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【諸事情により封印中】雇われ魔法少女の魔法創造 ~異世界で強制でコスプレさせられ魔王になってしまいました。~【祝5000PV】  作者: 近衛 愛


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【雇用№024】愛と新魔法のテスト2

「エミリーさんとフランダさんは、なんで魔法が使えなかったんでしょうか?」


意地悪をしてるわけではないですよ。原因を追求しておかないとまた、同じことが起こるしね。私は打開策とか考えてわ実行するのは好きだよ。でもね。それだと教えられた子は考えることを放棄しちゃって、指示に従うだけの子になってしまうから。


 この3人に限ってはそんなことは絶対にないのだけれども。今後魔法を普及していく上で、同じような問題が起きる可能性が高いからね。


「そうですね。魔法を唱える言葉が長くて複雑なため、覚えきれなかったことですね。」


「私も同じですわ。昨日教わった瞬間は覚えていたのですが、時間が経つにつれて、忘れてしまい魔法を発動するための全文を唱えることが出来ませんでしたね。」


「そうですよね。魔法を発動させる為の呪文が長すぎるのは問題ですね。でも、これはあいにく私が決めて作ったものではないので、呪文は暗記するしかありませんね。」


「いえいえ、愛さんが困る必要はありませんわ。愛さんは私たちのためにこうして、私達の世界に来てくれて、魔法が使えるように魔素を放つ魔霊樹を植えて下さってます。魔法まで作ってもらっているのにそれ以上要望するなんてとんでもないです。」


「私もそう思う。愛様。問題なし。」


「ですから、その問題は私達が責任持って解決致しますわ。」


「うむ、ひとまず。私。全部覚える。大丈夫。」


「そうですわ。愛様。そこまでお気にされなくても大丈夫です。ロゼがありますから、魔法は全て覚えてくれます。後は、私達が紙に残し、無くならないように努めればよいお話しですわ。」


「そこまで分かっておられるなら、問題ありませんね。でも、今日は昨日おさらいをしてから新魔法をすることにしましょう。皆さん、後について復唱して下さいね。」


「「「はいっ」」」



『万物の根源たる愛しき水よ。』

『万物の根源たる愛しき水よ。』


『女神フェリシアの名の元に』

『女神フェリシアの名の元に』


『わが前に少量の飲み水を与えよ。』

『わが前に少量の飲み水を与えよ。』


『ミネラルウォーター』

『ミネラルウォーター』


 私の前にちょっとした水球が、遅れてメイド3人衆にも水球が現れる。


「では、皆さん使えたようなので次の魔法に移りますね。まずは、私がどんな魔法か発動しますので、見てて下さいね。」


「はいっ」


「今日のは、髪を洗った後に髪を乾かすのに使えます。それに暑い時に涼んだり、洗濯物を早く乾かす時に使えますよ。」


「えっ、愛様、それ本当ですか?早く早く教えて下さい。」


フランダさんががっついて、急かしてくる。

 昨日も夜遅くまで洗濯して、乾かしていたんだから仕方ないよね。まーそれを助けるために作った魔法でもあるんだけど。


「まーまーフランダさん。慌てないで下さい。別に魔法は逃げたりしませんから。」


『万物の澱みを清めし風よ。女神フェリシアの名の元にわが前に少量の清風を与えよ。扇風機』


 私は両手を前に出し呪文を唱えた。


「・・・・・」


「「「・・・・・・・」」」


冷たい静かな沈黙がその場を支配する。

 しまったわ。砂漠で風の魔法を使うと成功したか失敗したかが全く分からないわ。かと言って威力の確認出来ていない魔法を人に向けて放つ訳にもいかないし。どうしたものか……。



 と考え混んでいると、ロゼさんがおもむろに、ポケットからハンカチを取り出した。そして、私の目の前に小ぶりな砂山を作り、その上にハンカチを置いた。


「愛様、ここに向けて、風の魔法、放つ」


「なるほど、ロゼさん賢い。空に向けて放つと成功か失敗か分からないなら、風の影響が間に見える形で表れるものにしたらいいんだね。」


「さすがロゼ。」


「ロゼ偉いですわ。」


「えっへん。」


小さく胸をそらすロゼさん。


「では、こちらに向けて風の魔法を、放ちますね。よく見てて下さい。」


『万物の澱みを清めし風よ。女神フェリシアの名の元にわが前に少量の清風を与えよ。扇風機』


「・・・・・」


 すぐには流石に発動しなかった、しばらく待って。砂山に、埋もれているハンカチの端が微妙なだけどピラピラと動いた。周りの砂も少しだけど、私から見て腕を出した方向にちょびっとだけど動いた気がする。


「愛様、成功ですね。少しだけど、風が吹いたようですわ。」


「愛様、それ使ってもいい?」


「ええ、いいですよ。ロゼさん。でも。まだ何が起こるか分からないので砂山に目掛けて魔法を唱えて下さいね。」


「うん」


言葉は短いが、端々から喜んでいる様子が伺える。ロゼさんって本当に魔法が好きなんだね。


 目に見えない効果の魔法って本当に難しいね。こんなことなら、他の土や水、火の魔法の方がよかったかもしれないな。これはみんなが魔法に慣れるまで風の魔法の開発は後回しにした方が良いかもしれないわね。


 ゲームとか小説だと、風で真空の刃を作るのが常套手段になってるから、迂闊に人に向けて実験できないのよね。こう考えると不可視の刃ってとんでもなく危ないものよね。

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