♥ 滞在はキャンプ生活 5
◎ サブタイトルを変更しました。
トッポ:ハイエルフ
「 大森林の中で一生涯暮らすのも良いけど、見聞を広げる為に敢えて大森林から出て旅をするのも良いと思うしね。
今の≪ ケールナの里 ≫には足りない物が多過ぎるんだ。
ガイゴズゴブリンに襲撃された事で破壊されてしまったからね。
大抵の資材は大森林内で入手する事が可能だけど、大森林では入手出来ない物もあるから、それを補う必要がある。
転移陣を使えば何時でも≪ ケールナの里 ≫へ来れるようになったから、運ぶのも一瞬で済むから便利だよ 」
アルト・ルキンツ
「 う、うん…… 」
ホワギナロには聞いてもオレには聞いてくれないんだな…。
何か…オレだけ茅の外みたいな感じがする…。
トッポ:ハイエルフ
「 ポリシャにはホワロ直伝の料理を覚えてもらわないといけないし、ポリシャには退屈しない旅になるよ 」
アルト・ルキンツ
「 そ…そう、だね…… 」
トッポ:ハイエルフ
「 そうそう、チコが毛繕いして集めてくれた羽毛を使ってアルト用の羽毛布団を作ってもらったよ。
これから冷えて来るし、段々寒くなるからね。
チコの羽毛布団は暖かいからくるまって使うといいよ 」
アルト・ルキンツ
「 有り難う… 」
トッポ:ハイエルフ
「 馬車移動が出来る迄、数ヵ月の辛抱だよ 」
トッポと話をしていると眠っていたチコが目を覚ました。
チコ
「 ちぃ〜 」
チコがオレの所へ歩いて来る。
甘えてくれるチコが可愛い(////)
デカくなったツノが危ないけどな!!
アルト・ルキンツ
「 チコも少しだけ変わったね。
ちゃんと成長してるんだね 」
トッポ:ハイエルフ
「 そりゃね、怪物の臓物を毎日満腹になるまで食べてれば成長も早いよ。
怪物の臓物は動物の臓物より栄養満点だからね。
テムモンフードも食べてるし、一般的なグリンフェルノーツの雛鳥よりも成長は早い方だよ 」
アルト・ルキンツ
「 そうなんだ? 」
チコ
「 ちぃ〜ちぃ〜 」
アルト・ルキンツ
「 いいよ、櫛で鋤いてほしいんだね 」
オレはチコ用の櫛を手に取ると、チコの体をブラッシングしてあげる。
チコはブラッシングをされるのが好きみたいで、気持ち良さそうに「 ちぃ〜〜〜♥ 」と鳴いている。
ブラッシングが好きなんて、犬や馬みたいだな。
何か、ほっこりするんだが…。
ペットを飼ってると、こんな気持ちになるんだろうか?
トッポ:ハイエルフ
「 アルト、そろそろ入浴してから寝たら? 」
アルト・ルキンツ
「 そうだね 」
チコのブラッシングを終えたオレは、ホワギナロが用意してくれた風呂に入る事にした。
入浴を済ませて寝間着に着替えたオレは、ベッドの上で横になっている。
ベッドの隣には大好きなハンモック使えなくなったチコが座って丸くなっているし、チコの背中にはニュイが乗っている。
最近のニュイはハンモックを使わない。
チコの背中に乗って寝るのが御気に入りらしい。
アルト・ルキンツ
「 御休み──、ニュイ,チコ 」
ニュイとチコの体をそっと撫でてから、オレはベッドに仰向けになって両目を瞑った。
森の中で吹く風の音が子守唄みたいに聞こえて来る。
風の音に耳をすませている間に、オレの意識は徐々に薄れた。




