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横四楓院絞男は暗器がお好き

※ホラーにつき注意

 スパイたる者、己が所持する武器の手入れはルーティンワークとして欠かさず行うべきプレイである。僕の相棒もとい愛棒たるご立派様なトカレフの手入れは毎日欠かさず舐めるように嬲るようにむしゃぶるように、とにかくラヴ注入し続ける、この事実は全宇宙の共通認識である。無論、僕の武器はラヴリィスティックだけではない。ラヴキュン♡スティックは遠距離武器としては大変優秀であるが、近接武器としては対応に遅れが生じやすいのである。知らぬ間にほんの接吻が出来るくらいの距離まで変態ボマーが迫っていたらどうする?変態ボマー(♂)の情熱的な接吻による突然死を回避する為にも非常時の際の近接武器の携帯は意識高い系スパイにとって必要不可欠なのである。


「今日はアテクシの暗器をお手入れすっるっわっっよっっ!!」


 HEY! HEY! HEY!

いきなりお前は誰だよ、ですって?皆様、もうアテクシのことをお忘れかしら?


「アテクシはっ横 四 楓 院 絞 子 っよっっ! ヨロシコウェェェェェェイ!! ……ン゛ッチュッ」


 愛の巣(※クラスルーム)からディスプレイの向こう側にいる紳士淑女の方々に投げキッスをお見舞いし、二度目の自己紹介をしたところでさっそく今日のわんこ……暗器のお手入れに移りましょうね。ア゛ァン?(←だみ声)まだワテクシの事が思い出せない可愛いらしいわんこがいるですって?よろしくてよ、アンタの柔らかくて骨のない部位に優しくてあっつい濃厚なキッスをお見舞いして否が応でも思い出してアゲル!!ていうか、アテクシがさせてあげる!!いや、むしろしてェエエエエエ!?(←必死)


「ハアハア、はあはあ……絞子、ヤッタッたばい」


 心の中で、イタイケな男子を肉体的に素直にしたところで日課の暗器のお手入れに移りませう。アァン?何でアテクシのナカの絞男ちゃんは出て来ないんだ、ですって?今回の暗器の手入れはあの…なんと言ったかしら?めぐ…めぐ…メグミルクとかいうストーカー気質の仔猫ちゃんに見られたくないんですって。キィー!何て生イキ!ナマイキな小娘でせう!でもアテクシ、生イキはとっても大好きよ!人通りが多い場所でヤルのはね!


「はあはあ……。野生味溢れる成人男子とウコチャヌプコロしたい。成人男子のだらしないアへ顔が拝みたい……」


 ……なーんちゃって。

限りなく本気に近い冗談のようなツイートはお痔様の汚い黒ずんだギャランドゥの上に置いといて、ハイハイ、いい加減に暗器のお話しに戻りましょうね。今日は折角だからアテクシが所持しているバイブ、近接武器もとい暗器のご紹介をするわよ。


 暗器は中国武術から伝わった一見ショタのような武器なのだけれど、身体に仕込んで隠し持つのに最適な武器なの。身体に仕込むとか何だかとってもイヤらしい響きだけれど、決してインモラルで背徳的なことでは無いから安心してよね。


「まずは吹き矢ね。先端は唐辛子をペースト状にしたものでコーティングしてるわ」


 草葉の陰からターゲットの成人男子(但し、二十代前半に限る)の尻の穴に向かってこれをピューっと吹いてやれば、ターゲットの成人男子(但し、二十代前半に限る)は肛門の痛みにのたうち回って、便秘になっちゃうぅっていう寸法よ。勿論、吹き矢は玩具よ。痛いのはやだもんね、キモティいい方がお肌に良いものね。


「ウッホ……これは催眠弾ね。うふふふふふふ」


 所謂、『目潰し』という暗器ね。この暗器自体には殺傷能力は無いに等しいのだけれど、ターゲットの成人男子(但し、二十代前半に限る)の目眩ましになるし、一瞬の隙をつけるわ。一瞬どころか、涙や鼻水で成人男子(但し、二十代前半に限る)は綺麗な小顔が滅茶苦茶になるわ。そして、アテクシがその小顔が滅茶苦茶になった成人男子(但し、二十代前半に限る)をさらに滅茶苦茶にしてやるって寸法なの。


