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第21話 最難関の腐った高校
職員室に着くまでが大変だった。
2組ではひそひそ話する女子が何人かいるだけだったけれども、5組では甲高い声で女子たちが吠えていた。
「気持ち悪いよねー、リバのくせに」
「先代、だっけ。前から雰囲気悪いヤツだって思ってたけど、やっぱりねー」
「付き合ってる訳?下衆同士で」
志成は手を膝の上に置き、じっと座っていた。
僕は、一応県内では最難関のこの高校はみんな大人だと思ってたけれども、全く違うことが分かった。それにしても志成はこんな状況の中、これまでの人生をどうやって生きて来たんだろう。




