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貴族様と言われたい  作者: チョウリョウ
第3章  スワイケルド公国編(アレクシス飛翔編、光雷卿空気編)
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3人の苦悩(敵視点)

# ≪スワイケルド公国の姫がサリバに来た後≫


## ≪第二都市ヒヘル≫


光雷卿が目を開ける春霞がかかる丘、ベルガー家の紋章の旗掲げた兵士たちが街の中心部へと続々と集結していた。白鳥を失いながらも堂々と整列しベルガー家の旗が風がなびく。


「各部隊整列完了しました」


「よろしい」


光雷卿が丘の頂から市街を見渡す。眼下には秩序だってヒヘル市街に配置される5千の兵団。鉱山の防衛に1万、農村町や街道の警備などその他に1万5千、すぐに動かせる部隊1万といった布陣だ。


「これが新しい防衛ラインだ」光雷卿が地図を指し示す。「都市部からの侵攻に備えた重点防御。これでわが軍がある農村部を守り、敵の補給を止める」


スワイケルド公国からの食料はアレクシスに反乱分子へ食料の閉鎖を言ってある、パベル王国からは元々ない


「反乱軍の補給線切断」光雷卿が眉をひそめる。「反乱軍がどこまで我慢できるか……」


### 【目標: サリバ反乱軍の壊滅計画書】


#### 1. 遷都による戦略再編

**施策:**

- 首都白鳥を放棄し、農村地域の第二都市ヒヘルへ遷都

- 首都白鳥の周囲の商業地域を反乱軍に明け渡し人口を多くさせ食料消費を多くさせる(イナゴ作戦)


#### 2. 食糧供給源の完全遮断

**施策:**

- スワイケルド公国に軍を派兵し、食料の流入をなくす

- パベル王国からの商人の規制

- 第三国の食糧仲介商人に対する取引停止


#### 3.ヒヘルを中心とした農村部へ防衛ライン設置

**施策:**

- 軍の防衛ラインをヒヘルを中心とした農村部へ再配置

- 反乱軍侵攻に対しては兵力での阻止


#### 4. 内部分裂の促進

- 白鳥では食糧危機により、軍と青鷲同盟の間に深刻な対立誘発させる

- 特に市民と兵士の食糧優遇を巡り暴動を誘発させる


#### 5. 反乱都市の降伏交渉

- 目標:降伏した村には安全を保証し、無血降伏を目指す


#### 6. 最終壊滅作戦計画

- 反乱軍の最大戦力である白鳥方面軍を包囲殲滅




## 敵視点


## ≪数ヶ月後のサリバ首都白鳥≫


### ≪飢餓と反乱≫


反乱軍がいる首都白鳥は商業都市でその周辺を抑えていたが人口が多い。その食料の多くを第2都市のヒヘルがる農村地域に頼っていたが、そこを光雷卿が抑え、防衛ラインを引き、食料の流入が止まった、追い打ちをかけ、光雷卿はスワイケルド公国から来る食料の流れを止めた、人口の多いその周辺を抑えた反乱軍はどうしても食料が枯渇してくる。


夏の太陽が食料不足をさらに煽る、これでも耐えられるかと言うかのように、容赦なく反乱軍の人々の体力を奪っていく


夕闇が街を包むころ、反乱軍が占拠する首都白鳥の市場には異様な光景が広がっていた。


「パンがないんだぞ!子供たちが餓死しそうだ!」


老婆が叫ぶ。露店には埃まみれの野菜屑しか残っていない。


「これが自由と解放なのか!?」


「ベルガー家のほうが食料があったぞ!」


人々の怒号が路地に響くなか、衛兵たちは槍を向け。


「騒ぐな」若い衛兵が言う。




### ≪シビリアンコントロールの崩壊、セシリアの涙≫


反乱政権の宮殿では激しい論争が続いていた。女性政治家セシリアは机を叩いて怒鳴る。


「軍が食料庫を独占していると報告されています!今すぐ解放しなさい!」


「無理だ」バイチェック(幻影将軍)が低い声で答える。「兵士は食べなければ戦えない。市民には我慢してもらう」


「市民が我慢?民主主義は人民のためのもの軍のものではありません!」


「セシリア殿、光雷卿は戦の天才、これで兵士を弱くしては、奴の思うつぼだ」


セシリアの頬を熱いものが伝った。私は何をしているのか?




### ≪光雷卿の冷笑≫


「計画通りだな」光雷卿が報告書を読み上げる。「反乱軍の内部崩壊が始まった。食料封鎖の効果が出ている」


フロルツが苦い顔で地図を示す。「スワイケルド公国からの補給路は完全に断ち切りました。パベル王国の補給はない」



### ≪幻影のジレンマ≫


夜半、幻影達は、自室の鏡のように向かいあいしゃべった。


「光雷卿は戦の天才だ最初からこうなると食料攻めの構想を頭に入れ農村部を抑えたのだ」


「それに気づかす我々は人口の多い首都部という餌を与えられ、その餌を食べ満足してしまった、まんまと奴の罠にはまってしまった、そして我々の信念をも攻撃してくる、『生きることと自由どちらが大事か』と二度と反乱をしないように精神も攻撃する、本当に恐ろしい男だ」


「俺たちは奴の手で踊らされているのか?」


彼らの目に映るのは憔悴したもう一人の自分。革命を夢見た姿ではない。


「暴動を起こした市民たちを殺す、自由のために立ち上がったのに、今は‥‥‥」


机上のメモに走り書きの数字が並ぶ。


"配給量1/3削減"

"食料倉庫:食料強奪事件:7件"

"暴動鎮圧のため死者6名"監視強化"


「市民を苦しめるだけの反乱意味があるのか」幻影の拳が壁を殴った。「なんというジレンマだ」





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