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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第一の視点 part4
84/113

自殺をする者

前話が電話からの内容なんで、少しネタがかぶりますが違う内容です。

宜しくお願いします^^

?:「もしもしぃ~♪」


  電話に出ると、幼い女の子の声がする。


?:「おねぇーちゃん・・・元気にしてるぅ?」


  オレに質問しているのだろうか…?


  電話口から漏れる声を聞いて、軽く後退(あとずさ)りをするほたる。


  しかし、ほたるも少女の声をしっかりと受け止めなければいけないと思い、オレは電話をスピーカーにした。


女:「ねぇー聞いてるぅ~?」


  部屋に響き渡る幼き声…。


  それが、妙に気味悪く感じる。


女:「おにぃーちゃん・・・答えてよ・・・」

 :「自殺なんか・・・私に(おび)えて自殺なんかしてないよね~?」

 :「おねぇーちゃんは・・・」


ほ:「してないわよ!」

 :「するわけ・・・するわけないでしょ!?」

 :「ばっかみたい!!!」


  ほたるは少し動揺しながら、そんなことを言った。


女:「よかった・・・元気で♪」

 :「はくせいにぃ~ 剥製にしなきゃいけないんだからぁーーー」

 :「やっぱり、元気じゃなきじゃないと・・・っね♪」


  それから、少女は大声を出して笑う…。






  そんな少女に、オレはキレてみせた。






俺:「黙れ!!黙るんだ!!!」

 :「目的は何だ、何なんだ!?」

 :「他人様(ひとさま)に迷惑をかけるし・・・」

 :「テメーが自殺しろよ!!!!!」

 :「―――いいや、、、」

 :「お前は自殺する・・・絶対に・・・」


女:「何言ってるの? 私が死ぬって?」

 :「アハハ・・・アハハハハハハハ~~~~~~♪」


俺:「そうやって、死ぬ時も笑ってろ!」

 :「お前・・・名前は何て言うんだ?」


女:「なっまっえっかぁ~~~♪」

 :「名前はね・・・あいり・・・」

 :「あ い り(・・・)って言うんだよ~♪」


ほ:「あいり・・・あいりちゃん・・・」

 :「もう、人殺しするのなんてやめよ?」

 :「せめて、私の次は・・・なしにして・・・」

 :「私で最後にして・・・」


  ほたるは半泣きで、そう言った。

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