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第31話 海へ行こう③

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《前回のあらすじ》

海へ来て、スイカ割りを楽しむ楓汰たち。

楓汰は優を信じて突き進むも目の前にはピンクの布の柔らかい感触……

そして今回は温泉に行きます。

海から少し行ったところに温泉があるらしい。

温泉にはなかなか行かないし、楽しみだ。

それに今は身も心も疲れている。癒しが欲しい。


「ねぇねぇ、南くん。どうだった? 日和の胸は」


「え、ちょ、おい、蒸し返すな……」


「いいじゃーんちょっとくらい。感想聞かせてよ~」


白波さんがいきなりからかってきた。

ますます癒しが欲しくなった。

白波さんは無視して早く温泉に行こう。


「京子、南さん????」


ぎゃーーーーー

桜木さんがジト目を通り越して身体中にぶっ刺さるくらい鋭い目を向けている。

それに声がワントーン、いや、ツートーンは低い。


「ひ、日和? 私は何も言ってないよ? ただ南くんがね……?」

「おい、人のせいにしないでくれ、言い出したのは白波さんだ」


「2人とも、そこに正座しよっか?」


「「はい……」」


このあとしっかり怒られました。

でも桜木さんがぷりぷり怒っていたが怖くはなく、むしろ可愛らしかった。




―――

「温泉到着!!出たらまたここに集合ね」

「はーい」


俺たちは男湯に向かう。

優と2人で風呂って何か俺が犯罪を犯しているような気分になるな……

おい、そこのオッサン、優のことジロジロ見るな!!!俺の特権だ!


「優、脱がないのか?」

「ちょっと、恥ずかしくて……。先に入っててくれる?」

「お、おう」


優は赤面して上目遣いで俺の事を見てくる。

なんだ、このドキドキは……

優は男のはずなのに……!!

あ、周りのおっさんも何かキョロキョロしてる……


「おまたせ」


ぐはぁぁあ!!

優の細い身体を白いタオルで胸から下まで隠している。胸から下を……。

なぜ、そんな女子みたいな隠し方をするんだ!!

いや、いかん、優は男だ。


「ジロジロ見られると……はずかしいよ、楓汰くん」

「あぁ、すまん」


その後俺はできる限り優の方を見ないようにして湯に浸かった。

おお、すげぇ、疲れが取れていくのが分かる。

そのまま湯に溶けてしまいそうだ……


「いい湯だね~楓汰くん」

「そうだな~。温泉ハマりそうだ」


「温泉来たことある?」

「いや、初めてだ」


「何か色々効能とかあるんだよね?」


それから俺たちは湯の効能について熱く語った。

どうやら温泉によって湯の成分が違い、それによって効く部位とかが違うらしい。

俺、老後は絶対温泉巡りをしよう。




―――

「優は風呂の後は何牛乳を飲む?銭湯とかで」

「ぼくはコーヒー牛乳かな~。楓汰くんは?」


「俺はフルーツ牛乳とか変わったやつとか飲んじゃうな~」

「おいしいよね!フルーツ牛乳!!」


フルーツ牛乳っておいしいよね!

どこかで見たメロン牛乳とかもおいしかったな。

フルーツ系の飲み物はまじで美味い。愛してる。


「おまたせ~2人とも」


牛乳の話をしていると女子たちが出てきた。

まだ髪がほのかに湿り、ほんのり顔が赤く、色っぽくなっている。いかん、直視できない。


ん?桜木さんは?


「日和~?出てきなよ~」


白波さんが呼ぶと真っ赤になった桜木さんが出てきた。

どうかしたのだろうか……


「どうかした? のぼせた?」

「い、いえ。なんにもないれしゅ……」


本当にどうしたんだ?


「日和ったら照れちゃって~可愛いんだから~」

「京子たちが色々してくるから……」

「うふふ……柔らかかったな~日和の身体~」


な、何をしていたんだ???

ここはただの温泉のはず……

それなのになんだ、この百合百合しい雰囲気は。


「南くん、日和、柔らかかったね」

「なぜここで俺に聞く……」


カァーーーーッっとまた桜木さんの顔が赤くなった。女湯はやばかったらしい。



―――

「別荘到着ーーー!!この後はどうする? トランプでもしようか」


「「「賛成ー」」」


これから悪夢のトランプが始まることを俺たちはまだ知らなかった。

いつかガールズサイドの温泉回とか書きたい。

番外編どこかで入れようかな?

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