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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第三の視点 part2
35/113

死して得たもの

  我に返り、外に出ようとした俺は、女の子が現場の悲惨さを見て叫んだせいで、玄関のところで中に入ってきた人にぶつかりそうになった。


  しかし、ギリギリのところで(かわ)し、扉を抜けて外に出た。


  すると、服には“べっとり”と血が付いていたため、歩道を歩いていた人が大声で叫んだ。











  ―――――――――――――――――――


  ―――――――――――――――


  ――――――――――











  それから32分後のことである。


  俺は近くの路地で警察に捕まり、その5日後に死刑になった。


  裁判では、罪なき人々を殺したとして判決が言い渡された。


  もう、“生きて償う”なんて余地すら与えられなかった。






  そして、わかったことが2つあった。


  俺が起こした殺人事件の最後の被害者である吉田茂(よしだしげる)は、本当に警察には何も話していなかったらしい…。


  俺は無意味なことをした…。


  『あぁ、、、俺はなんて馬鹿なんだ、、、』


  『あぁ、、、俺はなんて馬鹿な人間なんだ、、、』
















  そうやって、俺は死ぬ瞬間に、初めて自分のしたことを後悔した。

第三章はこれで完結です。

次回は第二章となります。

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