「次は仕込み杖ね。外見はお痔様御用達の普通の杖に見えるけれど、ナカに大人の玩具の刀を仕込んでいるの」


 身体のか弱いお痔様の振りして杖を使いながらターゲットの成人男子(但し、二十代前半に限る)に近づくの。そして、油断した隙に背後からズブズブリ。余りの痛みと羞恥心にターゲットの成人男子(但し、二十代前半に限る)はあまりの悔しさで色々な液体を垂らしながら、色々なモノを失ってしまうの……嗚呼、何というインモラルで背徳的な暗器なのでせう。


「あ、これは手裏剣ね。昔、よく使ってたわね」


 勿論、これは玩具だし、人様に向かって投げたりはしていないのよ?只、よくイケメン声優のポスターに向かって投げてたのよ。確か乳首に当てたら五十ポイントだったかしら?折角だから、暗器使用の訓練に手裏剣を使ってみようかしら?手裏剣の的のイケメン声優のポスターは無いから代わりにそこの連絡ボードに貼ってあるセミヌード校長のブロマイドを使おうかしら?


「たたたたたたっ頼むう!! 認知してくれぇぇぇぇ!!」

「ヒェェェェイ!? お、オタっスケキヨ!」


 イキなりクラスルームの観音開きの扉が独りでに開かれたかと思うと、外界から白装束のバケモンが出現イタしましたわ。た、確か、彼女の俗世のハンドルネームは切子だったかしら?な、なんですのイキなり…だ、誰かマ●ターボールを持っていませんこと?


「あ、貴方は……確かこの間の変質者の」

「にににに妊娠……認知してくれぇ!!」


 白装束のバケモンはシャウトしながら、アテクシの両肩をがっちりと掴み、壁際まで追いやる。チョッ…ちょっと、いきなり会話になりませんことよ。ココ、日本ですよね?


「ま、まままま待って……ど、どうどう、おおお落ちついて下さいましぃ。落ち着いて…そこの窓枠に足を掛けて、すぐさまセルフ飛び降りしてくださいましぃぃぃぃ」

「違うんだ……。違う。こんなはずじゃあ……めぐみぃは正妻だったのだ、わ、わた、わたしは二股なんて、ナンテコトォオおおおお……」


 白装束の変質者は私の目の前でお馬さんのような体制で何か嘆いています。か、彼女はもしかして何か病を患っているのではないかしら?単純に度重なるストレスでちょっとどころか大分、気が変になった方だと今まで思っていましたが、身体の方の重病人だったら女スパイであるアテクシとて放ってはおけませんことよ。


「あ、あの……だだだだ大丈夫ででででででしゅか? ど、どこか身体が悪っ悪い……とか」

「想像……想像妊娠だったんだ! 頭の中で貴様を蹂躙して、ついついデキちゃったのだ!! お前を妊娠させてしまったのだ! お前は私の罪だ! 私は……ウオォォォォン!!」


 ふぇえええん……。

また異星界に迷い込んじゃったよぉ……。


「…………」

「ウエエエエン! ごめんな、ごめんなあ? 望まれぬ命の誕生は見たくなかったが……お前と私の間にデキた次男だもんな?」


 得体の知れぬ恐怖に無言で棒立ちしてると、目の前のキチ●イはアテクシのヘソ周りを愛撫しながらツイートしてらっしゃいます。じ、次男?他にアテクシと貴方の間に子供がいる設定なのぉ?も、もしかして……これ、何か昼ドラの演劇の練習なのでせうか?かな~り、嫌な寸劇ですけれど……。


「あ……」

「う、ウエエエエン……お前とは身体だけの関係だったのだ。心と身体はめぐみぃのもの……でも、おまえも恵ぃもわたしのものおぉおおおおお! ギッギギギギギギィ……ギィー!」


 白装束のガイキチ氏は顔中の穴という穴から色々な液体を垂れ流し、血走った眼でアテクシを凝視しながら助けを求める様に縋りついてきます。何やねん、このスプラッター。おほほほほ、ついつい地が出てしまったわ。そ、そろそろR18展開になる前にランナワェイしようかしら?


「ほ、ほなっ……さいならっ」

「マテェエエエエエヨォオオオオオー!!」


 ゲェー!?

な、何で追いかけてくるのあの人外魔境!?

こうして訳も分からぬままアテクシは翌日の明け方まで校舎で白装束の妖怪と二人で大運動会を繰り広げるのでした。

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