兄の意思
ついに、4人目が登場!!
では、どうぞ!!
“ぜったい、、、”
“絶対に約束守るからね、、、”
私はその想いを胸に刻んで、手紙を燃やした。
それは、物ごころ付いた頃から、私に届いていた手紙だった。
私のおにぃちゃんは、9年前に死んだ。
『女子高生連続殺人犯“死刑”』という形で…である。
そのおにぃちゃんとした約束は、、、
約束の内容、、、すなわち手紙の内容は、
「愛理、俺の大事な愛理へ・・・
俺はもうすぐ死ぬことになるんだ。
もう1人の俺が、もう1つの人格の俺が女子高生を殺害したという理由で。
俺には、《愛理》と、《警察への復讐》のことしか考えられないんだ。
けれど、俺はもう死んでしまう。
だから、、、
本当は大好きな愛理には頼みたくはないのだけれど、
俺には愛理しかいないから、俺のために人を殺してくれないか?
俺がした通りの殺り方で。
警察は、驚くだろう。
また、この俺の再来だと。
お願いだ。
だっから、約束してくれないか?
おにいちゃんのために殺人を犯すことを・・・
兄より
」