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第十二話 頭が血だらけになっている女の子って、赤ずきんっぽいよね? え、そんな事無い?

人生初の女子の裸描写れす(^q^)

「珈琲でもいかがですか?」


 私はずっと席に座っている彼女に、メニューを渡した。


「……」

 

 すると、彼女はゆっくりとこちらに顔を向けてから、しばらくじっと私を見つめる。何か私の顔にゴミでも付いてるのかしら?


 私は少しだけそれが気になり、一度彼女へ頭を下げると、キッチンに戻って鏡を見てみる。うん、若干前髪が伸びているぐらいで、いつもの猫のような細長い瞳をした、目つきが悪い私だ。


 度々、視界に自身の髪の毛が映って邪魔だから少しだけ前髪を切ってもいいかな? っと思いつつ、私はカウンターへ戻る。


「あ…… あの……」


 私がカウンターへ戻るや、あの怪しいフードの女の子らしき声が聞こえ、私は彼女の下へ駆け寄る。愛も何が何だか分からないっといった様子だけど、私が彼女に近づいた事により、おずおずといった様子で愛も私の隣へ寄った。


「……私…… お金が無いので…… すみません」


 フードの少女はたどたどしくそう口を開き、私は少しだけ考えた後、すぐに彼女へ答えた。


「別にお金は良いですよ、私が負担します」


 私がそう言うと、彼女は震えながら、ぼそぼそっと呟いて首を振る。


「…… そ、そんな…… 悪いですよ……」

「勿論、タダでとは言いません」


 どうもワケありみたいだし、それに…… 個人的に彼女が凄く気になる。

 

 このフードの少女からは面白い何かが起こりそうな気がする…… そんな気がして、私はたまらないの。これを人は興味を持つっというのよね。


「あの教会の影って奴と貴女はどんな関係なのかを教えて下さい、同じフード付きコートを着ているし、関わりが無いなんてあり得ないでしょうし」

「は、はい…… 分かりました」

「ちょ、ちょっと真奈……」


 私が興味本位で彼女に質問をすると、愛は私の隣に来て、手で口を隠しながら私の耳に当てながらひそひそっと耳打ちをした。


「こ、こんな事聞いて大丈夫なの? 教会の人から怒られそうだけど……」

「きっと大丈夫よ、普通なら今彼女を置いてきた事に気付いてる頃で、連れ戻している筈だし…… それに、何だか面白そうと思わない?」

「面白そう…… っというより、絶対面倒くさい事になりそう…… ってのは、分かるかも」


 上機嫌な私と違い、愛は少し不服そうに頬を膨らませる。

 

 その小動物みたいな仕草が何だか愛らしくて、私は彼女の頭をよしよしっと、撫でた。


「可愛い可愛い♪」

「え、えぇ? 全くもう……真奈はいつも思うけど緊張感が無さすぎるよ……」


 愛は少し頬を染めて困った顔をしながらも、満更では無さそう。あぁ、やっぱり愛は私の妹に本当良く似ているわね。普段は引っ込み思案で心配性だけど、私に対しては甘く、撫でたりしてあげると身体では示さないが表情が少し柔らかくなって、嬉しそうするところとか……


「あのー」


 あ、二人だけの世界を作ってしまっていると、少女がおずおずと手を上げて声を掛けてきた。


 愛は少女が見えないが、声がした事によって見られたと発覚し、一気に顔を真っ赤にしてカウンター裏へ全力で走って引篭る。もう本当に可愛いわね。


 私は仕方なく、彼女の方へ顔を向ける。


 少女は少し躊躇った素振りをすると、少ししてからフードを脱いだ。


「あらあら……」

「驚いて怖がってしまうかと思いましたけど、大丈夫そうですね…… 良かった……」


 彼女の髪は赤黒い血みたいなものを浴びて、真っ赤になっており、顔にも所々血しぶきみたいなものが付着していた。少女がフードを脱いだ事により、ツンっとした、鉄と生臭い血の独特に匂いが鼻に香ってくる。


