【第1章~BR計画編~】ブルー・ハイパー
ブルー・ハイパーの以外な過去が明らかに
ブルー・ハイパーに連れられ疾風の音とユイは小屋に着いた。
本田直也
「あ、師匠!お帰りなさい!」
ユイ・疾風の音
「師匠?」
ブルー・ハイパー
「まだおまえの事弟子にしたわけじゃないぞ?」
本田直也
「いいじゃないですか師匠!だったら認めてもらうまでです!」
疾風の音
「あの、そちらは」
本田直也
「本田直也!ブルー師匠の一番弟子です!」
ブルー・ハイパー
「だからいつ弟子にした!?」
ユイ
「ハハハハ…」
ブルー・ハイパー
「とりあえず中に入れ」
ブルー・ハイパー
「さて、どっから聞きたいか?」
疾風の音
「何のためにこんな事を始めたんだ!?」
疾風の音は机を拳で叩いた。
ブルー・ハイパー
「牛頭との取引だよ」
疾風の音
「ぎゅうず?」
ブルー・ハイパー
「かつてこの島を支配していた魔物だよ。日本武尊にやられて長年この島で眠っていたんだ」
疾風の音
「それとロワイアルとは…」
ブルー・ハイパー
「この牛頭はとても血が荒い、人の血をこよなく愛し、乱闘を好む…、つまり」
ユイ
「人を集めて自分は高みの見物…」
ブルー・ハイパー
「そうだ…」
疾風の音
「たったそれだけの事で…、許せない!」
また叩いた。
ブルー・ハイパー
「いや、それだけではない…。さっき『封印』と言ったろ?」
ユイ
「確かに」
ブルー・ハイパー
「3年前、その封印を解いたやつがいるんだ…」
疾風の音
「そ、そいつは…」
ブルー・ハイパー
「…………DOSっていうオレの親友だ…」
疾風の音
「DOS……」
ブルー・ハイパー
「そいつが島の調査に行ったきり帰ってこなくて、オレたちの部隊が探しにいったんだ」
~~~~~~~~
ブルー・ハイパー
「DOS!どこだ!?いたら返事をしてくれ!!」
オレは必死で探した。
島中のあらゆるところを探し、たどり着いたのが
ブルー・ハイパー
「なんだ?この洞窟は?」
オレは不審な洞窟があったから一人で入っていった。
ブルー・ハイパー
「DOS~、いたら返事をしてくれ!!」
オレは洞窟内を歩き回っていると
ブルー・ハイパー
「……………!!!」
DOS
「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ」
ブルー・ハイパー
「DOS!」
DOSは牢屋の中で鎖に繋がれていた。
ブルー・ハイパー
「DOS!今すぐ出してやる!!待ってろ!!」
オレは南京錠を破壊して牢屋に入ろうとした時だった。
キィィィィィン
ブルー・ハイパー
「ガッ、なんだ!?」
牛頭
「何者だ?」
そいつは体長が2Mもあって頭は牛だった。
牛頭
「おまえも仲間になりたいのか?」
ブルー・ハイパー
「DOSを返せ!!」
牛頭
「DOS?あああいつか…」
牛頭はDOSに指を向けると
牛頭
「…………ふん!」
ブルー・ハイパー
「…………?」
突然DOSが起き上がった。
ブルー・ハイパー
「DOS!!!」
牛頭
「聴こう…、こいつはおまえが知ってるDOSかどうか?」
ガシャャャン
すると突然、DOSは鎖を自分で粉砕し、オレに向かって飛んできたんだ!
ブルー・ハイパー
「DOS!!!待て!オレだ!ハイパーだ!」
牛頭
「ハッハッハッ~、もうDOSはワシの忠実な部下だ!」
ブルー・ハイパー
「っくそ~」
オレはDOSの攻撃を防ぐしかなかった…
あの時のDOSは、常人の5~10倍はあった。
ブルー・ハイパー
「ちくしょう!」
ガキィン
ブルー・ハイパー
「あぁ」
持ってた銃が投げ出され、もう絶対絶命の時だった。
ドォーン
ブルー・ハイパー
「!!?」
突然、爆発音が聞こえた。
牛頭
「なんだなんだ?」
???
「こっちだ!」
オレは何者かに手を握られ走った。
洞窟は崩落し、オレは急死に一生を得たー
ブルー・ハイパー
「あ、ありがとう…」
???
