第25章 新たな冒険
第25章 新たな冒険
アンドレイは朝目を覚まし、新しい計画を立てていた。今日は忙しい一日になりそうだった――悪魔の件が解決した今、自分の用事に取りかかる時だった。
彼は小さな旅に出ることを決めた。
しかしレオとの訓練はあまりに重要で、長期間中断することはできない。
解決策はすぐに見つかった――護衛クエストだ。
ギルドの掲示板に向かったアンドレイは、南西のアムールという街行きの依頼が異常に多いことに気づいた。
それは彼にとって奇妙に思えた。
受付の女性は状況を説明した。「その方面では盗賊の襲撃が増えています。
特に首都行きのような高報酬の依頼があるため、多くの冒険者はそちらを優先します。」
アンドレイは考えた。
首都までの道は時間がかかりすぎるが、アムールへのルートは短い旅にちょうど良い。
彼は護衛依頼を引き受けた。
次にレオを探す必要があった。
追跡の印を使い、彼は門へ向かった。そこはレオがよくいる場所だった。
レオはいつものように冷静に彼を迎えた。
アンドレイはアレクサンドルの姿で告げた。「隊長、3〜4日ほど街を離れます。
戻ったらまた訓練を続けたいです。」
レオは彼の安全を願い、「気をつけろ、アレクサンドル。ゴブリン程度ならともかく、この世界にはもっと危険な存在がいる」と言った。
旅は始まった。
商人ヴェルンとその従者たちが同行していた。
ヴェルンはアンドレイの参加を心から喜んでいた。通常は3〜4人の冒険者が護衛につくため、1人で来た彼の存在は驚きだった。
準備を終え、一行は出発した。
荷馬車の移動は遅い。首都行きの彼の天影狼なら2時間、ワイバーンなら30分で着く距離だった。
それでも旅は平穏だった。
ヴェルンは商売の話をしながら、交易の知識を彼に教えた。
やがて狼の群れが道を塞いだ。
だがアンドレイは急がなかった。
彼は自らの天影狼を召喚した。
天影狼は唸り声を上げ、野生の狼たちを威圧した。
多くは退いたが、群れのリーダーは引かなかった。
短い戦いの末、リーダーは倒れ、群れは逃げ去った。
それはただの狼ではなかった。
突然変異したモルクだった。
アンドレイはその毛皮を回収した。「悪くない戦利品だ。」
ヴェルンは驚いていた。「こんな狼を従えるとは…!」
やがて村は少なくなり、危険が増していく。
そして盗賊が現れた。
アンドレイは初めて人間を殺す可能性に直面した。
モンスターとは違う存在だった。
彼は敵のレベルを確認した。15〜25。
ただの農民上がりの盗賊だった。
彼は戦闘を避け、魔法の拘束で無力化した。
「普通、盗賊はどうする?」と彼は尋ねた。
商人は答えた。「普通は殺すか、捕らえます。」
アンドレイは迷った。
「なぜ盗賊に?」
男は答えた。「生きるためです。領主に奪われ、作物も悪く、魔物も多い。」
嘘検知の魔法はそれが真実だと示した。
彼は金を渡した。「1000ゴールドで戻れるか?」
盗賊たちは了承した。
ヴェルンは驚いた。「1000ゴールドも?」
「命の方が価値がある」とアンドレイは言った。
やがて戦闘音が聞こえた。
そこでは別の戦いが起きていた。
騎士と盗賊の激突。
死体、壊れた馬車、混乱。
アンドレイは介入した。
魔法で敵を制圧し、魔術師を倒した。
戦いの後、彼は現実を理解した。
人を殺したのだ。
だが治療も行った。
魔法と回復薬で負傷者を救った。
老人の補佐官は彼に敬意を示した。
「報酬を用意します。屋敷へ来てください。」
彼らは同行を決めた。
アンドレイはその護衛を任されることになった。