 彼女の紅葉のような赤に近い茶色の瞳は不安と恐怖で揺れ動いていた。


 一体何があったか分からないが、とてつもない事が彼女の身に起こったというのは一目瞭然ね。


「一体何があったの…… っていうか、お風呂に入って身体を清めないと」

「さっきの教会の方に助けて頂いて…… そのままここへ連れてきて貰ったのですけど、私自体何故ここへ連れて来て貰ったのか分からないのです」

「奇遇ね、私もさっぱり分からないわ。取り敢えず理由は後でで良いから、こっちに来てもらえる?」


 私はすっかり敬語を抜かしながらそう言うと、奥に引っ込んでしまった愛に「少しお店任せたわねー」っと言ってお店のお仕事を任せ、私は彼女の手を引いてから店を出る。


 少女は「それは何だか悪いです!」っと首を振って断ったけど、私が「良いから良いから」っと言って強引に連れていくものだから、途中で諦めるのだった。


 私達の家である洋館へ辿り着くと、早速、入り口の扉を開いてリビングホールへ入る。


「あら、あなた。今日は仕事じゃなかったっけ? …… って、その子誰よ?」


 すると、何やらお出かけをするらしい黒色のワンピースを着ているメイが、私を見るや声を掛けてきた。そういえばこの少女を彼女は普通に視認出来ているけど、もしかして化物では無く、人形だからかな?


 私はそんな疑問を持ちつつ、取りあえず怪しまれないように言葉を返した。


「それがMasterの手違いみたいで、今日は休みだったみたいなのよ。そして、この子はMasterのちょっとした関係者で身体が汚れてるみたいだからお風呂に入れようと思っていたところ」

「ふぅん…… ? まあ、いいわ」


 メイは少し訝しんでいたものの、少し考えてから何故か問うような事はせず、そのまま納得した。


「あ、先に言っておくけどお風呂には先客が居るから、それじゃあね」


 彼女はぶっきらぼうにそれだけ言うと、私達に軽く手を振ってから扉を開けてから外へ出る。


 えっと…… 今の情報って、果たして要るの? あ、もしかしたら一緒に入るのが嫌いな人だとか? ならば一応、浴室の扉を開ける前に入って良いか聞くべきね。


 それから少しして。


 浴場に着くと、私は少女に服を脱いでおくように命令し、自分は浴室の扉を軽くコンコンっと叩いてから少し声を掛けた。


「誰か居る?」

「はーい、何か御用でしょうか?」


 恐らく私がまだ出会っていないこの家のメンバーであろう、少女の声が浴室から聞こえ、私は「今から一人お風呂に入るけど大丈夫かしら?」っと問う。


 すると、「良いですよ、それに一人じゃ寂しいですから大歓迎です♪」っと快く返事が帰ってきて、私は彼女にありがとうっと感謝した。


「あの…… えーっと、何から何までその、ありがとうございます」


 隣から少し恥ずかしそうに感謝され、私はそろそろ服を脱いだであろう少女の方へ顔を向ける。


 彼女は華奢な身体をタオルで隠しているものの、足から腰に掛けてのスラリとした美しい肢体が見えており、若干タオル越しから胸のふっくらとした形が浮き出ていた。


 あのローブで分からなかったがこの子、なかなかプロポーションの良い身体をしているわね…… 


 そういえば愛ってどんな身体をしているのかしら? 彼女の身体を見たわけじゃ無いけど、きっと肌とか瑞々しくて、雪のような白い肌をしていてきっと見惚れそうになるわね。


 私はそんな事を思いつつ、女同士なのに何故かもじもじしちゃっている彼女へ話す。


「私は貴女があがってくるまで、近くで待っていますのでゆっくりして下さい」


 今更になって、私は思い出したように敬語を使いながらそう言うと、彼女はまだ何かあるのか、再びもじもじしながら口を開く。もしかして、愛と同じ恥ずかしがりやな性格なのかしら?


「あ、はい…… えーっと」

「私の名前は真奈ですよ」

「あ、真奈さんですね。私の名前はクラリス…… クラリス=ルガードです。あ、敬語は良いですよ」

「クラリスね、早く入らないと風邪引いちゃうわよ?」

「はい、それもそうなのですけどぉ…… その、初めてここへ訪れていますし、それに…… 一人で入るのは少し不安で……」


 確かに見知らぬ所で、しかも一言も喋った事の無い人と一緒に入浴するのは勇気が必要かもね。っと言っても、私も今日会ったばかりの見知らない人の一人ではあるはずだけど……


 さてさて、どうしようかしら。お仕事を愛に任せっぱなしで、一人だけお風呂に入るなんてしれたら怒られそうね。


 怒る愛…… 見てみたい気がするわ。


「えぇ、良いわよ。私で良ければ一緒に入ってあげる♪」

「あれ、何で急に上機嫌に? でも、何だか分かりませんけどありがとうございます!」


 私は怒る愛を見たいっというそんな邪な理由で、クラリスと一緒にお風呂へ入る事にしたのだった。怒った彼女がどんな顔なのか早く見てみたいわ♪


まだまだ、ゆるふわなお昼パートは続くよ!

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