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⭕ いざ、魔王討伐の旅へ! 目指すは魔王が住む塔だ! 1


妖精王:トッポ

『 ──此(こ)処(こ)が≪ テスラハンの町(まち) ≫の出入り口になっている正門だよ〜〜。

  此(こ)処(こ)を出たら怪物(モンスター)がウジャウジャしてるフィールドに出るよ〜〜 』


アルト・ルキンツ

「 フィールド…。

  怪物(モンスター)の出現率や怪物(モンスター)との遭遇率は高いのかな? 」


妖精王:トッポ

『 出現率??

  遭遇率??

  そう言うのは運次第になるかな〜〜? 』


アルト・ルキンツ

「 そうなんだ? 」


 何(な)故(ぜ)、疑問系なんだよ…。


 コイツ(トッポ)、本(ほん)当(と)は “ なんちゃって妖精王 ” ってヤツで全然偉くないんじゃないのか??


 怪し過ぎる…。


精霊王:ホワギナロ

「 ……弱い怪物(モンスター)は寄って来(こ)ない…。

  ……アルトはLV1だが…ブェイが居(い)る…。

  ……怪物(モンスター)の方がブェイを避ける… 」


アルト・ルキンツ

「 そうなんですね 」


妖精王:トッポ

『 このフィールドに出現する怪物(モンスター)は精(せい)々(ぜい)LV1 〜 5だから、大した事はないよ〜〜。

  フィールドに出現する怪物(モンスター)の種類を知りたいなら地図があるよ〜〜。

  この世界は朝方,昼間,夜間だけじゃなくて、季節に寄っても出現する怪物(モンスター)が変わるから、把握するのは大変なんだよ〜〜。

  でも、ボクが居(い)るから心配無用だよ〜〜。

  怪物(モンスター)のLVが変わる境界線ってのがあってね、境界線は人間には見えないんだ〜〜。

  境界線の境(さかえ)目(め)はボクが教えてあげれるから安心していいよ〜〜。

  ホワロが居(い)てくれるから出現する怪物(モンスター)も境界線も気にする事はないけどね〜〜 』


 トッポはクルクルと回りながら自慢気(げ)に教えてくれるんだが、やたらとクルクル回りまくりやがるから、目が回ったりしない気になるところだ。


アルト・ルキンツ

「 ホワロにはLVがあるんですか? 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……ブェイにLVは無い… 」


妖精王:トッポ

『 アルト〜〜、精霊王と妖精王にLVは無いんだよ。

  精霊と妖精にはLVがあるから、契約したいなら戦って負かす必要があるんだけど、アルトにはボクとホワロが居(い)るから、精霊も妖精も無条件で力を貸してくれるよ〜〜。

  これは凄い事なんだよ〜〜 』


アルト・ルキンツ

「 そうなんだ?

  とても心強いよ 」


妖精王:トッポ

『 エッヘヘ〜〜〜。

  じゃあ、テスラハン(町(まち))を出てフィールドに入ろう〜〜! 』


 オレは無駄にテンションの高いトッポに促されて≪ テスラハン町(まち) ≫の正門をホワギナロと一緒に出る事になった。


──*──*──*── フィールド


 ≪ テスラハン町(まち) ≫の正門に立っている門番から怪訝な顔をされながらフィールドに出ると、所(ところ)々(どころ)で怪物(モンスター)と交戦している冒険者達の姿を見掛ける。


