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第11話 勉強会 in 南家

ブックマークありがとうございます!!

昨日は桜木さんファミリーと夕飯を食べた。

大人と食べるご飯は新鮮で何か良かった。

桜木さんがケチャップで描いたニコちゃんマークとハートマークも良かったなぁ。

最近は毎日のように桜木さんの家にお邪魔しているので流石に申し訳なく思ってきている。

そこでだ。今日は桜木さんを家に招こうと思う。

もちろん勉強会だ。


「ねえ、桜木さん。 今日は家で勉強会しない? いつも桜木さんの家にお邪魔するのも悪いしさ」


「ふぇっ? 南さんのお家、ですか?」


「うん。嫌ならいいんだけどさ」


「嫌じゃないです! ぜひお邪魔させてください!」


食い気味にきたな。

まあ嫌じゃないのはそのキラキラした目で分かるからいいんだけどさ。

たしか陽菜も今日は部活で遅くなるとか言っていたし大丈夫だろう。

ちなみに陽菜はバスケ部に所属している。

エースをやっているらしく、部活も結構大変らしい。

帰宅部の俺にはその辛さは分からないけどね。






ーーー

「お、お邪魔します」


「どうぞ」


なんか桜木さん、テンパってる?

足が少し震えている。

他人の家に入るのって緊張するもんね。

がんばれ、桜木さん!


「リビングで待ってて。今お茶入れる」


「はい、ありがとうございます」



「はい、どうぞ」


「どうも」


「じゃあ勉強しよっか」


「そ、そうですね!やりましょう」


「どうかした?」


「い、いえ! 何も無いです!」


どうしたんだい桜木さん。

いつもよりおかしさが増しているぞ。

それに何だか可愛さも増している気がする……

いかんいかん、勉強に集中だ。




――

「解けるようになってきましたね」

「桜木さんの教え方が上手だからだね」

「ふぇっ!? 本当ですか?」

「本当だよ。本当に感謝してる」


桜木さん顔真っ赤。

褒められるのに耐性が無いのか?

普段から褒められなれていそうなのにね。


「テストまであと数日、最後まで頑張りましょうね」

「でも、毎日付き合ってもらって本当に良かったの?」

「は、はい。私の勉強にもなりますし!それに……」

「なら良かった。ん? それに?」

「な、なんでもありましぇん!」


あ、噛んだ。

ありましぇん。


そこから俺たちは数時間勉強し、時刻は18:00

もうそろそろ家に送っていった方がいいかな。

夜遅くなると両親も心配するかもしれないしね。

まだ陽菜も帰って来なそうだしもう少し居てもいいんだけどさ。


「もうそろそろお開きにする?」

「あ、もうこんな時間ですか。そうですね」

「送っていくよ」




――ガチャ

え、陽菜もう帰ってきたの?

いつも19:00は過ぎるよね?

oh......これはやばいかも?


「誰か帰ってきたんですか?」

「た、多分妹」

「あの最近冷たいという妹さんですか」

「ちょっと待ってて!」



ーーー

「おかえり陽菜」

「何で出迎え? キモいんだけど」

「いや、何となくだよ?」

「怪しいしキモい」


キモいって2回も言ったよな、2回も。

結構心にくるんだぞ?


「どいてくんないそこ。通りたいんだけど」

「へ〜」


俺はサイドステップを駆使してその道を妨害する。


「なんか隠してんの?」

「へ? いや? なにも」

「怪しい」


あ、抜かれた。

忘れていたぜ。妹はバスケ部でエース。

俺なんかのディフェンス、壁でもなんでもないのか。

そうじゃない、やばい。




――ガチャ


「南さん?」


「え? 女の子? めっちゃ可愛いんですけど!」


「妹さん?」


「ねぇお兄! この子誰? めっちゃ可愛いじゃん!」


「この間言った、カレーを作ってあげた友達だよ」


「え!? こんな可愛い女の子だったの?」


「別に男なんて一言も言ってねぇだろ」


「でもこんな美少女とだったなんて」


「私は南陽菜と言います! 中学2年生です。お兄がお世話になっています」


「え、えっと、私は桜木日和です。南さん、楓汰くんの友達です」


「お兄になにかされていませんか? 弱みとか握られているんですか?」


おいおいなんてこと聞くんだよ。

俺を何だと思っている。


「だってあのお兄がこんな可愛い子と友達になんてなれる訳ないじゃん!」


「ひどい!妹が辛辣すぎる!」


「うふふ、仲がいいんですね」


「「良くない(です)!」」


何と桜木さんがからかってくるとは。

いつもの仕返しかな?


「今日は夕飯食べていってください。お兄が今すぐ作るので」


「おい今すぐ作るのは決定事項なのかよ」


「そうに決まってるでしょ。早く作ってよ」


「はいはい」


「桜木さんとはもっとお話したいですし!」


「そういうことなら......いただいてもいいですか?南さん」


ここで上目遣いは反則だろ。

断れるわけが無い。


「いいよ。両親に連絡だけは入れて置いてね。 お父さんに絞め殺されちゃうかもしれないし、はは」


「何、お兄。桜木さんのお父さんとも知り合いなの?」


「実は昨日......」


「言ってよ! くそ、昨日お兄が夕飯を食べてきたのはそういう訳だったのか」


よし、それじゃあ夕飯作るか。

いつもより気合を入れていくか。


「桜木さん苦手な食べ物ある?」


「いえ、特にないです」


「はーい」


よし、南 颯太の約25分クッキングの始まりだぜ!

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