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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part3
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私の名前

私:「別に、いいよ?」

 :「せっかくだし、私の名前もらってよ!!!」


  そうは言ったものだが、私は思う。


  “可愛そうに、、、その子も、、、あなたも、、、”




  だって、私があなたを殺すことは、もう既に決まったこと。


  『それなのに、、、それなのにそんなことを、、、』


  そう思っていたら、なんだか涙が溢れてきた。











瞳:「だい・・・じょうぶ?」


  そうやって、瞳は私に話しかけて、それからしゃがみ込んで私の涙を拭いた。


瞳:「ほら!どうしたかわからないけど、泣かないで!!」


私:「ごめんなさい・・・」

 :「ただ、自分の名前を付けてくれることが嬉しくって・・・」


  それは、私が少なからず思っていたことだったので、嘘ではなかった。


  そんなことを思っていると、瞳は言った。


瞳:「そっか・・・」

 :「嬉しかったのか・・・」


  っと、私にヨシヨシしながら瞳は言い、それに言葉を付け足して言った。


瞳:「この子が産まれたら、お家まで見せに行くよ!」

 :「次に会う時はいつなのかなぁ??」


  そういって、瞳はニコニコという表情を私に見せる。


  そして、それからもう一度、瞳から差し出された手を私は握り、歩き始めた。

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