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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第二の視点 part2 ―現在ⅱ―
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大きなTシャツ

  そうして、私は湯船から上がり、シャワーでもう一度体を洗い流した。


  “キュッ”と音をたててシャワーの水を止めると、私はお風呂から出て、さとるが置いておいてくれたタオルを借りて、体に付いた水滴を拭う。


  そうすることで、温かいタオルの生地が心を癒してくれそうだったから。






  そして、体を全て拭き終わった後に、さとるの昔着ていたTシャツを着た。


  これは、さとるが押入れから出してきてくれたもので、2,3年前のものだったけど、それでも私には大きかった。


  今では、頭1つ分以上違うけれど、昔は私の方が早生まれだったからか、大きかったのになぁ…。


  そんなことをTシャツを着ながら考えていた。

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