 LVアップや素材集めを兼ねて怪物(モンスター)と戦っているんだろう。


 一切武装をしていない軽装なオレとは違って、冒険者達は完全武装とまではいなかいものの、身を守れる程度の武装はしているみたいだ。


 怪物(モンスター)を倒したら、解体をして素材と肉に分けるらしい。


 素材は冒険者ギルドへ持って行くと硬貨と交換してもらえるらしい。


 肉に関しては自身で使っても良(い)いし、肉屋へ販売しても良(い)いらしいけど、冒険者ギルド以外で売買するなら、先ずは商人ギルドで商人登録をする必要があるらしい。


 商人ギルドで登録せずに売買をすると治安維持隊に連行されて牢獄へ入れられるらしい。


 治安維持隊ってのは、警察官みたいなものかも知れないな。


 因(ちな)みにオレは冒険者登録も商人登録も済ませてある。


 ≪ テスラハン町(まち) ≫を出る前にホワギナロが済ませてくれたんだ。


 トッポは『 勇者なんだから必要ないよ〜〜! 』なんて煩く吠えていたけど、ホワギナロはトッポと違って良識人らしい。


 勇者である事を隠して旅をするなら、冒険者登録も商人登録もしていた方が怪しまれなくて済む事をホワギナロは知っているみたいだ。


 ホワギナロはトッポなんかとは大違いで頼りになる。


アルト・ルキンツ

「 ところでトッポ、どうしてこ(・)の(・)世界では塔を “ 個 ” って数えるんだい? 」


妖精王:トッポ

『 塔は昔から “ 個 ” って数えるのが普通だよ〜〜 』


精霊王:ホワギナロ

「 ……本来は “ 基(き) ” と数える…。

  …… “ 個 ” と数えるのはトッポだけだ… 」


アルト・ルキンツ

「 そうなんだ…。

  じゃあ、先ずは12基の塔の頂上に居(い)る魔王を倒して、オーブを12個集める事を目標にしたらいいんだね? 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……そうだな…。

  ……鍵となるオーブを12個集めたら13基目の塔を目指すといい… 」


妖精王:トッポ

『 え〜〜とね、アルトに教えとかないといけない事があるんだ〜〜 』


アルト・ルキンツ

「 ボクに?

  どんな事? 」


妖精王:トッポ

『 あのね、魔王を倒しても1週間以内に復活しちゃうんだよ〜〜 』


アルト・ルキンツ

「 え…復活する??

  どういう事なんだい、トッポ 」


妖精王:トッポ

『 13個目の塔の頂上に居(い)る超魔王を倒さない限り、魔王は復活するんだよ〜〜。

  オーブはアルトの所有物になるから、魔王には戻らないよ〜〜。

  魔王のLVは3桁 〜 8桁だから、復活する魔王を倒しまくってガンガンLVを上げようね〜〜! 』


アルト・ルキンツ

「 え…魔王のLVは3桁 〜 8桁あるのかい?

  8桁……は高過ぎるんじゃないかな… 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……超魔王のLVは9桁ある…。

  ……8桁は高くはないな… 」


アルト・ルキンツ

「 へ…??

  超魔王のLVは9桁もあるんですか?! 」


妖精王:トッポ

『 実はそうなんだよね〜〜。

  大丈夫だよ、アルト!

  アルトの目標LVはMAXの999999999だからね〜〜。

  張り切って頑張ろ〜〜〜う! 』


アルト・ルキンツ

「 きゅ…9桁?!

  9桁って……そんなにLVって上げられるものなの? 」


 おぃおぃおぃ、冗談だろ〜〜?


 LV999999999まで上げるって無理ゲー過ぎるだろ!!


 どんだけ時間が掛かるんだよ…。


アルト・ルキンツ

「 …………トッポ…LV999999999まで上げるのは簡単じゃないんじゃないかな?

  世界の終焉が何(い)時(つ)来(く)るのか分からないけど、間(ま)に合うのかな? 」


妖精王:トッポ

『 間(ま)に合わせてくれないと困るよ〜〜。

  その為にもボクとホワロがアルトをサポートするんだから、間(ま)に合うようにガンバだよ〜〜 』


 いや、無茶振りさせ過ぎだろ!!


 オレをこ(・)の(・)世界に転生させた奴に文句を言ってやりたいわ!!


アルト・ルキンツ

「 トッポ、この世界に勇者は僕だけなのかな? 」

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