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第30話 海へ行こう②

続きます

「「BBQだーーーーーーーーー!!!」」


めっちゃ盛り上がってる4人。

そしてそれに圧倒される俺1人。


「さぁさぁ南くん、焼いていこう!!」

「お、おう」


テンションがおかしすぎてついていけない……

まぁ、焼いてたら慣れるだろう。

よし、焼くぞーーー


「私も焼くの手伝いましょうか?」

「いや~、やめておいた方が……」

「バカにしてますね?」


いや~だってさ~桜木さんの料理は危険だよな~

しかもお肉を焼くとなると丸焦げの炭が大量に出来そうだ。


ジーーーーっとジト目を向けられている。

失礼なことを考えたことに怒っている?

いや、でも顔には出てないはず……


「顔に出てますよ?南さん」

「へ?なんの事かな~?」


怖い。怖すぎるぜ。

なぜ急に低い声を……




―――

結局桜木さんを説得して俺と白波さんで肉を焼くことになった。

以外にも白波さんは料理が得意なようだ。

野菜を切る姿がめっちゃ料理人だった。

それを見てむぐぐと唸る桜木さん。


「はい、焼けたよ。桜木さん」

「ありがとうございます!!」


目をキラキラさせてお肉を頬張る桜木さん、すごい破壊力だ。

これを学年の人が見たら半数以上が倒れるだろう。

それに続いて緑川さんや優ももぐもぐ食べている。

なんという光景だろうか。俺は本当にここに居て良いのだろうか。

今夜にも誰かに後ろから刺されてしまいそうだな。


「南くんも食べなよ? 男の子なんだから」


そういって白波さんが俺の分の取り皿にお肉や野菜を乗せてくれた。

普段から料理をしているのだろうか、慣れた手つきで焼きながらお皿に盛り付けている。


「ありがとう。白波さんも食べよう」


「じゃあお言葉に甘えて……。あ、でも今はお肉焼くので手がふさがってるからあーんしてよ……」


「京子!! 自分で食べれるでしょ!!もぐもぐ」


桜木さんがもぐもぐしながら白波さんに怒っている。なぜそんなに怒っているのかは分からないがあーんを回避出来たのは嬉しい。

というかいつもの白波さんの冗談だしマトモに反応したら逆効果だよな……あ、やっぱり白波さんが桜木さんをいじり始めた。


「楓汰くん、おいしいね!」

「そうだな~優」


女子同士のじゃれあいを眺めながら肉を食べる。

よくある、〇〇だけでご飯3杯はいけるわ~という状況だ。


「午後は何する~? とりあえず夕方まで海で遊んで夜は近くの温泉に行く、でいい?」


「「「うん!」」」


白波さんは案外しっかり予定を立てているようだ。

普段あんな感じなのにこういう時はしっかりしているんだな。







―――

「スイカ割りをするよ!!南くん!ほらさっそく目隠しして!」


スイカ割りなんて初めてやるな。

っていうか俺がスイカを割る役なのか。

楽しそうだし俺の真の力を見せてやるよ……ふふふ

スイカなんて真っ二つだ。


「南さん、左です!」

「ミナミン、2歩右その後4歩前だよ!」

「南くん、右向いてまっすぐだよ~」

「楓汰くん、そのまままっすぐだよ!」


4人とも言ってる方向バラバラじゃねぇか!!

一体誰を信じれば……

俺は絶対に失敗しない。

真っ二つにしてみせる!!


「南さん、私です、私を信じてください!!」

「南くんは私しか信じないよね?ね?」

「ミナミーン、みんな騙そうとしてるんだよ、私の言う通りにしなよ!」

「楓汰くん、僕を信じて?」


あかーーーーーーん

これはダメだ。

究極の四択だ。

桜木さんは信じなかったら拗ねそう。でも拗ねた顔を見たいのも事実だ。一旦選択肢から外そう。

次は白波さん。これは無視したら1番面倒くさそう。でも信じたら絶対騙してるパターン。

そして緑川さん。白波さんと同じタイプだと思う。

やっぱり信じるべきは優だな。絶対裏切ったりしないはず……


おれは優を信じてまっすぐ進む。





ムニュ






ムニュ?

俺は真っ直ぐ歩いているはず。

ここは海だから壁なんてない。

そしてこんなに柔らかい壁なんて存在しない。


「優、スイカはどこだ? それにこれはなんだ?」


「え、えーっと、楓汰くん。 ごめん!!!」


ごめん?

なんで優が謝ってるんだ??


「南くん、今君が顔を埋めているのはね……」

「あちゃあ、ミナミン……」


「え?なに?」


するりと目隠しが落ちる。

目の前にはピンク色の布。

ピンク色の布!?

一方後ろに下がると肌色が見える。肌色が……


あ、これダメなやつだ。


「誠に申し訳ございませんでした」


俺は桜木さんに向かってスライディング土下座で謝った。


……

……

……


桜木さんは何も言わない。

顔をあげられない。怖すぎて。

やっぱり怒るよな~

何度でも土下座しよう。


「み、み、み、みゃーーーーーーー!!!」


桜木さんが奇声を上げて走っていってしまった。



―――

「その、桜木さん。先程はその……むむむむ胸を……その……」


「もう、蒸し返さないでください!恥ずかしいですから……。わざとじゃないと思うのでいいです!!」


スイカ割り事件の後、とりあえずそれぞれ部屋に戻ることになり、俺は桜木さんに謝罪を続けた。

桜木さんがずっと俯いたり、近づいたらそっぽを向いたりしていたし、かなり怒っていたのだろう。


「楓汰くん、ごめんね……」


「いや、優は悪く……ないぞ? 俺の判断ミスだ」


「よし、スイカ割り事件が解決したところで、温泉に向かおう!!!」

海行きたいな~と思いながら書いていました。

今年こそは行くぞ!!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] うーん…前屈みにでもなりながら歩いてない限り男女の身長差(一般的)には顔面ダイブしないような気がしなくもない…桜木さんが身長高めで楓汰がチビなら話は別だけど [一言] まぁそれはさてお…
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