自殺をする者
前話が電話からの内容なんで、少しネタがかぶりますが違う内容です。
宜しくお願いします^^
?:「もしもしぃ~♪」
電話に出ると、幼い女の子の声がする。
?:「おねぇーちゃん・・・元気にしてるぅ?」
オレに質問しているのだろうか…?
電話口から漏れる声を聞いて、軽く後退りをするほたる。
しかし、ほたるも少女の声をしっかりと受け止めなければいけないと思い、オレは電話をスピーカーにした。
女:「ねぇー聞いてるぅ~?」
部屋に響き渡る幼き声…。
それが、妙に気味悪く感じる。
女:「おにぃーちゃん・・・答えてよ・・・」
:「自殺なんか・・・私に怯えて自殺なんかしてないよね~?」
:「おねぇーちゃんは・・・」
ほ:「してないわよ!」
:「するわけ・・・するわけないでしょ!?」
:「ばっかみたい!!!」
ほたるは少し動揺しながら、そんなことを言った。
女:「よかった・・・元気で♪」
:「はくせいにぃ~ 剥製にしなきゃいけないんだからぁーーー」
:「やっぱり、元気じゃなきじゃないと・・・っね♪」
それから、少女は大声を出して笑う…。
そんな少女に、オレはキレてみせた。
俺:「黙れ!!黙るんだ!!!」
:「目的は何だ、何なんだ!?」
:「他人様に迷惑をかけるし・・・」
:「テメーが自殺しろよ!!!!!」
:「―――いいや、、、」
:「お前は自殺する・・・絶対に・・・」
女:「何言ってるの? 私が死ぬって?」
:「アハハ・・・アハハハハハハハ~~~~~~♪」
俺:「そうやって、死ぬ時も笑ってろ!」
:「お前・・・名前は何て言うんだ?」
女:「なっまっえっかぁ~~~♪」
:「名前はね・・・あいり・・・」
:「あ い りって言うんだよ~♪」
ほ:「あいり・・・あいりちゃん・・・」
:「もう、人殺しするのなんてやめよ?」
:「せめて、私の次は・・・なしにして・・・」
:「私で最後にして・・・」
ほたるは半泣きで、そう言った。