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思わぬ風
さとるの優しさに負けた私は、顔を赤くして「じゃあ、甘えるね・・・」と言う。
それを聞いて、さとるは笑い、最後のから揚げを手にして言う。
さ:「んなことで照れるなよ!」
:「昔はよく泊まっていただろ?」
『昔と今じゃ、全然違う!』 私はそう思ったので、そのままを口にした。
私:「昔と今じゃ、違うよ!!」
しかし、さとるはそれを思わぬ風で返してきた。
さ:「同じだよ・・・」
:「お前はお前で変わらない・・・」
:「そうやって照れるとことかも・・・」
『/////』
そんなことを言われ、さらに顔を真っ赤にした私は、その15分後ぐらいしてお風呂を借りることにした。