45話:カナダ留学の話と株投資
その後、捕虜収容所に収容されて劣悪な衛生環境で、病に倒れ、多くの日本人が亡くなったという話を聞かされたものだと涙声で語った。そうかと父が言い、留学した意味があったなと肩をたたいた。その後、ビクトリアのブッチャードガーデンの話、シアトルのパイクプレイスマーケット、スペースニードルへ行った話などをノートパソコンの写真を店ながら説明した。
留学でドイツ人の男性、フランス人の女性の友人ができたと話し、今後も連絡を取り合うことにしたと言った。彼らが、そのうちに、日本への旅行を希望しているので、その時、案内して欲しいと言われていると伝えた。そんな話をしていると0時を過ぎて床についた。数日後、初男は、大学に通いだし、通常の生活に戻った。長女の佐織は、予備校で勉強をして秋の一斉テストで順調に成績を上げていた。
父は、クラウンをかって10年が経ち、今年、トヨタの新しいブランド「レクサス」に目をつけて、燃費のすぐれた車種で5人乗りのレクサスを購入した。その後、父がレクサスを買ったので、初男も運転免許を取りたいと言い、教習所に通い、9月30日に免許を取得した。留学から帰って来ると、土日中心に、家庭教師を再開して、しっかり稼いでいた。
この頃、初男が住んでいる横浜では、クリエイトと言う名の薬局が、次々にオープンして、安売りセールをして、多くのお客さんを集め出していた。また、以前の薬局とは違い日用品や食料品までの品揃えがあって、橫浜でも郊外の店舗の少ない立地にオープンするので、車で多くのお客さんが来ているのを見ていたので、初男が、クリエイトSDに興味を持ったと言う訳だった。
初男の投資口座の残金が100万円に、アルバイト代が80万円入金され180万円となっていた。2011年12月8日、数日前からクリエイトSD株が下げているので注目して見ていた。そして、翌、12月9日、朝、1535円の気配値が出ていたので成行で1000株、買いを入れた。すると、直ぐ、153.5万円で買えて、初男の残金が約26万円となった。
その後、初男に、ブラウンとエマからスカイプで話したいというメールが来て、話をすると、近いうちに、日本旅行に来たい伝えてきた。翌日、両親に、話をすると、父が、会ってみたいと言うと、母も妹も祖母も同感だと言った。初男は、留学の時の友人の出身国で中国人と韓国人が多く、ヨーロッパの人は6人だけだったと話した。それを聞いていた、佐織が、可愛い彼女はできたのと聞くと、それは秘密と言った。
しかしフランス人の友人のエマは、グラマーで目の青い、金髪さんで、留学生仲間では一番、きれいだったからと答えると、笑いながら、それなら、お兄ちゃんは、相手にされないわねと笑った。今年は、自分の資金が少なくなったので、家庭教師のアルバイトで必死になって働き、稼いだ。今年も12月24日、恒例のクリスマスパーティーを開いて、両親が、鳥の丸焼きと大きなケーキとスパークリングワインで乾杯した。
今年の出来事について話した。佐織は、勉強漬けの1年、あまり話はないと言った。クリスマスパーティーを終え、しばらくして、2012年があけた。そして、2012年3月初旬にカナダ留学で知り合った、ブラウンとエマとスカイプ電話をしようと言われた。
その時、日本を案内して欲しいという話をされ、日本では、沖縄と東京、橫浜を巡りたいと話していた。ブラウンが、成田空港に着いた3月8日、14時、初男の携帯電話に電話が入り、どのバスに乗ったら良いかと言われたので、新横浜に行きに乗る様に伝えた。そして、新横浜プリンスホテルで降りるよう指示した。




