ショッピングセンター
カバンを持って外に出る私。
その理由は、もちろん人を殺すため。
私の持つカバンの中には、包丁と、充電式電動釘打ち機が入っている。
2つの殺人道具を入れて、大きく膨らんでいる私のカバン。
そして、そんな私が着ているのは、真っ黒に染まったワンピース。
私はそんな格好で、自転車に乗って街に向かった。
今日は金曜日…。
私の腕時計は、雨や血で濡れてしまったせいか、壊れてしまった。
だから、今は何時かわからない。
しかし、朝食を取ったのは9時半。
あれから、2時間程経っているだろうから、今は11時半頃…。
そんな頃、私は街の中でも大き目のショッピングセンターに自転車を止め、かごに入れていたカバンを肩にかけた。
まず、中に入ってしたことは、《可愛い子を探す》ということ。
『あの人は?』 そう、心に尋ねてみる。
『違う・・・全然ダメ・・・』 それだけ言って黙る悪魔。
『じゃあ、あの人は?』 そうやって、別の人のことを聞いても返事がない。
少々可愛いくらいじゃあ、私の中の悪魔は満足なんてしない。
『じゃあ・・・?』 と、少し特殊?な人間にしてみようと、店の中を一周…。
『ダメだ・・・思っている感じの人がいないや・・・』 そう思い、もう一周ぐるりとする。
すると、『いた!!!』っと心が踊り始める。
『ついに・・・見つけたぁ!!!』
そう思い、私は心の中で『あの人は?』と言った。
すると、『いいよ!? 最高じゃん!!』と、悪魔は笑いながら言う。
だから、私は悪魔がOKを出した人に近づいた。
すると、私が近づいていることに気が付いたためか、荷物を載せたカートを止めて、こっちを向く女性。
それに合わせて、私は声をかける。
「あの・・・」 っと―――――。
次回は、ほたるの外伝になります。
ちなみに、それが終わると、再び愛理に戻り、
そのあとはさとる、愛理、また違う外伝、そして愛理、、、
ってな感じです。
宜しくお願いします(^^♪