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そして週が明けて月曜日の朝が来る。
昨日は散々だった・・・起きたらすでにお昼。
さらに二日酔いで頭がガンガンして、何かするどころじゃなかった。
でも、不思議と体はサッパリしていた。
ちゃんと化粧落としてシャワー浴びたっけ?と思うくらいスッキリしていた。
ジュエル先生にはもっと遅く来てもいい、と言われていたが、「一番下っ端が一番早く来い」と、時のオツボネ様にネチネチいびられたトラウマが発動し、20分前には診察室に来てしまう。
この職場での私の居場所は、この受付カウンター。
先日買った文房具や、アーネット先生からいただいた本などを置いて・・・例のマニュアル本は引き出しに隠しておくのは忘れない。
ペン立てやペンケースも買わないとな~、なんてちょっとワクワクしながら机周りを整理する。
さて、お茶の用意をしないと・・・と思い給湯室に行って、自分専用のマグカップがないことに気付く。
すっかり忘れていた。
今日のお昼休みにでも買ってこよ。
10分くらい前になると、リュウ先生が出勤してくる。
先日の顛末もあり、顔を合わせづらいが、実はリュウ先生も酔っていて覚えてないかもしれないので、ここは、普段通り・・・
「おはようございます。」
「ああ、おはよう。相変わらずミサは早いな。」
― 忘れてなかった!!!
「一番下っ端だと思うと、つい。先日は大変ありがとうございました。楽しかったです。あ、私の分のお代、どうしたらいいでしょうか?」
「あぁ、ジュリが払ったんじゃない?ミサは主役なんだし気にしなくても大丈夫だよ。それとも体で払ってくれるの?」
― ジュエル先生もいろいろ大変そうだなぁ。
しかし、その言い回しはちょっとねぇ。
「リュウ先生、その言い方はちょっとオッサ・・」
「あ?」
やっべ、余計なこと言った。
「いえいえ、ではお約束のコーヒー淹れますね!」




