第13話 中間テストと反省会
ブックマークありがとうございます!!
今日から中間テストだ。
今までは勉強をしていなかったからテストなんてどうでもよかったが、今回は違う。
桜木さんに毎日教えてもらった以上は頑張らなければならない。
4日間のテスト、乗り切るぞ!
―――
いつもよりは解けた気がする。
気がする、程度だけどね。
桜木さんに教えてもらった問題もいくつか出ていたし、そこは合っているはずだ。
明日からテスト返却だ。
こんな俺にテスト返却に緊張する時が来るとは。
―――
テスト返却が終わった。
結論をいえばそこそこ良かった。
といっても平均点の10点以上は下回っているけどね。
まあ全教科赤点レベルの俺にしては頑張った方だろう。
「南さん! 今日は反省会をしましょう」
「テスト終わったばっかなのに?」
「テスト直後こそ反省する時です!」
「はあ」
「まずはテストを見せてください」
うわー親にもテストなんて見せたことないから緊張するぜ。
怒られはしないよね? 俺、頑張ったよ?
「赤点ではありませんでしたね。 思っていたよりもよく出来たようで良かったです」
「でしょ? 頑張ったでしょ?」
「なんでドヤ顔なんですか? これでも平均を10点以上下回ってますよ? 復習が必要です」
「え? 今から? キツいよ~」
「そうですね。 今日はまあいいでしょう。今日はひとまずテストお疲れ様会ということにしておきましょう」
「やっと勉強から開放されたね」
「何を言っているんですか? 1ヶ月もすれば期末考査が始まりますよ? 次は平均点以上取れるように指導しますからね!」
「え? 桜木先生の指導はもう終わりじゃないの?」
「南さん、知っていますか? 今年は2年生なので、中間と期末のどちらかの考査で一教科でも赤点科目がある場合は夏休みに特別補習があるんですよ?」
「え!?」
おいおいまじかよ。夏休みに特別補習とか最悪以外の何物でもないじゃねぇか。
というか今回はたまたまいい点が取れたけどこれ、期末とか絶対無理じゃん。教科増えるし。
「すみませんでした。 このまま期末までご指導よろしくお願い致します」
「ふふ。 なんですか急に」
「夏休みに補習など私めの体では耐えられようもありませぬ」
「じゃあ途中で逃げ出したりはしないでくださいね?」
え?怖い。目がギラギラしているんですけど!
中間考査と同じようにやるんだよね?
さらに何かしようとしていないかな?
というか桜木さんにはもう十分すぎるくらい助けたお礼はもらったよな。
もう教えてくれる義理なんて無いんじゃないか?
それに、今でさえ俺なんかと一緒に居て桜木さんの株を下げかねない状況なんだ。
「でもさ、桜木さん。 もう俺は助けたお礼を十分すぎるくらい貰ったよ? もう俺に勉強を教えてくれる義理は......」
「南さんはそういうことを言うんですね?」
え?怒らせてしまった?
何かおかしなことを言ったかな?
いかん。何が悪いのかが全く分からない。
「桜木さん?」
「もういいです! 今日のところは帰ります!」
「え、ちょっと......」
どうやら桜木さんを怒らせてしまったようだ。
どうしよう。このままにしておく訳にはいかないよな~
―――
「お兄、今日日和先輩と喧嘩したでしょ」
「え? なんで分かったの?」
「これ」
陽菜がスマホを見せてきた。
ん? 桜木さんとのLIMEのトーク画面?
そこには急に桜木さんから陽菜に悲しそうに泣いているクマのスタンプが送られていた。
「まあ、ちょっとな」
「何があったん?」
「えっと......」
それから俺は今日あったことを陽菜に話した。
「うわ!お兄最低。 それはお兄が悪いよ」
「え?どこが?」
「お兄は鈍感ク〇野郎なんだね」
「は?いきなり何それ」
急に陽菜が悪口を言ってきました。
悲しいです。でもどうやら俺が悪いようです。
「お兄には分からないだろうね。とりあえずプレゼントでも渡して謝った方がいいよ」
「プレゼントって大袈裟な......」
「どうやらお兄にはよ~く分からせなければならないみたいね」
「は? 何を?怖い」
そこから俺は3時間半、女の子に謝るということの大切さを教わった。
はい、プレゼント、買いに行きます。
って、何を? しかもいきなり渡したら不審がられるじゃん!
「お兄に女の子へのプレゼントなんて分からないだろうね......。私の言う通りにして」
「は、はい。 師匠」
「渡すタイミングについてはもうすぐ日和先輩の誕生日だからその時に渡せば怪しまれることはないわ」
「は、はい。師匠」
「渡すものについてはまず、ネックレスとかはダメ、重い。お菓子とかもいいけど、誕生日プレゼントとしては微妙かな」
「は、はい。 師匠」
えー、ここからさらに1時間このくだりが続きました。
しかし未だに自分が何をやらかしたのかイマイチ把握出来ていません。
陽菜曰く女の子の心を傷つけたそうです。
はい、明日買いに行ってきます。
何せ、桜木さんの誕生日は今週末らしいので。




