが待ち構えてる。
政虎はその脇で窓から突入してくる敵を殺る作戦だ。
神崎達はその近くにある一室に隠れてる。
則次火焔
(く…、来る…)
塀を登って暗闇鴉が突入しようとする。
【ピシュ】
「おぅ!」
則次はボウガンを発砲し、見事喉に当てた。
【ピシュ】
【ピシュ】
則次は次々にボウガンが敵を撃ち落としていくが
則次火焔
「くっ…」
やっぱり多勢に無勢、何人かの突入を許してしまった。
日向
「くそったれ!調子こくな!!」
【ダァン】
日向
「…!?」
上総
「日向!!」
日向の腹に穴が空いた。
日向
「ぐわぁぁぁ!」
上総
「日向がやられた!」
Line
「ここは行かせないよ」
そこにはLineがH&K MP7を持って立ちはだからる!
【ダダダダ】
上総
「火力を集めろ!1階にだ!」
上総の号令でLineがいる場所が集中砲火を食らう!
そんな中…
【ガシャン】
清水次郎吉
「これでも食らえ!」
2階の政虎がいる部屋の隣の部屋に潜んでいた清水次郎吉が持ってた拳銃でLineを援護する!
阪神政虎
「SAKIさん!」
SAKI
「下に誰がいるんだよ…」
どうやらSAKIは下の階にLineがいる事を知らない。
SAKI
「仕方ない!援護しろ!」
阪神政虎
「よっしゃ!」
政虎も銃床で窓を割り
阪神政虎
「ファイヤ!」
【ダダダダダダダダダダダダ】
H&K G36を撃つ!
塀で激しい銃撃戦が行われてる!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ガシャン
SAKI
「!?」
政虎の反対の窓から暗闇鴉が突入を図った!
SAKIは刀を抜いた!
【ガキィ】
刀がぶつかり合う!
阪神政虎
「SAKIさん!」
政虎が銃を敵に向けようとした瞬間!
【ズバッ】
神崎が飛び出し、敵を斬りつけた!
SAKI
「ありがとう」
神崎は軽く会釈をすると配置に戻った!
清水次郎吉
「!?」
清水次郎吉は下の階から銃声が聞こえてないのに気づいた。
清水次郎吉
「やられたか…?」
敵が次々に突入する。
阪神政虎
「1階突破されました!」
SAKI
「来たぞ!」
SAKIが階段の下にいる未来と葵に言う!
未来
「来たって…」
葵
「こい…」
バァン!
襖を破って敵が攻めてきた!
葵
「いまよ!」
葵は発砲した。
ダダダダ
「ぐあ!」
未来も鋭利な物で撃つ!
シュピッ
「ぐっ…」
阪神政虎
「下で戦闘が始まった」
ダダダダダダダダ
暗闇鴉は物陰に隠れて撃つ!
ダダダダダダダダ
葵
「ちょっと!こっちは可愛い女の子2人よ!」
ダダダダ
葵
「うっ……」
突然、葵が倒れた。
未来
「葵!?」
見ると肩から出血してる。
葵
「肩を撃たれた…」
未来は慌てて背中を見る。
未来
(貫通してる…)
ガギィ
未来
「きゃあ!」
未来はひとまず葵を階段のところまで引きずり
未来
「葵がケガした!弾は貫通してる!!」
阪神政虎
「わかった!」
清水次郎吉
「ここは任すナリ」
SAKI
「いけ」
阪神政虎
「了解!」
政虎は階段を駆け下りた。
ダダダダダダダダ
阪神政虎
「激しいなこりゃ」
未来
「幸い、ここの後ろはデカい壁だから私たちは1方に集中できる!」
阪神政虎
「挟み撃ちはないな」
政虎はG36を構えて撃った!
ダダダダダダダダダダダダダダダダ
未来も撃つ!
ダダダダダダダダダダダダダダダダ
出雲
「どうした!!」
長州
「敵の攻撃が凄まじく、進めない状況であります!」
出雲
「閃光弾で潰せ!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダ
コトッ
阪神政虎
(閃光弾!!)
バァァァン
未来
「目が…目がぁぁぁぁ!!」
阪神政虎
「くそっ…」
SAKI
「下がやられたな…」
清水次郎吉
「来るナリ」
階段を駆け上がる音が大きくなってきた。
SAKI
「いまだ」
SAKIは固めたバリケードを落とした。
「!?」
「うわぁ!」
階段を登ってきた暗闇鴉達はバリケードで階段塞がれてしまった。
さらにそこから
バシュ
バシュ
清水次郎吉が隙間を狙って撃ってくる!!
薩摩
「あいつを黙らせろ!」
薩摩が清水を攻撃させる。
ダダダダ
ダダダダ
ダダダダ
SAKI
「畜生、こっちは2人だぞ!」
清水次郎吉
「何かいい方法は…」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
SAKI
「奴ら、バリケードを破壊してやがる!」
清水次郎吉
「こうなったら!」
清水はある物を出す!
SAKI
「おい!」
清水次郎吉
「これでも喰らえ!」
清水は火炎瓶を投げた!
バリィン
瓶が割れる音がしてバリケードに火がついた。
SAKI
「逃げるぞ!」
SAKIは神崎達と則次を呼び寄せる!
清水次郎吉
「火炎瓶を投げた!そっちにも火が回る!だから早く逃げるナリ!」
清水は階段の下の3人にめがけて叫ぶ!
阪神政虎
「くっ…」
ようやく目が慣れてきた政虎は
阪神政虎
「逃げるぞ…」
未来を起こし、葵を背負い、裏口から脱出を図る。
SAKI
「我々も」
SAKI達も襲撃を受けた窓から脱出する。
セブンの独り言
「どうやら、家に火がつきましたね」
東谷
「やったのか!?」
セブンの独り言
「それは見てみないと」
SAKI
(東谷の野郎、やりやがるな…)




