11話 後日談
あの後、アルバートに何故怪盗をしているのか聞く事になった。
「私なりに、調べていて怪盗が盗む理由は何となく分かったんです」
「ああ、悪質な方法で他人の物を手に入れる貴族いる事を知ったんだが、表立って動いてしまうと貴族の対立や、王家との確執を生んでしまうから、出来なかった。それに一度やったら何だか解放された気分になったんだ……」
「どうして私と会う事にしたんですか?」
「前から知ってはいたよ、公爵家の令嬢として噂も耳にしていた……でも遠くから見た時、君がただ仮面を被っているだけのような気がしてね、自分の目で確かめたくなった」
「そうですか、会ってみて実際どう思いましたか?」
「噂とは違うってすぐに分かった、君は孤独になっても真っ直ぐに立ち続ける事が出来る、しっかりした女性だった……ただこれからは俺の前だけでも、気を抜いたり、笑ったり、頼ってくれると嬉しい」
「はい」
「これからもずっと一緒に月を眺めよう」
「ええ、ワルツも一緒に……」
こうして後に、静かながらもいつも寄り添い、思いやる一組の夫婦が生まれた。
アルバートが公爵家へ入った後も、暫く月夜の怪盗が現れては、悪質な貴族が被害に遭う事件が発生した。
中には訴えを出す貴族もいたそうだが、王家から何故か調査が入り、貴族の悪事が暴かれる事があったらしい。
ユースとアイリーンだが、大勢の前でやらかした事でどちらも家から追い出されてしまい、今は平民としてやっているそうだ。
街でばったり会うたびに、言い争っているとかいないとか。
今夜も満月の夜、公爵家からはワルツが聞こえてくる……
よろしければ是非、ブックマーク、評価をお願いいたします!
他にも、投稿しておりますので、ちらも読んで頂ければ幸いです♪
感想も頂ければ幸いです。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです!