「お礼なんかいらねぇ、それより生きろ」
そのお方はそれをいうとどこかに消えてしまった。
すっかり暗くなってしまい、森で一泊してから帰ると
そ こ は じ ご ぐ だ っ た 。
テントは焼かれ
人は見るも無惨になり
生きてるものはいなかった
ブルー・ハイパー
「こ、これは…」
「ウワァァァ!助けてくれぇぇ!」
突然どこからか人が逃げてきたが
ザクッ
「ギャァァァァァァァ!」
ブルー・ハイパー
「!?」
ただ死を見るのは慣れていたが
「ヒィィィィィ…」
そいつはその死体を
「ギャァァァァァァァ」
食い始めたのだった。
ブルー・ハイパー
「うっ…オエッ」
オレは思わず戻した。
そして落ち着いてそいつを見ると
DOSだった…
~~~~~~~~
ブルー・ハイパー
「オレはDOSにあんな事をした牛頭を許さねぇ、だから組織を脱会してこの島に残ったわけだ」
疾風の音
「そうなんですか?」
ユイ
「1つ聞きます。その組織って…」
ブルー・ハイパー
「『黒の騎士団』オレがいた組織名だ」
疾風の音
「あいつらか…」
ブルー・ハイパー
「そしてそいつらが今回のバトルロワイアルの主催だ。獣人ウイルスを手に入れるためにな!!」
ユイ
「それってさっきの…」
ユイと疾風の音が落胆の表情を見せた時だった。
ブルー・ハイパー
「………嗅ぎつけたか」
突然ブルー・ハイパーは席を立った。
疾風の音
「?どうしましたか?」
ブルー・ハイパー
「お客様がお出ましだ」
ブルー・ハイパーは部屋の隅にある「丸太」を持った。
ブルー・ハイパー
「2匹か…、おまえらは下がってろ」
疾風の音とユイは本田直也に連れられ、下がった。
本田直也
「師匠の戦い方すごいっすよ!」
ブルー・ハイパー(以下ブルー)は扉までいくとまずゆっくり開けた。
「グルルルルル」
参加者だっただろうか獣人が2匹そこにいた。
続いてブルーはあるものを外に投げた。
ガシャン
疾風の音
「あれは?」
本田直也
「死体から拾った血です」
「ガルルルガルルル」
本田直也
「あいつら血の匂いとデカい音には敏感でそれ以外はクズなんですよ」
獣人は一目散に血のところへ行き、舐め始めた。
そのタイミングを見計らって
ブルーが飛び出した!
疾風の音・ユイ
「!?」
あっという間に2匹の頭を潰した。
それは本当に速かった。
1匹目は丸太で頭を一気に潰し
2匹目はその反動を上手く利用し、バットで球を打つような感覚で2匹目を始末した。
疾風の音はその速さにビックリしていた。
疾風の音
「強い、強いぞ…」
ブルーは戻ってくると
ブルー・ハイパー
「はい終わり」
平然とした顔で還ってきた。
疾風の音とユイは呆気にとらえた。
本田直也
「すごいだろ!!」
疾風の音はしばらく声が出なかった。
疾風の音
「………………」
ブルー・ハイパー
「どうしました?」
疾風の音は両手を床につけると
疾風の音
「弟子にしてください!」
ブルー・ハイパー
「はぁ?」
疾風の音
「感激しました!お願いです!」
ブルー・ハイパー
「そんな事言っても…、取ってないし…」
ユイ
「私もお願いです!」
ブルー・ハイパー
「参ったな……」
二人の土下座にブルーはしばし考え込んでいたが
ブルー・ハイパー
「オレは未熟者だ。教わりたいならオレの師匠に習え」
疾風の音
「師匠?」
本田直也
「師匠の師匠?」
ブルー・ハイパー
「そうだ、この位置からちょうど反対側にいる」
疾風の音
「では…」
ブルー・ハイパー
「ただし、こんな状況だ。島を歩く事はもう困難だ…」
ユイ
「でも…」
ブルー・ハイパー
「だから」
ブルーは一呼吸置いて
ブルー・ハイパー
「オレもいく」
【第1章~BR計画編~・完】
事実上バトルロワイアルは終了です?
まぁ理由は次回書きますが…
引き続き島での戦闘は続くので第2章もよろしくお願いしますm(_ _)m




