表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闇の陰謀  作者: 佐伯 学
第一部【序章】
44/116

【第3章~村編~】SBT壊滅


若干素人な部分あります。


暖かい目で見てください。


尚、この回で作者・オリキャラから死者が出ます。

熊谷雅之達SBT第1小隊は森の中を歩いていた。


熊谷雅之

「小さな島なのに森は深いんだな…」


御園拓也

「しかし隊長、なんで第2小隊以下を帰したんですか?」


熊谷雅之

「…………ちょっとな」



御園拓也

「……?」









しばらく後


熊谷雅之

「ここで休憩だ」


御園拓也

「はっ」


熊谷雅之

「毒島はSAKIに連絡をとれ」


毒島久

「了解」


小隊の隊員はみんな近くに腰を降ろす。


熊谷雅之

(狗島について先にいた前田士長と合流してこれから戦う「敵」の対策を練らなければ…)


携帯食糧を頬張りながら考えている時だった。


「敵襲!」


列の後ろの方で叫び声が聞こえた。


各自自分の武器を手に取り戦闘体勢に入る!


【ダダダダダダダ】


列の後ろが敵と交戦してる!


隊員は木の陰に隠れて応戦する。


熊谷も木の陰に伏斜の体勢になる。


【ダダダダダダダ】


熊谷雅之

(2~3人ってとこだな、向こうの木から打ってやがる)


熊谷はそう判断し


熊谷雅之

(佐島と中島、おまえらは向こうにいけ)


佐島隆之

(了解)


中島克也

(わかりました)


佐島と中島は銃撃の間を見計らって走る!


熊谷雅之

(よし!そこから攻撃すれば…)


その時だった。


佐島隆之

「ぐわぁ!」


佐島が打たれた!


熊谷雅之

「佐島ぁ!」


腕から血が出てるのがわかる。


中島克也

「佐島!大丈夫か!?」


後ろを走っていた中島が助けようとするが


【ザスッ】


熊谷雅之

「!!!」


しかし中島も頭に何か打たれた!


その場で力無く倒れる。


御園拓也

「佐島ぁ!中島!」


熊谷雅之

(読まれたか…)


御園拓也

「あいつら許せねぇ!グレネード使います!」


熊谷雅之

「許可する!」


御園はM4に付けてあるM203に弾込めると


御園拓也

「って!」


【ダァン】


発砲した。


弾丸は敵がいると思われる場所に着弾した。


御園拓也

「どうだ!!」


銃撃を止め、反応を伺う。









御園拓也

「やったか?」


【ピシュ】


【ザク】


御園拓也

「うっ…」


突然金属矢みたいなものが飛んできて御園の腹を貫いた。


御園拓也

「あっうっ…」


御園拓也はなんとか抜こうとするが


【ザク】


今度は額に金属矢が刺さり、御園は絶命した。


熊谷雅之

「って!」


【ダダダダダダダ】


熊谷の号令と共に、再び発砲を始める!


しかし、今度は銃撃戦にならなかった。


木の陰から何かが出てきて、素早く隊員達を餌食にしていった。


熊谷以下SBTはただの自衛隊員じゃない。


特戦群、第一空挺団など自衛隊の精鋭から引っ張ってきたもの。


フランス外人部隊やカレン軍の一員として戦っていた血気盛んな実戦経験豊富なもの。唯ではやられないヤツらばかり集まっていた。


熊谷自身、SEALsやSASに研修したり入ったりしている。


そんな連中が、ピッケル1本で次々にやられていく。


熊谷雅之

「なんだあいつは…」


「ぎゃぁぁ!」



熊谷は銃を置き、タガーナイフに持ち替えた。


レシオン

「うおおお!」


【ガシィ】


ピッケルをタガーナイフで弾き返す!


レシオン

「くっ」


熊谷は右手にダガーナイフ、左手にサバイバルナイフを持った。


熊谷雅之

「かかってこい!」


椿

「喰らえ!」


遠くから狙っていた椿が金属矢を放つ!


熊谷雅之

「!!!」


間一髪気づいた熊谷は頭を仰け反らせて避ける!


その瞬間を見計らってレシオンが再度ピッケルで攻撃する!


【ガシィ】


しかし熊谷がダガーナイフを使い、ピッケルを弾き飛ばす!


レシオン

「くっ…」


熊谷はピッケルを弾き飛ばされてそっちに気がとられてたレシオンの腕をつかみ


【ゴキ】


レシオン

「グハァァア!」


レシオンの腕を折った!


椿

「レシオン!」


椿が金属矢を放つ!


熊谷はレシオンの背後に回り、レシオンを盾にした。


【ザク】


レシオン

「!!?」


椿

「レシオン!!」


さらに熊谷は


熊谷雅之

(殺された隊員の仇だ!)


サバイバルナイフでレシオンの頸動脈を斬った。


レシオンは首から大量の血を流して絶命した。


椿

「れ、レシオン!!」


熊谷雅之

「さぁ、次はテメェの番だ…」


返り血を沢山浴びた熊谷はレシオンのピッケルを拾うとそれを椿に投げつけた!


椿

「!?」


椿は慌てて避けようとするが


椿

「ぐっ…」


足にピッケルが刺さった。


椿

「くっ、くそ…」


熊谷は恐ろしい形相で椿に迫る。


椿は急いで落としたボウカン(金属矢)を拾おうとするが


【バシィ】


はじき返される。


椿

(や…ヤバい)


熊谷雅之

「我々を全滅させた戦闘力は認めるが、我々に手出したものには死あるのみだ」


そういって熊谷が椿の首筋に向けてある銃の引き金を引こうとした時だった。


【パシュ】


熊谷雅之

「!!」


近くの地に銃弾が着弾した。


熊谷雅之は咄嗟に銃口を向ける。


DOS

「強いなおまえ、さすがSBTなだけの事はあるな」


どこからかDOSが現れた。


熊谷雅之

「貴様か、この2人を操ったのは」


DOS

「なんだ!わかってるじゃん!じゃなんで」


熊谷雅之

「いや、今気づいた…」


DOS

「そうか…」


熊谷雅之

「もっと早ければ、あいつを殺さなくて済んだのに…」


熊谷は横目でレシオンを見る。


DOS

「まぁいい、また作ればいいさ」


熊谷雅之

「オレを洗脳させる気か…?」

DOS

「いや、おまえを洗脳させても面白くない。それに牛頭様は確実におまえを嫌う…」


熊谷雅之

「あ、そうかい」


DOS

「そうだな…それではあいつらを洗脳させよう!」


DOSがそういうと回りの風がいきなり強くなり


DOS

「また会おう!」


その言葉と共にDOSは去っていった。


椿を連れて


熊谷雅之

「……………」


熊谷はあたりを見回した。


そこにあったのは隊員達の死骸ばっかりだった。


熊谷は隊員達の首に吊されてある認識票をを取っていく。


熊谷雅之

(おまえらの無念、忘れはしない…)


そして熊谷はレシオンに近寄り


熊谷雅之

「……悪かったな。おまえも嫌だったろうに」


熊谷は倒れてるレシオンを寝かせて、開いている目を閉じた。


熊谷雅之

「おまえをこんな事にさせたあの野郎の首を持ちかえる。あの世で待ってろ」


その後、熊谷は埋葬を終わらせてその場を立ち去った。


次回は村に戻ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